第22期女流雀王決定戦観戦記1日目(4回戦)
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第22期女流雀王決定戦観戦記
1日目 4回戦
【担当記者:坪川義昭】
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開局早々りんの、水崎の2件リーチ。
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ここにカチ込んでいくのが今回の主役である『アニキ』こと奥村知美だ。
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こうテンパイが入れば捲り合い上等である。
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一発で水崎が掴んで8000点のアガリとなった。
奥村アニキとは15年以上前に知り合ったのだが、その時から解説の須田良規含め周りが『アニキ』と呼んでいたので既に『アニキ』以外の呼び方がなかった。
何故『アニキ』と呼ばれるようになったのか、そのルーツは謎のままである。
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東4局
水崎がドラ雀頭の先制リーチ。
待ちはお世辞にも良くないが、時間をかけてゆっくりとツモりにいきたい。
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親番の奥村アニキもこの手牌では勝負にならない。
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安全牌を切っているだけだったのだが、ドラが重なると進路変更。
筋の牌くらいは簡単に切り飛ばす。
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お互い山には薄いリーチとなったが、出アガリしやすさは段違い。
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安パイに窮した澄川が一発放銃の12000点となった。
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奥村アニキの特徴がここにある。
元々ストリートファイトで腕を磨いてきた彼女は叩ける時は徹底して叩く。
この待ちの良さならばリーチをしようが、ヤミテンにしようがアガリはあるだろう。
ならば、稼げる点棒は稼がないと損。
当然のように牌を横に曲げて殴りかかる。
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親番りんのが追っかけリーチと来たが待ちはこれ以上ない程の待ちなので負ける気はしていない。
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ハイテイ牌を確認した時、アニキは少し笑いながらを放った。
激痛の7700点放銃。
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この打撃戦を横目で見ながら隙を窺っていたのが現女流雀王の水崎だ。
最高のドラを重ねてのリーチとなる。河も変則的に見えないので出アガリもかなり期待できる。
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そこに待ったをかけるのは、やはりアニキだ。
を切れば役ありテンパイとなるが、危険度が違うならば捲り合いに持っていく。
男らしい決着の付け方だ。
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この勝負は現女流雀王の勝利。
枚数こそ不利ではあったが自力でアガリ牌を引き当てた。
このハネマンが決定打となりアニキは2着でフィニッシュ。
今回は着順が落ちてしまったが、優勝する為に徹底して点棒を叩き上げようとする戦い方は女流雀王戴冠の経験あってのもの。
今年の決定戦は奥村アニキのスコーピオンデスロックに要注意だ。
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