第21期雀竜位決定戦観戦記 1日目（4回戦）

第21期雀竜位決定戦観戦記
1日目 4回戦

【担当記者：坪川義昭】

大本命の堀が序盤戦苦しんでいる。
２日目終了時には5位の選手は敗退となり、最終日に進出することが出来ない。
このままの負債を持ち越したくはない堀の麻雀が遂に噛み合い始めた。

序盤からチートイツに固定した手組みがハマり、山に2枚生きている自信の勝負手リーチを敢行。

そこに待ったをかけたのは江崎。
場況にマッチした–で追っかけリーチ。
枚数的には若干江崎が有利だったものの堀がツモアガリ3000/6000。

ここからは堀慎吾の1人舞台となる。
次局も江崎との捲り合いに勝って12000を直撃。

勝負を決めたのがこの局。
親の第一打のをポンした安藤、少しだけ役満の気配を感じる。

上家がマンズのホンイツに走ったことを確信した堀は、ここからをチーしてかなり強引にソーズを集めていく。

更になかなか声を出すのが難しいこのをポン。

一段目では役満の可能性も感じた安藤の手は5200にまとまりテンパイ。

直後に堀もチンイツのテンパイ。

更に江崎からリーチが入ったものの、軍配は堀にあがった。

このリードを得た堀を崩せる者はいなく、吉田がなんとか2着にしがみつくのが精一杯。

正に『4回戦　完全なる堀慎吾の半荘』であった。