第21期雀王決定戦観戦記 1日目

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第21期雀王決定戦観戦記
1日目 1回戦

【担当記者:千貫陽祐】

「雀王決定戦」、それはプロ協会に所属する者の一番の目標であり夢。
その決定戦に駒を進めたのは以下の4名。

■渋川難波
・現雀王
・Mリーグ「KADOKAWAサクラナイツ」所属
・YouTubeチャンネル「渋川式 麻雀通信

■浅井堂岐
・今期のA1リーグ1位通過。
・YouTubeチャンネル「浅井たかきの麻雀進化ロン!

■仲林圭
・Мリーグ「U-NEXT Pirates」所属
・YouTubeチャンネル「じゃがちゃんねる【仲林圭】

■松本吉弘
・Мリーグ「渋谷ABEMAS」所属
・YouTubeチャンネル「松本吉弘-まつもとぐみ

雀力はもちろん知名度も申し分ない4名の闘いが幕を開ける。
各番組でも雀王決定戦の回顧が放送されるかもしれない。それも楽しみである。

1回戦(仲林-渋川-松本-浅井)

東1局、先手を取ったのは現雀王の渋川。
 ドラ

それに呼応したのは親の仲林。

この捲り合いを制し、安めだが裏ドラが
リーチ・ピンフ・裏の5800点のアガリ。

東2局、さきほど出番の無かった浅井と松本がぶつかる。
まずは浅井がリーチ。
 ドラ

確定三色テンパイのため、ドラのを切ってリーチ。
そのドラを松本がポン!
   ドラ

勝者は松本。南・ドラ3の2000・4000のアガリ。

東3局は仲林が満貫のツモアガリ。
東4局はトップ目となった仲林が積極的に仕掛ける。
  ドラ

仲林の上家である浅井、3着目の親番とあっては簡単には引けない。
マンズを被せていきついにリーチ。

アガったのは浅井。山に3枚生きの待ちをしっかりツモり、リーチ・ツモ・タンヤオ・ドラの4000オール。

東4局、実況解説席がざわつく。

ここまで良い結果が出ていない渋川に一撃必殺の大物手のテンパイが入る。
いきなり役満が…

不発!仲林が鋭い読みの七対子で危険を未然に防ぐ。
渋川は悶々とした展開が続く…

南1局、松本の手が止まる。

テンパイチャンスを広くするためには切りであろうか。
松本のチョイスは打。三色とドラを使用することによる打点を意識した一打。
この手牌を理想通りに仕上げてリーチといくが、続けざまに親の仲林・渋川と3件リーチへ発展!
手に汗握る展開を制したのは…

松本!トップ目の仲林を捕らえる大きなアガリ。

南3局、仲林が先行リーチを放つが、それに対し無筋の・初牌のドラのと叩き切る者がいる。
現状トップ目の親である松本だ。
リーチをした仲林には恐怖の時間である…その仲林の捨てたにロンの声がかかる。

初戦から各者がぶつかり合う激戦となった。最後に笑うものは誰か。今後の戦いに注目である。


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