第22期女流雀王決定戦観戦記3日目/最終日(11回戦)

第22期女流雀王決定戦観戦記
3日目/最終日 11回戦

【担当記者:武中進】

女流雀王決定戦最終日、
2日目にてりんのが敗退となり、残った4名のポイントは以下の通り。
このポイント差で協会ルール5半荘なら誰が優勝してもおかしくない状況と言えるだろう。
逢川 +99.4
奥村 +35.9
水崎 ▲50.3
澄川 ▲77.4

最終日11回戦、座順は水崎、奥村、逢川、澄川。
まず東1局に先制したのはトータルトップの逢川だった


好配牌とよどみのないツモで5巡目リーチからの1300/2600のツモアガリ。
トータルトップの先制打、しかもそれがこの数年女流雀王戦をリードし続けてきた逢川のアガリともなれば、数字以上にまわりに大きなプレッシャーを与えた一撃だったかもしれない。

無論他3人もだまってはいない。
奥村、逢川の2人テンパイを挟んで東2局1本場、まず水崎がしかける。

チートイのイーシャンテンから打点アップを目指して積極的に役牌をポン、さらにマンズの横伸びは見ずに麻雀牌:五萬を切ってトイトイ一本の進行で攻める。

しかしテンパイ一番乗りは親番の奥村。

そして続いたのが澄川。
配牌はパッとしなかったが丁寧な進行でピンフ・イーペーコー・ドラ2の大物手にまとめあげ追っかけリーチ。

そしてこの澄川のリーチ宣言牌の麻雀牌:中を水崎がポンして3者の殴り合いに。

結果は奥村が澄川に8000は8300の放銃。

しかし奥村もだまってはいない。
次局に水崎とのリーチ合戦を制してリーチ・一発・タンヤオの5200をダマテンが入っていた逢川からアガってリカバリー。

東場はいくつかのアガリが出るものの、終わってみれば以下のようなフラットな状態で南入。
水崎 18600
奥村 19800
逢川 31700
澄川 29900

しかしこの半荘の決定打がその南1局に唐突に訪れた。
澄川が3巡目リーチの一発ツモ・ドラ2・裏1で3000/6000。

思えば2日目の6回戦終了時点では▲200オーバーでダントツの最下位だったところから後半の連勝でギリギリ今日への大きな切符を手にしていた澄川、その勢いがこの半荘でも残っていたとでも言わんばかりのこのアガリ。
この後は各自大きなアガリが出る事はなく、澄川-逢川-奥村-水崎の順でこの半荘は終了。

澄川は2日目からの3連勝でついに優勝を射程範囲にとらえた。

まだ逢川が若干他3人を離してはいるが澄川までの差は126.0p、これは協会ルールなら1半荘で十分に逆転できる差であり形勢は混沌としてきている。

勢いにのる澄川がこのままプラス圏内に突入するか?
一方で現女流雀王の水崎はとにかく苦しい内容だったこの半荘、東場でも南場でもチャンス手ははいるがいずれもアガリまで届かずのラス、逢川にこれ以上離されないためにも次の12回戦は死に物狂いで挽回を目指すところだろう。

泣いても笑っても残り4戦、今期の女流雀王の栄冠は誰の手に。