第11回関西女流スプリント決勝観戦記(5回戦)

第11回関西女流スプリント決勝観戦記
最終戦

【担当記者:松浦裕充】

5回戦(音無-夏月-鳥井-小松)
関西女流スプリントは2位~4位の賞金に差が無い。よって優勝以外は同じということだ。鳥井の条件はトップラス125,900点差の条件。音無はトップラス243,300点差、夏月はトップラス243,700点差。
2位の鳥井ですら現実的な条件ではない。それほど小松が強かった。最終戦は音無が国士無双をツモアガるが、この点差が縮まることはなく終了し、小松が3回目の優勝となった。
一番悔しかったのは鳥井だろう。4回戦でかなり有利な状況を作ることができた。ドラ表示牌のカンを一発でツモった時は鳥井が優勝かと思わせる場面もあったが後一押しが足りなかった。
音無、夏月もこの大会で優勝したことがある二人だ。ただ今日は展開的に厳しいことが多かった。
この3人に圧勝した小松。本当におめでとうございます。これからも4回、5回と獲りそうな強さだった。この小松を止める者は現れるのか。来年の女流スプリントに注目だ。

最終戦スコア
音無+62.9 小松+17.0 鳥井▲29.7 夏月▲50.2
最終戦終了時スコア
小松+222.9 鳥井▲22.6 音無▲47.4 夏月▲160.9