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≪大会レポートは後日掲載いたします≫


連日記録的な猛暑に見舞われていますが、この年間最も暑い時期に開催されるのがチャンピオンロード第2節、雀竜位シリーズです!
前回に続き今回も満員御礼、111名のご参加ありがとうございました!

今回のレポートを担当させて頂きますのは、期前期入会、新人の増村一也です。
どうぞよろしくお願い致します。

前回担当した松崎プロと同じく自分もアマチュアとして様々な競技大会に出てましたので、
自分が思ってる以上に知られているようで恐縮しております。

自分にとってチャンピオンロードは、競技団体のプロアマ混合の大会に初めて参加した大会で大変思い入れがありますが、当時はまさかプロになるなんて全く思っていませんでした。

過去には決勝で準優勝が1度、グラチャンへは2回出て決勝まで行けたのが1度。
そろそろこの記録を塗り替えるぞと臨んだ今回は11342の5回戦敗退で
レポート担当をやらせていただく事になりました。
2回戦終了時に首位だった事で調子に乗り過ぎました、反省。

さて、今回ゲストには歴代雀竜位の皆様をお招きしたのですが、現雀竜位で連覇中の江崎プロが麻雀駅伝と日程が被ったことにより欠席。
そのため斎藤俊プロ(12期)武中進プロ(13期)吉田基成プロ(6・14期)の3名と少々少ない。
そんな状況もあってか冒頭の挨拶の時に・・・・・・

武中「ヨンス、いるよね?君も早くこっちに来なさいw」
吉田「あのヨンス君にまくられて、僕は前回次点で決定戦行けなかったんですよw」

前回の雀竜位決定戦でいきなり決定戦にコマを進めたヨンスプロがいじられてました。
やはり実績を残すのは大きいんだなと思った次第。

さて本戦の方ですが、4回戦を終えて上位36人が5回戦へ進出。
次の準決勝へ進める12位のボーダーが115前後と意外に低く混戦模様。
自分はこの時70くらいだったので、トップをとれば可能性はあると踏んでましたが16期後期の本宮プロの前に力尽きました。

そして蓋を開けてみると準決勝ボーダーは147.5!
140あれば大丈夫だろうと見ていた市村プロが次点でガックリしてました。
・・・まさかそんな上がるとはなあ・・・これも協会ルールならではでしょうか。


この時点で決勝ボーダーは206.2。
そして5位から12位まで197.3から147.5まで50P圏内にひしめく超混戦。
卓内トップを取ればほぼ当確という条件、やはり残ったのは卓内トップの3人と、
準決勝開始時に首位から3着で踏みとどまった4人となりました。

さて、決勝に残ったのは以下の4名

1位通過 原 玄徳プロ(263.2)
2位通過 山下 陽介さん(257.5)
3位通過 小野寺 啓介プロ(245.7)
4位通過 城 雅史さん(224.8)


全員40P以内なので前回同様トップがそのまま優勝になります。
実に分かりやすい。

そして今回なんと全員がこういった大会での決勝戦が初体験!
山下さんと高城さんはそれぞれ競技自体は4年ほどやっていて、チャンピオンロードは1〜2年ほど前から参加して頂いてたとの事。
城 さんは健康麻雀教室に通った先で黄河プロと庄司プロに会って、本大会の事を聞いたという事でした。

原玄徳プロは15期後期入会のプロ歴2年目、チャンピオンロードは4回目にして初の決勝。
あ、ちなみに「げんとく」ではなく「つねのり」と読むそうです。
やはり三国志の劉玄徳から〜と思ったら三国志知らないとの事でした、あれ?
しかし、中原ならぬチャンピオンロードの覇者とならんと気合十分!

最後に小野寺啓介プロ、彼は自分と同期の17期前期入会の新人。
参加2回目で最初に決勝卓デビューを飾られて嬉しくもあり悔しくもあり。
皆からはデラちゃんと呼ばれて慕われてます。
今日は山下さんと2人して4連勝で序盤を駆け抜けてきました。はたしてどうなることか?


並びは原→小野寺→高城→山下、以下敬称略で闘牌を振り返ります。


東1局 親:原
開幕早々原の配牌が絶好、5巡目にペンで早々にテンパイを入れるが、好形変化を見てイーシャンテンに戻した次巡、にくっつくを引き入れ6巡目にドラスジの-待ちで先制リーチ!

5巡目  ツモ ドラ
6巡目  ツモリーチ ドラ
東発から親の先制リーチに対し小野寺は引き気味。
城 は果敢に攻め、山下は次巡ひっそりと単騎の七対子テンパイを入れ、ダマテンのまま押す。

山下
ドラ

15巡目、赤赤の城に聴牌が入りリーチに行くが、ドラので原に放銃。
裏は乗らず3900のアガリ。


ドラ ツモ

東1局1本場 親:原

原、5巡目にドラのを赤含みで重ねるがツモが効かず。
その間に他3人はイーシャンテン。

11巡目、最初に聴牌を入れたのは小野寺、-高め三色ドラドラ。
チー ドラ

13巡目、役なしの聴牌が入っていた高城から出アガリ。
2000は2300。

城はプロ2人への連続放銃となってしまったが、
比較的安く済んだのでまだまだ挽回出来る。

東2局 親:小野寺
8巡目に城にテンパイが入り、次いで山下にもテンパイが入る。


ポン ドラ

山下
チー チー ドラ

しかし13巡目、親の小野寺がをポン。

小野寺
ポン ドラ

今一つツモが噛み合わないので完全な形テン狙いなのだが、直後山下はを掴んだことでオリ。
小野寺はテンパイを入れられず、結果城の一人テンパイで流局。
3000点入ることで放銃分を半分ほど戻して親番を迎える。


東3局1本場 親:城 ドラ七

早い巡目で山下、小野寺が役牌ポンで仕掛ける。
更に原も1枚吹かしたをポン、次巡テンパイ。
その直後小野寺が原へ3900は4200を放銃。
小野寺は萬子を払っており、全く使えない牌での振り込みは厳しい。


ポン ロン ドラ


東4局 親:山下

親の山下、ツモが効いて10巡目に789の三色含みのイーシャンテン。
が、しかし、先程あがりを収めた原が流れに乗ったかツモが効いて、この配牌から急所を連続で引き入れイーシャンテン。

原 配牌
ドラ

ドラ

ここに山下からが出ると迷う事無くシャンテンの変わらないチー。
11巡目には-のテンパイを入れる。

12巡目、小野寺がポンから仕掛けオタ風のをトイツ落とし。
この段階でバックのテンパイ。
ポン ドラ

さらに山下が高め三色の親リーチ!
ドラ ツモリーチ

原、一発目に入り目のを掴むが山下の現物待ちを崩さず勝負!
一方の小野寺、テンパイとはいえの片アガリの苦しい形
一発目に無筋のを押し、次巡現物のを掴み原への満貫放銃となってしまう。

親リーチが入っている状態で片アガリの上、打点も安いとはいえテンパイ、 を押した以上現物のは止めようがない。
原もワンチャンスとはいえを押しているので警戒を解くべきではなかった。
と、本人はこれを敗因と反省していたのを終了後に聞いた。

東場が終了し原が41100点持ちで頭一つ抜けた。
一方、連続放銃となった小野寺が沈む形になっている。
さて南場にはどのようなドラマが待ち受けているのだろうか。


南1局 親:原

挽回したい小野寺は苦しい形から染め手へ走る。
9巡目、城がドラのを手出しするもリーチには至らず。
11巡目、山下からの先制リーチ!待ちは先程城が放ったドラの単騎!
しかしこれは原と小野寺の手に1枚ずつ持たれて純カラ。
ドラ

原、小野寺はオリに回るが、15巡目城から追っかけリーチが入る!
ドラ
待ちは-、1巡前に山下が切ったのに間に合わなかったが、掴めば必ず出る!
山下のアガリ牌は山にないので、城にとっては大きなチャンスだったが実らず。
流局、2人テンパイ。


南2局1本場 親;小野寺

小野寺 配牌
ドラ
挽回のためにこの親番に賭けたい小野寺、配牌がイイ!物凄くイイ!
瞬く間に6巡目に--待ちでリーチ!山にはなんと6枚!
これを上がれれば一気に優勝争いに復帰できる!
ドラ

だがしかしっ!!
城も既にイーシャンテンとぶつかりそうな気配・・・!
ドラ

と思っていたその刹那!
「ツモ」

最も早く仕上げたのは原!
実は小野寺のテンパイよりも先に2副露でテンパイを入れていた。
チー ポン ドラ
そっと300-500で小野寺の親を落とす!
供託とリーチ棒合わせて3000もくわえて、確実にその差を広げてゆく!


南3局 親:城

振り返ってみればここまでのアガリは小野寺の2300を除けば全て原がアガっている。
城、山下共にテンパイまで漕ぎつけるもののアガリに結びつかない。
しかし逆に大きな放銃もなく、2人共原点付近をキープしている。
お互い親番が勝負所、反撃の口火を切らんとする城、ドラのを重ねる!

しかしなかなか進まず
13巡目、をチーしてタンヤオへ向かう。
同巡、原が-待ちのチーテンを入れる。


チー ドラ


チー ドラ
入り方によっては-が非常に危ないが、
16巡目に-を使い切る形での聴牌が入りカン待ち。
河にが放たれており中スジになった。
そこに山下が放銃し5800点のアガリとなった。

チー ロン ドラ


南3局 親:城
連荘をしたい城だが配牌が苦しい。
一方7巡目に山下がリーチ!待ちは-
ドラ

城、一旦回りつつもテンパイを目指し、15巡目に追いつくが待ちはフリテンの-
ここで親が落ちれば優勝が厳しくなり、巡目も深いので組み替える時間もない。
覚悟を決めフリテンリーチ!
ドラ

山下が一発でを掴むが勿論アガれないっ!!
次巡、山下が1300-2600のアガリを物にしオーラスへと繋げた。

を抜いてオリに回ったのは弱気になってしまったとの本人談。
条件的にはこの親番でもう少し点差を縮めておきたいのもあるので、退かずに耐え抜けばアガリの道があっただけに悔やまれる所。

さて、残すところオーラスを迎えるのみ。時間はまだ37分残っているので連荘条件は充分。
ここで得点状況を整理するとこうなる。

原   42600
小野寺  9600
城  24000
山下  23800


城は倍満ツモ跳満直撃が条件。
城と200点差の山下は親なので、まずは連荘から原を捲るのが目標。

小野寺は役満ツモか3倍満直撃、ただしどこからかリーチ棒が出れば倍満直撃で同点に並ぶが、順位点分けなのでその場合は先行有利で原が優勝になる。
正直かなり厳しい状況だが、GCポイントのために順位浮上を狙うならハネ満ツモで2位へ、どちらかからの満貫直撃で3位は充分に狙える。


南4局 親:山下

前局で初アガリを決めた勢いのままに連荘したいところだが手が重い。
一方逃げ切りたい原もここにきて手が重い。
更に言えば城も手が重い。

緊迫した空気のまま10巡目、原が小考しドラのをツモ切り。
確かに原の手には不要、中盤に差し掛かり抱える余裕もない。
それを見た山下をポンしてまずは連荘へ向けて動く。
このポンはの形を持つ原の急所、苦しい。

と、そこへラス目の小野寺がリーチ!
河から役満の気配は感じられない、三倍満が出来たか!?もしくは着取りのハネ満か??

その刹那、一発目に原が掴んだを躊躇なくツモ切りすると、小野寺からロンの声!?
原からの出あがりだと着順アップにも倍満は必要、まさかまさかの三倍満なのか!?
そして開かれた手は・・・・・・
ロン ドラ
高めで一気通貫が付くとはいえ、だとリーチピンフ一発ドラ赤で満貫。
裏ドラは乗らず、ラス確のあがりとなってしまう。

シン・・・となった会場に、
「はい、以上の結果を持ちまして第9回チャンピオンロード雀竜位シリーズ優勝は原玄徳プロ!おめでとうございます!」
佐久間さんの声と共に拍手が鳴り響く。

ラス確

オーラスを迎えて親番もなく、着順を上げるにも大物手を作る必要がある。
だが、そんな時にもどうにもならない手牌やツモが来る。
麻雀を長くやっていれば幾度となく直面する事。

普段の麻雀、リーグ戦、予選の道中、これ以上の失点を回避、あるいは少しでも加点するために、ラスを受け入れるアガリもやむを得ない事はある。


しかし、こうした大会の決勝だけは話は違う。
競技を経験している者なら批判非難を受けても仕方がない事は察せると思うので、この場では詳細を連ねるのはやめておくが、プロなればその事は重々理解しているはず。

終わった後、どうしてあのアガリ方をしたのか尋ねた。

「実はを勘違いしていた、メンタンピンドラ赤、一発なら裏裏で倍満だと思って・・・
ロンと発声して倒した直後気づいた・・・せめてドラのじゃないとダメだよなあ・・・」

なるほど手牌の錯誤があったということだった。
今日一日7半荘目、疲労もあり初の決勝という舞台。
そしてプロになってまだ半年、経験の浅さが出てしまったという事だろうか。

逆にこれから長い競技人生を歩む中、早いうちにいい経験が出来たと前向きに捉えることもできる。
誰しも失敗はつきもの、きっと今日の失敗を深く心に刻み次に活かして来るだろう。
今後の彼の成長を見守り応援して頂きたいと思います。

・・・と、偉そうに書いていますが自分もプロとしては全然新米。
自分もこの対局を見て振り返ることで勉強になりました。


山下さんは終始苦しい展開で最後の反撃に至れず、城さんは果敢に攻めるもののなかなか実らず。
2人とも苦しい展開でしたが、のびのびと楽しく打てたとの談。
是非ともまたの挑戦をお待ちしております。

そして優勝の原玄徳プロ。
攻守の緩急がしっかりはまり、最後の放銃についても「倍満までは大丈夫だったのでむしろ歓迎だった」

ならば三倍満まであることはそうそうないと確信しての打牌、お見事でした。
初の優勝を喜び、今期残りのチャンピオンロードも出場し、グランドチャンピオンに向けて頑張るとの決意を頂きました。

先日発表されたMリーグという麻雀界にとって大きな革命が発表され、業界全体が激震に揺れる中、協会内でもこれから更なる高みを目指す。
まさに三国志序盤同様、群雄割拠の戦場になっていく事でしょう。
協会の歴史に新たな名を刻んだ原玄徳プロ、今後の飛躍に期待がかかります。

そして、次回チャンピオンロードは9月24日(月祝)新人王シリーズが行われます。

次世代への登竜門である新人王を制した歴代王者がゲストとして参戦。
今年戴冠した佐治敏哲プロがお待ちしております。
・・・自分は今年はベスト16で敗退したので来年こそはっ!

・・・それはさておき、誰にでもチャンスがあるこの大会、次回の決勝卓に座るのは貴方かもしれません、まずはご参加お待ちしております!

                                                                              (文:増村一也)


 

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