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≪大会レポート≫

昨年、楽天イーグルスの日本一に、東北が大いに湧いた。
その楽天の本拠地であるここ杜の都仙台に、今年もあの季節がやってきた・・・

1月12日、仙台の「まあじゃん学校」にて第5回東北チャンピオンシップが開催されました!
東北一の座は果たして誰の手に渡るのか?その戦いの模様をレポートします。

では今回のシステムの説明を。
まず半荘4回戦を行い、上位8名が残ります。
その8名が二つの卓に分かれ、ポイント持ち越しで半荘1回を打ちトータルトップになった人が優勝となります。

さて今年も東北在住のプロが5人参加。
さらに、今回は協会代表の五十嵐プロと現女流雀王の大崎プロも参戦。
めったに打てる機会の無いトッププロの登場に参加者もマックスハイテンション!
今回は特に大崎プロが参加ということからか、若い参加者が多めな気がします。

挨拶では五十嵐プロが、軽めの挨拶と協会の戦術書の宣伝。
さらに御自身の戦術書もちゃっかり宣伝!さすがっス!

予選では、大崎プロが2着ながらも箱下になる等、多少の事故も起こりましたが、無事決勝に残る8人が決まりました!

1位から順に、
佐藤あつさん、郷内武広プロ、高橋宏太さん、及川和希プロ
大場哲さん、東海林公紀プロ、菅原隆さん、桜井一幸さんの8名で決勝が争われます。
ちなみに不運な次点は大崎初音プロ、1000点差で涙を飲みました。

決勝はトータルポイントの順位が1・3・5・7位がA卓に2・4・6・8位がB卓に分かれて行われます。

それでは決勝の様子を順次レポート!

B卓ポイントは
郷内武広+145.0
及川和希+120.1
東海林公紀+108.3
桜井さん+100.1

別卓のトータルトップの佐藤さんが+210と大きく離れているので、各自トップが必須条件。
さらに、郷内以外の3者はデカいトップが必要となりそう。

大きなトップが必要ということからか、東場は開始から前のめりのリーチ合戦に発展。
プロ三人の潰し合いに一人静観の桜井さん、八翔位戦の決勝にも出場される等、実は雀力的には格上とも言える雀豪だが、
荒くれ三人衆に囲まれだいぶやりにくそう。

そんな壮絶な叩き合いから抜け出したのは、郷内プロ。
ドヤッとばかりに大物手をアガる。
 ツモ チー ポン ポン ドラ

「4100オール、ドヤッ!」

 ロン ドラ

「8000、ドヤッ!」

2ドヤッ!獲得で50000点近くまで点数を増やす。

南場に入り、陸奥のマシンガンこと、及川がリーチをどんどん繰り出すが、
いまいちパンチが足りなく、郷内の点棒は減ることなく場が進む。

オーラス、実は郷内へのリベンジのチャンス(郷内が最強位を獲った時の仙台の決勝で対戦し敗れている)に燃える親の東海林が、
残り600点から親マンをツモる等して追い上げるも、最後は郷内があっさりアガリ、決着。

B卓トップは郷内。
「ドヤッ!」

ポイントを十分優勝射程内に持ってきた郷内。
B卓がだいぶ早く終了したため、A卓の行方を見守る。

A卓ポイントは、
佐藤さん+210.5
高橋さん+136.5
大場さん+116.4
菅原さん+103.1

佐藤さんが大きく抜けており、佐藤さんを3着、若しくは4着に沈めつつのトップ、出来ればデカトップが欲しい。

序盤は、皆慎重にゲームに入ったためか、細かい点棒のやり取りで場は進む。
どうやらこちらに荒くれはいない模様。

東3局、高橋さんが早い1000点の仕掛けを入れるも中々手が進まず、オリ気味になっているところに、大場さんのダマ満貫にドスン。
 ロン ドラ
慎重に手を進めていただけに、思わぬ失点に表情も苦々しい。

南場に入り、状況は高橋さん一人へこみで3人が横並びといったところ。

南1局、佐藤さんはアガれそうな時は積極的にアガリにいき、オリるところではしっかりオリていて、非常に安定している。
8巡目に大場さんからリーチ。
 ドラ
佐藤さんを3着以下に沈めることもミッションの一つなので、できればツモって親の佐藤さんに親っかぶりをさせたい。

これを受け、すぐに追いついた佐藤さんがぐいっと押す。
押す!押して、押して、脇から出た現物を打ち取る。
 ロン

う〜んエクセレント!!
これには大場さんもぐったり、佐藤さんは勝負どころも非常に心得ている。

一人置いていかれていた高橋さん。しかし、最後の親番で突然覚醒。
そのままスーパー高橋タイムに突入!

南2局3本場、好配牌をゲットしそのまま丁寧に手を作りリーチ、あっさりツモ。
 ツモ ドラ
2000は2300オール

南2局4本場、またも好配牌を得るも、今度は中々まとまらない。
終盤やっとテンパイし、リーチをかけるとほどなくツモ。
 ツモ ドラ 裏ドラ
裏ドラも乗って、4000は4400オール

南2局5本場、まさにノリにノッテいる高橋さん。ノリノリリーチ。
 ドラ
ツモれば親っパネの、まさに決め手。ここで決まるのか!?

しかし、これは流局・・・。

そしてスーパー高橋タイムも終了・・・。

とにもかくにも高橋さんが一気にトップに躍り出る。
しかも、佐藤さんが3着に落ちたため、僅かではあるが、トータルでもトップに立った。

も、束の間、ラス前に佐藤さんが5巡目リーチをあっさりアガりきり、再びトータルトップに立つ。

迎えたオーラス。
ここまでの点棒状況はこう。
佐藤さん24800
高橋さん36000
菅原さん28500
大場さん10700

順位点も含めてトータルに直すとこう
佐藤さん+195.3
高橋さん+192.5
菅原さん+111.6
大場さん+67.1

これを加味したオーラスの各自の優勝条件を示すと
佐藤さんは、アガリきるだけ。
高橋さんは、2.9ポイント差を詰めるアガりが必要。
菅原さんは、16000点を佐藤さんから直撃・若しくはダブル役満ツモ。
大場さんは、ラス親なのでアガリ続けるだけだ。

オーラス0本場は、大場さんが苦しみながらも、海底間際に1300オール。

オーラス1本場、佐藤さんが2巡目にしてこんな形のピンフシャンテン。
 ドラ

こりゃ決まるかな、と思っていたら2巡後、なんと高橋さんからリーチの声!

出アガりは裏ドラ条件だが直撃、ツモなら文句なし。

こりゃピンチだ佐藤さん、と思っていたら2巡後、今度は菅原さんが追っかけリーチ!

出アガりハネマン、ツモれば倍満が見込める大物リーチだ。
尚、リーチ棒が出たのでここで高橋さんは菅原さんから出たときに裏ドラが乗ってしまうと佐藤さんの順位が上がるため届かなくなる。

オーラスに相応しいリーチ合戦に、場が緊張感に包まれる。
一牌一牌に重みを感じるのであろうか、ツモる手が小刻みに震えている。
6巡、7巡とツモ切りが続き、そしてここで更なる展開が・・・

「リーチ!」
ここにきてトータルトップの佐藤さんが参戦!

確か、あのピンフイーシャンテンの後、リーチを受けと手出しをしていたので、
完全にオリに廻されていると思っていただけに虚を突かれ、正直驚いた。

佐藤さんが一発目のツモのを、品良く静かに手元に置き、手を開いた時、又驚いた。
 ツモ
二人のアガり牌である--を全て使い切った完璧なアガりだ。

観戦していた人に伺ったところ、一度テンパイをとれる局面があったらしいのだが、テンパイをとらずと落としていったのだという。
アガられてしまえば終わりの局面で、目先のテンパイを放棄して粘り、当り牌を抑え、終盤に勝負をかけたというわけだ。

「魅せる」とは、まさにこの様を言うのだろう。
そのすばらしい麻雀に、観戦していた誰もが魅せられ、感動した。
私も同じく感動し、そしていちプロとしてとても勉強にもなった。

第5回東北チャンピオンシップ優勝は佐藤あつさんでした。
おめでとうございます!

佐藤さんは、ここ「まあじゃん学校」における、みんなのお母さん的な存在でもあります。
そんなお母さんの優勝に誰もがあたたかい拍手を惜しみませんでした。

今年も大いに盛り上がった東北チャンピオンシップ。
来年は更なる参加をお待ち申し上げます!

(文・豊原 有太)

 

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