第22回日本オープン観戦記(1回戦)

【担当記者・坪川義昭】

準決勝4位通過
板倉浩一(日本プロ麻雀協会:雀王戦A2リーグ)
準決勝最終戦で、一番難しい条件をクリアして決勝に残ったのが板倉だ。
プロ歴は20年目となっており、タイトル戦決勝は第13期雀竜位決定戦以来11年振りである。
確かな実力を提げて、初タイトルを奪取すべく決勝の舞台に舞い降りた。

準決勝3位通過
奥村知美(日本プロ麻雀協会:現女流雀王)
22年振りに女流雀王へ返り咲いた奥村が登場。
過去には第12期女流名人位も獲得しており、決勝戦という舞台の経験は、対局者の中で群を抜いている。
今期の勢いそのままに二冠目を狙う。

準決勝2位通過
岩崎啓悟(日本プロ麻雀協会:現日本オープン優勝)
昨年のチャンピオンが、今年も決勝戦に進出した。
日本オープンでは、前年度優勝者が決勝シードではないため、チャンピオンといえど連続で決勝に残ることは至難の業である。
雀王戦も圧倒的な強さでA2リーグへ勝ち進み、今一番脂の乗っている協会のスター選手だ。

準決勝1位通過
石川遼(日本プロ麻雀連盟:鳳凰位戦C1リーグ)
第4代目天鳳位の『すずめクレイジー』と呼んだ方が伝わりやすいだろう。
日本プロ麻雀連盟で、最初に天鳳位としてプロデビューしたのが石川だ。
タイトルは既に第34期新人王を獲得しており、実力はお墨付きである。
二度目のタイトル奪取を渇望し、準決勝は5回戦で早々と決勝進出を決めた。

実力者が揃った第22回日本オープン決勝がスタートする。
非常に内容の濃い対局となることは既に確定しており、一視聴者としても楽しみな対局だ。
東2局

親の板倉がをポン。
マンズの伸び次第では、ホンイツ移行も見える仕掛けだ。

ドラのを引いてテンパイが入る。
こうなれば、子方からリーチを打たれる前にアガっておきたい。

絶好のカンを引き入れた奥村が、ドラを叩き切ってリーチをかける。

高目とはならなかったものの、を一発で引き当て1,300-2,600。
嬉しいツモアガリとなった。
東4局1本場

北家の岩崎がを連続で叩き、ホンイツへ向かう。

すぐにシャンポン待ちのテンパイを入れた。
ピンズが余っていないこともあり、まだ出アガリが見込める状態だ。

を引いたところで、見た目枚数が多いカンチャンへと待ちを変える。

ピンズを抑え、手を組み直していた石川が現物待ちのヤミテンを入れた。

石川同様にピンズで回っていた板倉にも、満貫のヤミテンが入り、筋のを勝負。


食い伸ばしの仕掛けを入れた岩崎が、を切るとロンの声が重なる。
頭ハネで石川の躱し手が決まった。
互いに勝負手だった板倉、岩崎としては点数以上にダメージの大きいアガリだ。
南3局1本場

トップ目の奥村を追う板倉が、を切ってリーチと出た。

急所のを
でチーしたのは、親の岩崎。
ドラアンコの手であれば、無筋はいくらでも勝負できる。

奥村にもテンパイが入り、ヤミテンで現物を狙いにいった。

待望のテンパイを果たした岩崎も、全軍突撃の構えをみせる。

値千金の4,000オールを引き当てた岩崎が、一撃でトップ目まで躍り出た。
南4局3本場

オーラスも自身のアガリでトップを決めた岩崎が、現チャンピオンの威厳見せつける格好で一回戦は終了。

昨年は序盤で圧倒的リードを築き上げ、逃げ切った岩崎だが、今年はどのような立ち回りをするのかに注目である。





