第16回オータムチャンピオンシップ観戦記(2回戦)

第16回オータムチャンピオンシップ
決勝観戦記 2回戦

【担当記者:大浜岳】

2回戦(のへ-富永-江崎-サイ)
※観戦記では「ノヘ」表記

東1局、初戦トップのサイが富永とのリーチ対決を制し2000/4000

5回勝負の短期決戦で連勝されれば、追う側はかなり厳しくなる。

しかしそこに待ったをかけたのは江崎。

流局で迎えた東3局の親番。
まずはノヘとのリーチ合戦を制し4800は5100

1m
 リーチ・ロン ドラ

同2本場はダブとドラのとのシャンポン待ちをヤミテンに構え、これをまたもノヘから捉え12000は12600。


 ロン ドラ

同3本場は先制リーチ後にノヘに7700は8600を放銃となるも、東4局ではトップ目のサイから待望の直撃。


 リーチ・ロン ドラ

南2局、これまでアガリのなかった富永が親番で5800、1000は1100オールと加点し点棒状況は以下の通り。

ノヘ:12200
富永:32100
江崎:47300
サイ:28400

1回戦目沈んでいた江崎と富永が点棒を持ち始め面白くなってきた、次局事件は起きた。

南2局2本場の13巡目、サイの普段と変わらないトーンでのツモ発声と共に、手牌が開かれる。

この倍満で一気に江崎まで捲りサイがトップ目へ。

南3局、親番の江崎が先制リーチ。

 ドラ

富永・ノヘとしても江崎がサイを捲ってくれる分には展開として悪くないため、1人旅になると思われた。
だがそれを打ち砕いたのは再びサイ。


 ツモ ドラ

が江崎の現物のためヤミテンに構えており、ツモと言われた瞬間は全員が「サイに躱し手が入っていたか」といった雰囲気だったが、
開けられたその手牌の重さに一気に場が張り詰めた。

オーラス、富永がサイからハネマンをアガり一矢報いるも着順は変わらず、サイが連勝。
トータル2番手の江崎とも50p以上の差をつけて残り3戦。
サイが次戦で王手をかけるのか、それを阻止する選手が現れるのか…