第17回オータムチャンピオンシップ観戦記(3回戦)

第17回オータムチャンピオンシップ
決勝観戦記 3回戦

【担当記者:大浜岳】

3回戦(岡見-矢島-渋川-宮崎)

東1局は岡見が宮崎からタンヤオチートイツの4800の出アガリ。
続く1本場、渋川と宮崎が激しく仕掛ける。

西家 渋川
   ドラ

北家 宮崎
   ドラ

どちらもまだノーテンではあるが、渋川は仕掛けでイッツーが完成、宮崎はドラと役牌が絡んでいるため他家は押しづらい。
そして終盤渋川にテンパイが入る。

 ツモ   ドラ

は今宮崎が通したため降りることは可能。
しかしトータルポイントを考えると、このクラスの勝負手を降りて勝てるのか?
…長考の末、渋川が選んだのは打でテンパイ取り。

ロンの声はかからず。
ペンでテンパイを入れていた宮崎がを掴むも止めようもなく、渋川が7700は8000のアガリをものにした。

東2局
さらに加点したい渋川だが、6巡目にを切ると親の矢島からロンの声。

 ロン  ドラ

先ほどの7700がそのまま矢島へ横移動する形となった。

南1局
渋川の秀逸な手順が光る。

西家 渋川

 ドラ

面子手も七対子もイーシャンテンだが、ここから出るをポン。
直後にも鳴けてテンパイし、すぐにツモ。
見事1300/2600のアガリに結び付けた。

 ツモ   ドラ

オーラスは岡見が4から2着に浮上する値千金の1000/2000をツモアガり終局。

3回戦を終えて岡見の一人浮きではあるが、トータル4位の渋川でも37.0ポイント差。
トップラスで30ポイント変わるルールのため、まだまだ分からない。
とは言え岡見が次戦トップだとかなり有利な最終戦となるため、A1リーガー3人が包囲網を敷いてくることは想像に難くない。
それを岡見が振り切れるか、A1リーガーが意地を見せるか?
4回戦も注目である。