第19回日本オープン観戦記(4回戦)
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第19回日本オープン決勝観戦記
4回戦
【担当記者:坪川義昭】
この4回戦終了時に高確率で1人は優勝争いから脱落となる。
柴田・飯田どちらかがトップを取った場合はかなり有利な上、ライバルの着順次第では勝負が決まってもおかしくない。
宍戸・荒木に関してはこの回にトップを取れなければ、それは事実上敗戦を意味する。
東2局2本場
全員が前のめりに戦い始める。
まずは飯田が先制リーチ。
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すぐさま柴田がテンパイするものの、タンヤオも三色も全てが無くなるツモ。
しかし供託3本の2本場を価値ある状況と判断し、追っかけリーチ。
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更に絶対にトップを持ち帰らねばならない親の荒木も参戦。
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このままでは終わらず、宍戸が3フーロでテンパイ。
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場に5000点が落ちている状況で、ただ指を咥えている訳にいかない
しかしそのテンパイ打牌が柴田への放銃となった。
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オーラスまで大接戦。
この手をアガれれば最終戦に希望が残る荒木が2フーロするが、形は苦しい。
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宍戸に十分形のリーチが入るが、ここにも選択が存在する。
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ツモか高めのならばどこからアガってもトップだが、
の出アガリに関しては裏ドラ条件。
安目は見逃したいところではあるが、荒木がオリる選択をしないためゆっくりツモる時間も残されていない。
しかし、あまりにもあっさりと勝負はついた。
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唯一無条件で倒せるが荒木から出る。
荒木としてもトップが絶対の条件であり、当然の選択だった。
残り1戦を残し、荒木が優勝する可能性は限りなく0に近い。
飯田はリードがあるものの、柴田と宍戸がトップの場合は捲られる可能性が非常に高いため一切安心は出来ない。
長きに渡り行われてきた第19回日本オープン、その覇者が遂に決定する。
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