不安な気持ちを自信に変えて試験に臨むことができた
22期後期 岡本光一
プロ試験受けたいけど、効果的に対策できる機会ないかなあ。そう思っていた時にX(Twitter)で知ったのが本講座でした。プロ試験には、筆記・面接・実技とありますが、独学で網羅的に対策することは容易ではありません。本講座を受け多くのメリットを感じたので、そのうちのいくつかを共有したいと思います。
1点目は、実技対策として競技所作を実戦形式で学ぶことができることです。本講座の存在を知る前、私は競技規定を読んで競技所作を覚えようとしていました。文字で覚えれば何とかなるだろうと思っていましたが、これを読んでいる皆さんにはそれはお勧めしません。練習せずに本番を迎えることは一度もスピーキングの練習をしていないのに英語の面接を受けるくらい無謀と言っていいです。しかし、英語と違うのは数回練習すれば問題なく本番もクリアできるということです。本講座では数回にわたって練習することができるので、競技所作を体で覚えることができ、試験当日も無事に終えることができました。
2点目は、筆記対策において質と量の両方を確保できることです。独学で対策をする場合、日本プロ麻雀協会のHPに掲載されている過去問題がメインになりますが、それでは試験の傾向やコツを掴みづらいうえに、量としても十分ではありません。過去問題だけで済ませ、完璧に対策できたと思ってしまうと、本番で痛い目にあいます。本講座を受けそれでは全然足りていないということに気づくことができました。より多くの試験対策問題を解くことができるだけでなく、「こういう時はどう考えて解けばいいのか」、「この問題にはどれくらいの時間をかけていいのか」といったことを知ることができました。
3点目は、周囲と比べて自分のレベル感を図れることです。講座を受けるのは自分一人だけではなく、集団で受講することになるわけですが、それが自分に良い方向に働いたなと思いました。自分が周りと比べて何が得意で何が不得意かを知ったことで、何に注力すべきかの指標とすることができました。自分はどちらかというと悲観的なタイプで、どれだけ勉強しても足りてないんじゃないか、と思ってしまうのですが、ここまで勉強すれば大丈夫だろうという自信に繋げることができました。
以上のことから私がお伝えしたいのは、本講座は試験に出る範囲(広さ)と、自分がどれだけ勉強すべきか(深さ)を把握でき、それを網羅的に学ぶことができる機会になっているということです。是非みなさんにはその機会を活かしてほしいと思います。
同じ目標に向かう仲間と出会えて励まし合えた
22期後期 水越ひろか
“受験するからには全力で取り組み必ず合格したい”多くの人に共通するであろう想いを私も抱いていました。しかし、私がプロ試験の受験を決意したとき、私の麻雀歴は1年半という浅薄さであり、筆記・実技ともに合格点にはとても及ばない状態でした。
そんな中、本講座の案内を目にし受講を決めました。
本講座を通して私が魅力を感じた点は大きく3つあります。
① 充実した内容のテキスト
② 短期間での成長が見込める明晰な講義
③ 競技所作が学べる場所の希少性
まず私は、初日に配布されたテキストの完成度の高さに驚きました。日本プロ麻雀協会のHPから過去問題を実践・採点することは可能ですが、当然ながら解法やコツまでは掲載されていません。テキストにはそれらがわかりやすく記されており、暗記問題も網羅されていました。私はこのテキストに都度メモを書き加え試験当日にも持参しました。
次に、本講座で試験問題の傾向と出題予想など決して独学では得られない情報を得られたことで得点向上に繋がりました。また、常に受講生の反応を観察し進行してくださる一方通行でない講義により、苦手分野へのアプローチが十分におこなわれたと感じました。私も苦手だったテンパイチャンス問題やトーナメント問題をしっかり解けるようになりました。このような明晰な講義により、実用的で効果的な学習時間を得られたことで短期間での成長に繋がりました。その背景には、講師の皆さまが聡明で講師経験も豊富でいらっしゃったということがあります。
次に、私は本講座を受講するまで競技所作の習得を軽んじていました。私は所謂Mリーグ世代、つまり、近年の若年層への麻雀の普及を受けた世代です。初めて麻雀を打った時から自動配牌を使用し、ルーレットで親決めをおこなっていました。そのため”座位の決定”や、”サイコロでの起家の決定と開門”などの競技所作に疎く、競技規定を閲読し予習した上で講義に臨んでも、初めは正確な競技所作が全く出来ませんでした。当日の試験官や合格後研修を担うプロの講師の方々から競技所作を繰り返し丁寧に学習できる機会は希少です。
最後に、不安でいっぱいだった私が、本講座に参加して得たものは知識や技術だけではありません。当時、互いに受講生として知り合った仲間が今では大切な同期になっています。共に切磋琢磨したことで“全員で合格したい”という大きなモチベーションを維持したまま試験に臨むことができ、合格という結果に至ったと思っています。