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順位
名前
TOTAL
1回戦
2回戦
3回戦
4回戦
5回戦
1
鈴木 たろう
318.5
64.5
61.2
66.0
62.1
64.7
2
木原 浩一
-97.1
1.2
-20.9
-28.8
-64.1
15.5
3
鈴木 達也
-97.2
-43.2
2.0
-49.7
15.8
-22.1
4
金 太賢
-125.2
-22.5
-42.3
12.5
-13.8
-59.1

【1日目観戦記】  | 2日目観戦記 | 3日目観戦記 | 最終日観戦記 | 

肌寒さも感じられるようになってきた10月20日、今年も雀王決定戦が行われる。
当協会も発足からちょうど10年が経ち、新たな一歩を踏み出す時という気がする。
昨年は最終日4日目の5半荘をニコニコ生放送で配信するという、初めての試みを行ったのだが、
概ね皆様にも好評をいただき今年も最終日は再び生放送されることとなった。
そんな昨年は鈴木達也が最終日に大逆転で通算4期目の雀王を奪取。
協会最強という名を欲しいままにしている達也が、今年は協会史上初の連覇に挑む。

達也に挑むは、木原 浩一、鈴木 たろう、金 太賢の3人。
達也、たろう、金の3人は今年で3年連続の顔合わせとなる。
この3年は須田 良規、五十嵐 毅、木原 浩一とあと1人が変わりながら毎年12分の3(今年から13分の3)の難関を突破しているのだから
凄いというのか流石という他はない。
木原も毎年Aリーグでは中位に位置していたが第10期雀竜位決定戦で初のタイトル戦の決勝を経験。
その後の日本オープンでもベスト16に残り惜しくも敗退となってしまったが、今年は序盤からAリーグで首位を快走。
今年の木原は一味違うぞと誰もが思っているのではないだろうか。
まさに日本プロ麻雀協会最強決定戦という名に相応しい雀王決定戦が幕を開ける。

 

★1回戦★(達也→金→たろう→木原)

開局早々に仕掛けたのは金。
1巡目に西家たろうの切った
 ドラ
から仕掛ける。
今年で3年連続の決定戦。初めて決定戦に残った9期には見られなかったこの仕掛け。
主導権は渡さないという金の決意表明みたいなものを感じた。
しかしファーストアタックに成功したのはたろう。
12巡目に
 ドラ
のリーチを打つと2巡後にツモであっさり1000・2000。
裏は乗らずともまずは上々の滑り出しといったところだろう。

東3局ドラ

前局に2フーロして簡単なホンイツの1000・2000を和了した木原。
配牌はドラ対子ではあるもののバラバラだったが、これを丁寧に七対子に仕上げてリーチ。
河も七対子には全く見えず、宣言牌も
そのリーチに一発で入り目のを強打したのは達也。
当たり牌のも持っていたが結局には手をかけなかった。
達也のファインプレイと残り1枚のは王牌に沈み木原の一人テンパイで流局。

鈴木 たろう
第5期入会 11期Aリーグ2位
獲得タイトル 第15回最強位、第9期雀王、第10回BIG1CUP優勝他多数
ゼウスの選択とかタイトルモンスターとかいろいろな呼ばれ方をしているが、
対人戦略に優れている上、自分の一打に絶対の自信を持つ、
当協会で誰もが真っ先に名前をあげる最強選手の一人であろう。
そして、最強戦での四暗刻、9期の決定戦での小四喜等、印象に残る強さという点では達也と並んで双璧を成す。
だが、たろうの強さは相手の進行スピードや打点を読んでのぎりぎりまで踏み込んでの捌きや、
粘っての和了もできる部分にあるんじゃないだろうかと私は思っている。

ここからたろうがゼウスっぽくない強さの部分を全開にして和了を拾いまくる。
南1局2本場(西家)
 ロン ポン チー ドラ
南3局0本場(東家)
 ロン チー ドラ
南3局1本場(東家)
 ツモ ドラ
南3局2本場(東家)
 ロン ドラ
南3局3本場(東家)
 ロン ポン ドラ

最高打点は3900しかないが、あっという間の45000点オーバー。
しかもこの和了の全てが達也の仕掛け、木原のリーチをかわしてのもの。
ゼウスの慧眼おそるべしといったところであろうか。


たろうの長い親を達也がやっと落として迎えたオーラス。
点棒状況は親から木原24200、達也15800、金16500、たろう43500 ドラ
ここでの木原の選択が面白い。
まずはたろうが7巡目にをポン。それを受けて達也がでチー。
木原9巡目にこのイーシャンテンになるが

ツモがかみ合わずいっこうにテンパイしない中残り3巡上家のたろうがを切るもスルー、次巡のもスルーしてノーテン流局を選択。
トップのたろうとの点差は1回の和了ではほぼ捲くる事ができず、
さらに金には満貫マンガン出和了、達也にも満貫ツモでまくられてしまうこの点棒状況。
2着で終える選択もやむなしといったところか。
初めての決定戦ながら冷静な木原の判断により1回戦は鈴木たろうのトップで終了。

たろう+64.5 木原+1.2 金▲22.5 達也▲43.2

 

★2回戦★(達也→木原→たろう→金)


東1局にたろうとのリーチ合戦を制した達也だが、
流局を挟んで迎えた東2局1本場たろうの技有りの仕掛けに捕まってしまう。
たろうが4巡目にこの牌姿から仕掛ける。
 チー ドラ
そしてテンパイとらずのをポンしてホンイツに向かった親の木原からも鳴けて打
普通に読めば点棒も加味して序盤の手出しと仕掛けて落としチーのチー出しが
とか 
このあたりだろうか。
三色ができていて待ちはの跨ぎか、が暗刻からの場合は別色。ドラ跨ぎはが通っているのでのみといったところか。
そしてすぐに持ってきたで放銃になるのだが、これは全員がツモ切るであろう牌。達也にとっては不運な放銃。
ゼウス技有りで東1局の失点を取り返すことに成功。
東3局0本場
いまだ和了のない金、第1ツモでを重ねて、
 ドラ
ソーズに寄せていく。
すぐに3フーロできて、
 ポン チー ポン
3つめを鳴かせたのはドラ対子の達也。
仕掛け返して全部押す。
 ポン ドラ
軍配は金。
達也の和了牌でもあるをツモってうれしい今決定戦初和了となった。
しかしせっかく持ってきた親番は木原にダブリーされ簡単に満貫の親被り。涙目である。
南1局0本場、再び達也がたろうに捕まってしまう。


というなんの変哲もないたろうの河。(ポンは入っているが)
親でホンイツテンパイからをツモ切るとなんと、
 ロン ポン ドラ
の8000に放銃。

鈴木 達也
第1期入会 現雀王
獲得タイトル 第2・6・8・10期雀王 第5期王座戦新人王他
ファンタジスタと称され、独特の和了を数多く魅せつける達也。
協会唯一の複数回の雀王獲得者であり、協会NO.1との評価が内外ともに圧倒的に多い。
手役志向だが、相手のスピードとの間合いを計るのもうまく、捌くときも大胆に捌く。
決定戦で毎年役満を和了するなど印象に残る強さという点でもずば抜けている。

その達也が独特の和了を見せる。

前局の放銃でラス目に落ちてしまった達也だが望外の配牌を手にする。
 ドラ
第1打からを鳴いて打
 ポン
そしてを引いて打
ここにトップ目の木原がをツモ切りして8000なのだが、はピンズに寄せているたろうはともかく、
既に中張牌を余らせている木原、たろうの仕掛けに字牌をかぶせている金には安全牌でもなんでもないのだ。
まだ断定はできないが、第1打の達也のはホンイツとトイトイの天秤からホンイツに走った対子落としに見える。
木原があっさり放銃してしまったのもしょうがないだろう。
ファンタジスタの会心の一撃が決まり、一気に差が詰まり会場に緊張が走る。


真っ先にテンパイしたのはたろう。ドラドラ七対子の単騎の9600。
得意のツモ切りリーチ炸裂かと思いきや、同巡変則の河の木原からリーチが入る。
しかしダマプッシュを続け終盤テンパイした達也と3人テンパイ。
傍若無人なゼウスも自信のない待ちだとダマにするようだ。このあたりの繊細さと大胆さが同居しているのがたろうの強さだろう。
次局に早い3面張のリーチを木原から和了したたろうが粘る3者を振り切り連勝を決める。

たろう+61.2 達也+2.0 木原▲20.9 金▲42.3

(2回戦終了時トータル)
たろう+125.7
木原▲19.7
達也▲41.2
金▲64.8

 

★3回戦★(達也→たろう→木原→金)


たろうと木原がぶつかる。
8巡目に、
たろう(南家)
 ドラ
木原(西家)
 ドラ
すぐに木原からのを鳴いてテンパイ取らずの
その次巡にはを引いて、磐石のこのテンパイ。
 ポン
これに木原がで飛び込んで12000。
たろう勢い止まらず。

東4局0本場。たろうが2巡目に早々と仕掛ける。
 チー ドラ
達也がホンイツにむかって仕掛けて、先にテンパイ。
 ポン ポン ドラ
もう字牌も余らせてテンパイしていてもおかしくない河に見えるのだが、たろうは以下の牌姿からをツモ切り。
 チー
観戦に来ていた須田良規が局後に話していたのだが、あの牌姿であのを打てるのが鈴木たろうだと。
かなりテンパイしていそうなホンイツに生牌のをなんの迷いもなく打ったたろう。
暴牌に声がかからなければ当然アガるのもたろう。
 ロン チー ドラ
あの仕掛けが終わってみれば3900に。

金 太賢
第4期入会 11期Aリーグ3位
獲得タイトル 第5回関西インビテーションカップ優勝 第10回野口賞受賞他
今期のAリーグでは最終日に大逆転で矢島亨をかわし決定戦に滑り込んだ金。
最終半荘に着順勝負を制したのだが、必死で連荘を目指す矢島の親番であせることなくどっしりと構え、
 ドラ
からテンパイを外し。
 リーチ一発ツモ ドラ
と引導を渡した和了のように見た目どおりの豪快な和了も多くあるが、
一番の良さは粘り強さと思い切りのよい勝負勘ではないだろうか。

その金の勝負勘の良さが発揮される。

まず仕掛けたのは木原
 ポン ドラ
そこにたろうがソーズと字牌をかぶせまくる。
木原がやっとテンパイした14巡目にはもう待ちのは5枚見えで山には1枚しかない。
 ポン ポン ドラ
たろうもを重ねて磐石のイーシャンテン。
 暗カン
こちらはもいい。なんとまでまだ1枚残っている。
ここもたろうかと思っていると木原がをツモって待ち変え。
そのを金が仕掛ける。
 チー ドラ
かなり渋々だがもう間に合わないのでやむなしといったところ。
その鳴きでたろうのそして木原が一発で放銃となるはずのが流れる。
たろうもを引いてテンパイするも金が押し切って大きな大きな300・500。
たろうと木原二人のチャンス手をつぶした金。
このままこの半荘を制するかと思われたが、
オーラス金の親番は木原の3巡目満貫テンパイをたろうがあっさり追い抜いてたろうの3連勝となった。

たろう+66.0 金+12.5 木原▲28.8 達也▲49.7

(3回戦終了時)
たろう+191.7
木原▲48.5
金▲52.3
達也▲90.9

協会のタイトル戦決勝では3回戦終了時に30分程度の休憩に入るのだが、この休憩では4者4様の過ごし方を見せる。
3連勝を決めて気分のいいであろうたろうは観戦にきている須田等と談笑。
逆にフラストレーションのたまる展開の木原はあっという間に外出してしまった。
そして達也が「このままじゃまずいよね。」といいながら牌譜をみている。
達也=天才型と思っていた筆者は驚嘆だった。
そしていつもはあっという間に外出してしまう金。
この日は逆にじっと今までの対局内容を振り返っているようである。
いずれにしてもこのまま3人がたろうに好き勝手はさせないだろうという予感を感じさせながら後半がスタートする。

 

★4回戦★(木原→金→たろう→達也)


達也らしい手順でいきなりハネ満のツモ和了を見せる。
 ドラ
この配牌を丁寧に仕上げて一発ツモ。
 リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ
休憩中に「このままじゃまずい」と言っていた言葉そのままに和了を魅せた達也の底力をみた瞬間だった。


まとまった配牌をもらったのは親の金。
 ドラ
ターツが足りているのでさえ鳴ければ簡単に満貫が狙える、願ってもない配牌である。
しかしツモが噛み合わない。
を重ねて七対子と両天秤に構えながらホンイツの匂いを消すとしてを仕掛けたのだが、河が派手になりすぎてしまった。
この河が功を奏してドラのが重なった木原もトイトイをケアしてを打ちきれず、
そのおかげでなんとかテンパイまでは組めるも二人テンパイで流局となった。
いまいち乗り切れない今日の金を象徴する局といったところか。

南1局0本場
前局に木原とのリーチ合戦を制して8000を和了して2着目となったたろう。
 ドラ
とまずまずまとまった配牌。
7巡目に最初のテンパイをノータイムで外すと
 ツモ→打
すぐにドラのを引いてリーチ。
勝負どころと見た達也も仕掛けて一歩も引かず戦うが、12巡目にして山5枚残りのこのリャンメン。
今日のたろうが引けないわけもなくツモ。裏ドラも当然乗って3000・6000で一気にトップ目に浮上する。
逆につらいのが木原。
いつも無表情なのだが、いつもにもまして無機質な感じのするのは気のせいではないだろう。

金の親を簡単に落とし、自分の親番は達也のハネ満テンパイ、木原のドラ暗刻リーチ、金の絶テンに見えるリーチと全てに対応して、
ほぼ無傷でオーラスを迎えたたろう。
南4局2本場点棒状況は親から達也35800 木原4500 金15600 たろう42100 供託2.0となっている。
たろうの4連勝はさすがに阻止したい三者だが、まだ初日。
自分を犠牲にして達也がたろうを捲るまで我慢するような局面でもないという気もするだろう。
そこに金がホワイトボードを見上げながらリーチといく。
 ドラ
たろうから出ればたろうの4連勝を阻止でき、ツモでも一発or裏ドラで2着に浮上できる。
まあ当然のリーチなのだが、いかんせんドラそばのカンチャン。
たろうといえど打つわけがないだろう。
山3枚残りのこの待ちだったが、ドラ対子の木原が充分形からの放銃で、たろうの4連勝となった。

たろう+62.1 達也+15.8 金▲13.8 木原▲64.1

(4回戦終了時)
たろう+253.8
金▲66.1
達也▲75.1
木原▲112.6

 

★5回戦★(金→木原→達也→たろう)

たろうにまさかの4連勝を喰らい、すでに全員300ポイント以上離されてしまっている。
「STOP THE 鈴木たろう」
この5回戦のテーマはそれしかないであろう。
そして今までいいところのあまりなかった木原にやっと手が入りはじめる。

木原 浩一
第1期入会 11期Aリーグ1位
第10期雀竜位決定戦4位
タイトル戦での実績では他の3者に圧倒的に劣ってしまうが、
今年のリーグ戦も独走しネット麻雀でも実績を積み重ねる木原。
この面子でも実力は全く見劣りしない。今年40歳を迎えたが、今が旬の勢いすら感じる。
木原の麻雀はよく鳴く麻雀だと思われがちだが、鳴く時には打点かスピードがあるし、
門前重視高打点打法だと私は思っている。
特に2ハン役を大事にする部分等は須田良規なんかに近いだろう。
そしてリーチという役が何より好きな中年である。
特に4回戦などは全くといっていいほど出番のなかった木原のリーチという攻撃手段がやっと実りはじめる。

東2局0本場(東家)
 リーチツモ ドラ 裏ドラ
東2局1本場(東家)
 リーチツモ ドラ 裏ドラ
東4局0本場(西家)
 リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ
東1局のリーチこそ金に押しきられたが、和了がつながりはじめる。
しかしいかんせん安い。後ろで見ている木原推しの観戦者達も不安そうな表情だ。
今日のたろうならこの程度の差など簡単にひっくり返してしまいそうだ。


親の金と北家のたろうがぶつかる。
14巡目ながら、
 チー ドラ
のチーテンを入れたのは金。を鳴かせたたろうも同巡テンパイをいれ満を持してのリーチ。
 ドラ
リーチの一発目にかなり危なそうなをツモ切り気合いを全面に出し向かっていく金。
たろうを直撃できれば大きなチャンスとなるだけに気合いが入っている。
この時点で山には、金4枚対たろう2枚だったのだが、金が最終手番でつかんだのは
たろうが勝利してトップの木原を射程圏に捉える。

そして木原の親番をたろうらしい3副露で落とした南3局。
点棒は親の達也から17100 たろう33500 金14400 木原35000 となった。
親の達也が明らかに早そうな捨牌。
たろうがドラドラから仕掛ける。
 チー ドラ
そこに達也がリーチと襲いかかった。
 ドラ
第1打から以外手出しでと並んだこのリーチ。
変則手ではないだろうし打点もしくは形のいいリーチであるのは間違いないだろう。
そしてが鳴けたたろう。をかちこんだ。
結果は放銃となってしまったが、ノータイムでポンしてドラ表示牌を打てるのが鈴木たろう。
まさに「リードは守るものではなく、広げるものだ」ということであろう。

次局に達也から5200は5500を取り返したたろう。5連勝目指してオーラスを迎える。

たろう(東家)
 ドラ
なんとも恵まれた配牌をもらう。それに対して他3人はバラバラ。
3巡目にを引くとドラターツ落とし。
すぐにと鳴けて5巡でテンパイ。
 ポン ポン
なんとこの時点で山に8枚残り。
次巡にを加カンして新ドラ表示牌にがめくれてしまうが、打点が一瞬で倍になったのでよし。
それをおくびにも出さずに淡々とツモ山に手を伸ばしていく。
普通に考えればドラ入りリャンメンターツを外しての2副露&加カン。
絶対にテンパイなのだが、普段のリーグ戦等でこういう仕掛けでもバラバラだったりということを見せつけているたろう。
そしてその罠にかかってしまったのが金。
「たろうさんの仕掛けじゃなかったらあんなの打ちませんよ」
との言葉が全てだろう。

次局、満貫ツモでトップの木原が金から一発で出た和了牌を見逃してツモにかけるも流局。
たろうのイメージ戦略の勝利でなんと5連勝を飾る。

たろう+64.7 木原+15.5 達也▲22.1 金▲59.1

(5回戦終了時)
たろう+318.5
木原▲97.1
達也▲97.2
金▲125.2

まさかのたろう5連勝となった決定戦初日。
まだ15半荘あるとはいえ、全員400ポイント離されてしまった現状、かなり厳しいのは間違いない。
会場の去り際に達也がボソッと呟いた一言は
「トップラス4回ね」
だった。

この日は見せ場のほとんどなかった3者だが、このままで終わるはずがない。
木原などは観戦記者の私を捕まえて、
「とりあえず肉だ。小川」
と会場から連れ出されてしまった。

英気をやしなった3人の包囲網を、リードさせたらますます傍若無人・唯我独尊なゼウスたろうがどうやって突破するのか。
ポイント差は大きいが見応えのある戦いになるのは間違いないだろう。

雀王決定戦最終日は11月11日(日)ニコニコ生放送で放送される。
是非ご覧になっていただきたい。

 

(文・小川 裕之)

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