第25期新人王戦決勝観戦記(1回戦)

【担当記者:今田孝志】
(梅岡-陰山-小野-速水)
第25期新人王戦決勝に駒を進めた4名は、当然ながらタイトル戦決勝は初体験。
立ち上がりは緊張のために固くなっても不思議ではないが、東1局からいきなり激しくぶつかった。
最初の発声は梅岡泰己。


25期前期入会でプロ歴二ヶ月。年齢も3月に二十歳になったばかりで、正真正銘の若手だ。
小学2年で将棋を覚え、中学で麻雀を始めた。
ミスなく自分ができる最大限の力を発揮したいと語り、最年少新人王の座を狙う。
開局早々の親でまずダブをポンでき、悪くない立ち上がりだろう。

を暗刻にしてファーストテンパイ。欲を言えばドラ
を組み込んで5800としたかったが、これはこれで良しとしよう。
それを受けて陰山孝弘。


24期前期入会。決勝進出メンバーの中では最年長の43歳。
麻雀プロとしての活動のために、一年前に一大決心をして広島から上京してきた。
ピンズの一色手が見える手だが、ダブをポンした梅岡が中張牌を連打しているのを見て、
を切って対応に回る。
中盤の小野誠司。


梅岡と同期の25期前期入会。
居合道3段。大田市場でもやしを売っているとのこと。
相手が誰でも、場所がどこであろうとも、自分の麻雀を信じるのみ、と試合前に語った。
イッツーも見える形だが、ドラのは親の梅岡に切りにくい。打
としてドラにくっつけたタンヤオ・ピンフに舵を切る。
梅岡に対応していた陰山が七対子をテンパイ。

梅岡のアガリ牌–
をがっちり押さえ、ドラ
を重ねた
単騎。手応え十分だろう。
そこに速水竜也がリーチで割って入る。


決勝進出メンバーの中では最もプロ歴の長い23期後期入会。そう話を振られると「イヤですね、先輩ぽいところないので」と笑った。
プロダーツプレイヤーでもあり、応援してくれるみんなが背中を押してくれているから頑張れる、と語った。
速水のリーチを受け、親の梅岡は宣言牌のまたぎのをプッシュ。

ドラ入り七対子をテンパイしている陰山はツモ切りリーチに踏み切った。

その宣言牌のを小野がチー。

タンヤオ・ドラ1・高め三色のテンパイだ。
第25期新人王戦決勝はいきなり全員テンパイから開幕。
それも単にぶつかり合っただけでなく、それぞれに対応力を見せつつ、最後に衝突した格好だ。
このファーストバトルの結末は、

陰山が速水から8000のアガリ。
非常に見応えがあり、今後の戦いが楽しみになる東1局だったが、このあとの形勢は梅岡に傾くことになる。その大きな分かれ道になったのが続く東2局。
梅岡はここからドラ受けのマンズを払って一気にソーズに染める。

陰山にダブ暗刻、ドラ
が2枚のチャンス手が入っており、

小野から・
待ちのリーチが来る中、

梅岡は小野のツモ切ったをポンしてテンパイ。

テンパイになる打牌は。
がリーチの現物なので、
を切る人が多そうだが、梅岡は打
の
単騎を選択。
これは通るが、次に単騎の待ち頃の牌を引くとで放銃になりそうだが、

そのをツモアガリ。
ポンで小野のアガリ牌を食い取ってオナテンのツモアガリとなった。
このあとも梅岡は東3局に2000/4000。

南1局に2600オール。

と加点に成功し、1回戦を快勝。
2着陰山、3着速水、4着小野という結果となった。
ネクストスターに向けて梅岡が先勝。
続く2回戦で梅岡がさらに走るか、陰山・速水・小野がそれを止めるかの戦いとなる。






