第22期雀王決定戦観戦記 1日目(3回戦)
第22期雀王決定戦観戦記
1日目 1回戦
【担当記者:大浜岳】
堀が少し抜けた状態で迎えた南2局。
親番・浅井の手が止まる。
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ドラがで、234の三色もくっきりと見えるため
か
のどちらかを切るのがマジョリティだろう。
しかし浅井の選択はドラの切り。
浅井=メンゼン高打点のイメージを持たれている方も多いかもしれないが、とりわけ親の場合は中打点+良形を優先する手組が非常に多い。
この局は矢島がピンズのホンイツをやっていることもありピンズの場況が極端に悪い。
また、それに加えこのようなソーズの横伸びの二次変化もある。
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目論見通りを重ねて
–
でリーチ。
ホンイツのテンパイをしていた矢島から一発でアガり、大きな12000。
![](https://npm2001.com/wp-content/uploads/003-3.jpg)
オーラスを迎え堀・浅井・仲林が8000点差以内のトップ争い。
1000/2000でトップとなる浅井にタンヤオテンパイが入る。
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このままリーチをした場合、ツモか堀からの直撃なら無条件でトップ。
脇からの出アガリは裏ドラ条件。
しかし浅井がこれをリーチとするイメージは全く沸かない。
当然のようにを打つ。
ピンズの横伸びとドラである受けを残す一打である。
次巡のツモは唯一打点の下がるだが、
–
の場況は悪くなくリーチと踏み切る。
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このリーチ一発目に無筋を押したのはトップ目の堀。
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8000点を放銃すると3着落ちとなるが、自身が役ありの両面テンパイであれば背負うべきリスクだ。
これを浅井よりアガリ切って堀のトップで終了。
浅井はリーチ棒を出したことにより3着となってしまった。
ポイント上は苦しい浅井だが、自分らしい麻雀を打てているように見える。
ここからの浅井の逆襲に期待したい。
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