第6回協会東北プロアマシリーズ決勝レポート
第6期東北プロアマシリーズ
決勝レポート
【担当記者:尾川 正也】
第6回東北プロアマシリーズ。年間を通して戦い、勝ち抜いた者達が決勝の舞台へ駒を進める。雀力以外にも戦い抜く体力も非常に重要な戦いである…。
■システム
各節大会形式による半荘戦を4回行います。
全節終了後、規定回数到達(16半荘以上)かつトータルの成績がプラスだった選手による準決勝2半荘・決勝2半荘を行い年間の優勝者を決定します。
優勝者には褒賞として第20回日本オープンの本戦シードが与えられます。
年間のリーグ戦を戦い決勝に残ったのはこの4人。(数字は持ち越しポイント)
予選1位:山田和哉さん+116.6
予選2位:山本正樹+99.1
予選3位:東海林公紀+94.3
予選4位:堀田卓さん+85.8
去年覇者の山本プロが再び決勝の舞台へ。果たして連覇なるか!?
以下敬称略。
【決勝1回戦】(山本−東海林−堀田−山田)
東1局
東海林が13巡目にリーチ。
ドラ
山本から3900のアガリ。
東2局。
14巡目、親の東海林からリーチ。
ドラ
東海林が4000オールのツモアガリ。
悲願の初優勝へ向け東海林が好発進。その後流局が続き、東3局3本場。
東海林が8巡目にチートイツのダマテン。
ドラ
これをキチンと800/1600は1100/1900でツモアガる東海林。
今年は一味違うのかもしれない…。
東4局。
山本が9巡目に、
ドラ
の平和ドラドラ1300.2600をツモアガる。戦いは南場へ。
南1局。
堀田が、
ドラ
で先制リーチすると親の山本も
ドラ
の白ドラドラでテンパイ。
そのまま親の山本が堀田のリーチを押切り、堀田から5800の出アガリ。
その後流局を挟み、南2局2本場。
堀田が6巡目のリーチ。
ドラ
山本から3200は3800の出アガリ。
オーラスは山田との2軒リーチに競り勝った堀田が4000オールのツモアガリ。
100点差で東海林を差し切った堀田が決勝1回戦目を制した。
決勝1回戦終了時合計
1位:堀田 +141.6
2位:東海林 +110.0
3位:山本 +84.3
4位:山田 +59.9
【決勝2回戦】(山本−山田−堀田−東海林)
東1局は東海林が山本から1000点をアガる静かな立ちアガリ。
東2局。
堀田が6巡目に先制リーチ。
ドラ
このリーチでを一発ツモ。裏を乗せて3000/6000のアガリとした。
東4局1本場
山本が先制リーチ。
ドラ
このリーチに対してを鳴きテンパイの堀田。
ドラ
堀田が山本から8300の出アガリ。
南1局。
山田の先制リーチ。
ドラ
これに対し親の山本が追っかけリーチ。
ドラ
しかし決着はつかず流局。
山本、山田2人テンパイ。
南1局1本場。
早めに自風牌のを鳴いて仕掛けた堀田がテンパイ。
ドラ
山本から1000は1300の出アガリ。
南2局。
親の山田が5巡目の先制リーチ。
ドラ
負けじと東海林も追っかけリーチ。
ドラ
東海林がラスト1枚の山田の当たり牌を掴んでしまい、山田に2000点の放銃。
南2局1本場。
終了5分前の合図が鳴ったこの局は、それぞれの意地と意地のぶつかり合いの局となった。
山本が早めのリーチ。
ドラ
これに対して親の山田が追っかけリーチ。
ドラ
そして清一色をテンパイした東海林が追っかけリーチで参戦。
ドラ
11巡目から3人でのめくり合いとなった…。
しかし決着はつかず流局。
供託3本のまま次の局へ…。
続く南2局2本場は時間打ち切りの最終局。
なんとか堀田をまくりたい東海林が手役を作りに押しに押す……が、最後は親の山田に捉えられ跳満の18600点を放銃して決勝の戦いは幕を閉じた。
決勝2回戦結果
1位:堀田 +66.1
2位:山田 +21.2
3位:山本 △29.1
4位:東海林△58.2
【決勝合計結果】
1位:堀田 +207.7
2位:山田 +81.1
3位:山本 +55.2
4位:東海林+51.8
長い長い1年間の戦いを制したのは堀田卓さん。おめでとうございます!
そして参加された皆様、本当にお疲れ様でした!また来期もお会いできる事を楽しみにしております。