第24期雀王決定戦観戦記 最終日(24回戦)

【担当記者:五十嵐毅】
座順・千貫-矢島-西村-仲林
最終日、西村はここまで2着3着2着で本日△14.6Pとわずかながらポイントを減らしている。
しかし、追う2番手の仲林が3着4着4着で本日△121.2P。差はさらに開き、286.6Pと、残り2戦ではほぼ逆転不可能な数字となってしまった。
そして3位の矢島から見れば、仲林まで77.4差。4位の千貫からは79.3差となった。
雀王を争う戦いというよりも、ひとつ上の順位を争う戦いとなった。
東1局、西村がポンとひとつ仕掛けてトイトイ。

東2局、千貫がドラ2枚のピンフリーチ。

これを西村が追っ掛ける。西村にしてみれば、自分がアガって良し、親でない千貫に放銃して局が1局進めばそれで良しといったところだ。

西村これを引きアガり、裏ものせて満貫。
東3局、自分の親番では連荘する必要なしと、リーチの矢島、仕掛けている仲林に任せる。
結果は仲林が500・1000ツモ。西村はノーテン罰符より安い支払いで局が進んで行く。
東4局はピンフのヤミテンを矢島から。

自分の親番以外はすべてアガリ切り、進局怠りない。
南1局、西村は役無し–
待ちをテンパイするもヤミ。

この手はがアンコになってますますリーチする必要がなくなり、
–
のノベタンに変化。
ドラのを引くとドラタンキに。おかげで後で引いた
でアガリを逃す格好になる。しかし、それもたいした問題ではない。

進局も大事だが、とんでもないトラブルに巻き込まれないようにしなければならないから。そして親の千貫がメンゼンを崩してない以上、その可能性がないとは言い切れないのだ。
この局は仕掛けていた仲林が矢島からタンヤオドラ1の2000点をアガってまたも進局。
南2局、仲林がマンズホンイツの仕掛け。
上家の西村は喰われてもいいと、手を進める。残り2戦で大差のついた仲林はもはや敵ではなく、局を進めてくれるならば味方といったところか。
仲林の仕掛けを無視して手を進めた西村にタンピンドラドラのヤミテンが入る。

最後の親番の矢島は手が悪く、テンパイ連荘を狙って役が確定していないところから見切り発車。

矢島はさらにもポン。テンパイが入る。
ここでを引いた西村、
を抜いた。

仲林のマンズに対してではない。2フーロした親の矢島に対してオリたのだ。
結果、仲林と矢島の2人テンパイ。この半荘初めての連荘である。
1本場、矢島は今度こそメンゼンでテンパイし、リーチ。中膨れのと
のシャンポン。

終盤追いついた仲林、長考の末、勝負でリーチすると、一発ツモで満貫。

仲林は西村を捲ってトップ目に立った。
南3局は千貫がタンヤオでリーチ。ツモると裏ドラで満貫。

オーラスは仲林がドラ雀頭のピンフリーチするも流局。

1本場は仲林、2巡目でこの形。

ドラが組み込まれていて、234三色も狙える。マンズは
以外すべてテンパイ。
は巡目にもよるが、余裕でテンパイトラズだろう。
ところが……なんとこれが何も引かなかったのだ!

前画像と比べて捨て牌が伸びただけである。
この局アガったのは終盤リーチした矢島。

満貫をアガってもラスのままだが、いまできることを精一杯やった感である。







