第2期関西雀王決定戦観戦記 1日目(1回戦)
第2期関西雀王決定戦観戦記
1日目 1回戦
【担当記者:松浦裕充】
関西雀王戦Aリーグ所属者40半荘を行い、上位4名が関西雀王決定戦に進出。
今年の出場選手はこちら。
【角谷ヨウスケ】
・3期後期入会
・第15期 雀王
・雀王戦A1リーグ所属
・さぼらない麻雀という超攻撃型麻雀の選手。関西雀王を獲得すると東西両方の雀王を獲得することになる。
【御崎千結】
・16期前期入会
・第9回 関西女流スプリント 優勝
・第1期 関西雀王決定戦 2位
・今年から関東に拠点を移したが、昨年の決勝2位が悔しくて今年も関東から参戦し見事決勝に進出。昨年のリベンジなるか。
【後藤哲哉】
・5期前期入会
・第1期 関西雀王
・第2回 関西チャンピオンシップ 優勝
・昨年の覇者。今期は決勝進出が厳しいかと思われたが、残り2節で400pを稼ぎ滑り込みで決勝進出。この勢いで連覇なるか。
【中本裕也】
・18期前期入会
・昨年関西Bから昇級し、今年は決勝進出。ここを勝つと入会3年で雀王B1リーグ到達とスピード出世になる。
1回戦(後藤-中本-角谷-御崎)
東1局から昨年覇者後藤、2位御崎がぶつかる。
先手は御崎。ドラのが重なって欲しかったが先制リーチ。
すぐに後藤もテンパイ。メンタンピンドラ1の理想的なリーチ。
ここは御崎が一発でツモアガり好スタート。しかし、南場に入ると後藤の反撃が始まる。
南1局に12000をアガると、次局は3巡目にリーチ。
3巡目にしての景色が良い。
これをあっさりツモアガり、リードを広げる。
しかし次局、御崎がドラのを重ねて、七対子テンパイ。1枚切れの待ちでリーチ。
これを後藤からアガり再逆転。1回戦から激しい戦いが続く。
出番がほとんどなかった角谷であったが、アガれなくてもできることはやる。
さぼらない麻雀の真骨頂を見せてくれた。
南4局、中本がを1枚目からポン。角谷との点差が12300点なので、逆転するには満貫直撃かハネ満ツモが必要。
中本の捨て牌はピンズのホンイツにも見える。
後藤が捨てたを角谷がポン。
中本の手牌をピンズの混一色と読んだ角谷はを中本にチーさせないためにポンをした。
考えてみるとポンした方がいい牌である。
実際は中本の欲しい牌ではなかったが、アガるだけが麻雀ではないと見せてくれた局面である。
最後は後藤がアガり御崎を再逆転し、1回戦終了。
初決勝の中本は苦しい出だしとなった。今後の巻き返しに期待したい。