第24期雀竜位決定戦観戦記 2日目(10回戦)

【担当記者:坪川義昭】

10回戦終了時に最下位の1名は、ここで敗退となります。
渡邊、澤崎、安藤にはその可能性が十分にあるので、生き延びるための選択が生まれてくるでしょう。
東4局1本場

オタ風のを叩いたのは渡邊。
既に役牌が2組トイツなので、早めに他も鳴かせて欲しいところ。

チートイツのテンパイが入った澤崎は単騎で即リーチを選択。
捨て牌を見ると、非常に良さそうな待ちとなっています。

親の安藤も、黙って見ているわけにはいきません。を仕掛けて、マンズのホンイツに向かいました。

渡邊は更にカンを鳴いてイーシャンテン。
無筋のを叩き付けます。

安藤も同様に、イーシャンテンまで辿り着きました。にくっ付いてしまえば、放銃待ったなしです。

遂に渡邊がテンパイを入れました。
こうなれば、全軍突撃の構えですね。

、
、
と無筋2枚勝負が前提になったタイミングで安藤は撤退を決めました。
あまりの悔しさで、肩が入ってしまい手牌は見えません。

渡邊の待ちが変わりました。
このシャンポン待ち、なんと全山です。

を4枚並べて苦渋の決断をした安藤でしたが、手牌は完全な詰みを迎えます。
何度考えても選択はになるでしょう。

渡邊が加カンを入れていたので、4種類のドラがある中、3,200点で済んだことが不幸中の幸いです。
南2局

トップからラスまで2,100点差という大接戦です。
ここで渡邊がタンヤオ・三暗刻のヤミテンを入れました。

さぁ、待ちに待った四暗刻テンパイ。
今まで溜まっていた鬱憤を晴らす時です。

同巡に大川が追っかけリーチをかけました。
待ち枚数は同等で、どちらが勝つかはわかりません。
流れなんてモノはないのだから。

渡邊がをアンカンすると、ドラ表示牌に
が捲れてしまいました。
なんだか嫌な予感がしてきます。


何故こんなにも麻雀の神様は、渡邊に振り向いてくれないのでしょうか。
少しだけ渡邊から、心の折れる音が聞こえた気がしました。
南4局1本場

オーラスを迎えて、敗退ポジションにいるのはラス親の安藤。
とはいえ、大川を捲れば生き残りなので、ハードルはそこまで高くありません。
絶対落とせない親番ですから、を一鳴きします。

無情にも大川に、タンヤオのポンテンが入りました。
試合時間はもう長くないでしょう。

澤崎もリャンメンテンパイが入り、リーチを打ちます。


どちらを切ってテンパイを取っても、助かる道はありませんでした。
澤崎に一発放銃となり、5,200点でゲームセット。


初戦から鋭い攻めを魅せ続け、高い雀力を発揮していた安藤雀竜位ですが、展開が上手く噛み合わず無念の敗退となりました。
しかし、彼にとっての対局はここで終わりではありません。
また必ず、大舞台に戻ってくることでしょう。





