日本オープン
日本プロ麻雀協会が主催する最大のプロ・アマ混合のオープンタイトル戦。大会形式による半荘戦で、成績上位者が本戦へ進出。参加者はリアル対局が1000人以上、ネット予選は2500人で、非常に難しい倍率をくぐり抜ける必要がある。日本プロ麻雀協会所属プロ以外にも、多井隆晴プロ・藤崎智プロ・村上淳プロなど各団体の名だたるプロ雀士がタイトルを獲得した大会。
タイトルホルダー
オーラス、自分の親番はお決まりの流局で危なげなく逃げ切り。南場1周に要した時間はわずか19分、異例の速さだった。
日本オープンはディフェンディング制ではない。
前年度優勝者はベスト16からと一番恵まれたシードではあるが、やはり25%の狭き門である。そのため連覇が難しく、今回の飯田でやっと2人目。第5、6回の藤崎智(連盟)以来の連覇である。
飯田の麻雀は小細工がなく、どっしりとした安定感のあるタイプである。
ひょっとしたら、初の3連覇もあるかもしれない。(第20回日本オープン決勝観戦記)
タイトル戦概要
大会システム
大会形式による半荘戦。成績上位者が本戦へ進出。
日本オープン公式ルール(一発・ウラドラあり。順位ウマ10-30・オカあり)
一般予選・プロ予選→本戦1日目(参加者をブロックに分け競う)
→本戦2日目(64名を各16名の4ブロックに分けて競う)
→準決勝(勝ち上がり+前年度覇者の16名による総当たり戦)
→決勝戦(5半荘)
歴代タイトルホルダー
第1回 | 多井隆晴(日本プロ麻雀連盟) |
第2回 | 阿部孝則(日本プロ麻雀連盟) |
第3回 | 藤崎智(日本プロ麻雀連盟) |
第4回 | 中村光一(一般) |
第5回 | 藤崎智(日本プロ麻雀連盟) |
第6回 | 藤崎智(日本プロ麻雀連盟) |
第7回 | 山下健治(RMU) |
第8回 | 村上淳(最高位戦) |
第9回 | 多井隆晴(RMU) |
第10回 | 武中真(最高位戦) ※現協会 |
第11回 | 北島路久(RMU) |
第12回 | 坂巻稔永(一般) |
第13回 | 矢島亨 |
第14回 | 山口大和(日本プロ麻雀連盟) |
第15回 | 渋川難波 |
第16回 | 魚谷侑未(日本プロ麻雀連盟) |
第17回 | 下出和洋(麻将連合) |
第18回 | 皆川直毅(日本プロ麻雀連盟) |
第19回 | 飯田雅貴 |
第20回 | 飯田雅貴 |
日本オープン公式ルール
基本ルール
- 半荘戦。
- サイコロは、座位・起家決めは二度振り、開門は一度振り。
- 喰いタン・先付けあり。常時一翻縛り(二翻縛りなし)。
- 喰い替えなし。
- 1,000点を1Pとし、30,000点からの得失点に順位点を加えてポイントをつける。
順位点は1位+50P、2位+10P、3位△10P、4位△30Pとし、同点の場合は順位点を分ける。 - 25,000点持ちの30,000点返し。持ち点がなくなってもゲームを続行する。
- 1,000点を1Pとし、30,000点からの得失点に順位点を加えてポイントをつける。
順位点は1位+50P、2位+10P、3位△10P、4位△30Pとし、同点の場合は順位点を分ける。
役・符
- 人和・流し満貫・途中流局なし(四風子連打、四人リーチ、九種倒牌)。
- リンシャンカイホウはツモアガリ(三家包)とし、ツモの二符を認める。
- 翻牌(連風牌を含む)の雀頭は二符。
- 純粋な役の複合によるダブル・トリプル等の役満を認める。
- 役満・明カンの包なし。
アガリ・罰符
- 子の7,700点、親の11,600点は切り上げ満貫とする。
- ノーテン罰符は場に3,000点。形式テンパイあり。
- チー・ポン・カンの空行為は、1000点の罰符。
- アガリ放棄者は流局時にノーテン扱いとなる。
- 複数によるロンアガリは上家のアガリとする(二家和・三家和なし)。
リーチ
- リーチの一発役あり(ポン・チー・カンがあれば無効)。
- メンゼンであればいつでもリーチできる(ツモ番がなくても可)。
- ゲーム終了時に供託リーチ料がある場合は供託のままとする。
ドラ
- カンドラ・裏ドラあり(槓ドラの裏も含む)
連荘
- 親のアガリ及びテンパイは連荘とする(オーラスでのアガリ止め・テンパイ止めはなし)。
チョンボ
- リーチ後の暗カンはメンツ構成の変わらないものにかぎりこれを認める。不正なカンは流局時にチョンボ。
- ノーテンリーチは流局時にチョンボ。
そのほか、不正なアガリを宣言して手牌を公開した場合、ゲームの続行を不可能にした場合、チョンボとする。 - チョンボ者は、順位確定後20P減点とし、同卓者の得点にはならない。
- チョンボの発生した局はノーゲームとし、その局をやり直す。
その他のルール
- その他、日本プロ麻雀競技規定に従う。
- 携帯電話は、マナーモードに切り替えるか電源をお切り下さるようお願いします。
また、競技中の通話ならびにメールのやり取りもご遠慮ください。