第21期雀王決定戦観戦記 2日目

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第21期雀王決定戦観戦記
2日目 7回戦

【担当記者:坪川義昭】

7回戦(仲林-松本-浅井-渋川)

決定戦初日は4着、4着スタートで、その後トップは取ったもののフラストレーションが貯まる展開が多かった現雀王の渋川が2日目初戦でトップをもぎ取った。
4日間の雀王決定戦で上手くいく日、上手くいかない日というのは誰しも必ず存在し、渋川にとっては後者が初日に訪れたというだけ。
しかし、この日が渋川にとって上手くいく日なのでは!?と予感させるような半荘がこの回である。

東3局
34,500点のトップ目とはいえ、まだ東3局でリードもさほどでもない。
がフリテンなのでリャンメンには受けずに自風ののシャンポンリーチ。
しかし、場を見渡すと2種類とも1枚ずつ切られておりダマテンよりはまだマシだろうか…というあまり気が進むリーチではない。

下家の浅井の手牌がこうである。
浅井は絶好調と今年1年呼ばれることが多かったかもしれない。
リーグ戦も追随を許さず首位で決定戦の椅子を早々に決め、決定戦初日も全連対でトータルトップ。

今回の3人に比べると知名度が低いこともあり、実力以上の結果が出ているのでは?と思っている方もいるかもしれない。

当然この好調はツキが味方してくれないと起こらないわけだが、それをキャッチできる能力が高いからこその結果である。
過去にリーグ戦を共に戦っていた筆者としては、もっと評価されるべき選手の一人だ。

浅井のストロングポイントはこういう勝負手で、余計なことを考えずに真っ直ぐ撃ち抜くことが出来るところ。そして、真っ直ぐ撃ち抜く価値のある手を妥協せずに作る構想力だと思う。
今年1年かなりの確率でこれがハマっていたし、何度もここから追撃する姿を見てきた。

この局面、渋川はオリない浅井にやられそう!というか、かなりやられそう!と思った。

数巡後やはり追いかけリーチを打った浅井の宣言牌はだった。

渋川『リーチと言われた時は終わった…と思ったよ…本当に良かった。ホッ…』

浅井『これが通ってたらだいたい勝ってたのに…』

この勝負以降浅井のリーチや勝負手はことごとく空振り、どれか1つでもヒットしていれば…そんな気持ちになる。

南4局
供託、本場が溜まっているので2着目の松本もアガればトップという状況で親の渋川に役なしテンパイが入る。

ノーテンで伏せることができればトップでゲームを終了できる渋川に選択の時が訪れた。
リーチを打つ選択も当然あり、供託を回収出来れば次局松本の条件は厳しくなるが、流局時にノーテン宣言が出来なくなる。
待ちの良さと巡目との相談で渋川が選んだ選択は…

リーチだった。

結果松本から直撃に成功して逃げ切り成功。
渋川にとって上手くいく日がやってきた。
視聴者も本人もそう感じたのではないだろうか?

しかし、その1時間後渋川からのLINEが届いた。

『流れが止まった。』

To Be Continued…


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