第2期関西雀王決定戦観戦記 2日目(10回戦)

第2期関西雀王決定戦観戦記
2日目 10回戦

【担当記者:新田友一】

●10回戦(中本‐角谷‐後藤‐御崎)

東2局、親の角谷がメンホンテンパイを入れると二人の染め手に挟まれながらもドラ2でチャンス手の中本が放銃となる。

東2局1本場も意気揚々とリーチと行くが、中本が回りながらも粘ってドラ単騎の1000-2000をツモアガり、ここから激しい乱打戦となる。

東3局、今日はかなり苦しい中本だがトイツの多い手牌があっという間に四暗刻テンパイ!
そして、あっという間に引きアガる!!

東4局の御崎の親番では役無しカンチャンテンパイからあっさりツモアガり、いい感じで南場を迎えたのだが・・・

南1局は角谷の強烈なフリテンリーチが入る。
暗カンも入っていて高めは3枚切られているがこれをツモれば一気にトップ目に追いつくチャンス。

そのは山に残っていたのだがここは流局。

南2局1本場
後藤のカンの一通リーチが入り、そのときの角谷の手牌がをポンしていてこの形。

一発で放銃も考えられるところだったが、なんとそのを暗刻にして5800を後藤からロン。切り遅れに見えたがまさかこんな結末になるとは。

角谷はさらに3900、2900を後藤から立て続けにアガり、中本に肉薄する。

大きく箱下に沈んでしまった後藤、しかしここから反撃が始まる。

南2局4本場に満貫をツモアガって親番を迎えると、
まずはチンイツドラ1をツモって一気に御崎をまくる。

一人テンパイと1500のアガりの次局は四暗刻のイーシャンテンからのポンテンを取らずに、ドラののシャンポンのツモり三暗刻のテンパイとなる。

は出アガりができないが、ダマテンのまま進行すると・・・

この6000オールで一時は6万点差があったが、なんとトップ目に!

オーラスは角谷が満貫条件を満たして2着へ浮上。

役満を親被りした後藤がトップで、ツモった中本は3着、トータルトップの御崎は大きく箱下に沈んで一気に差が縮まる形で2日目を終えることとなった。

最終日も4者にチャンスのある、とても楽しみなポイント状況である。