第24期女流雀王決定戦観戦記最終日(14回戦)

【担当記者:坪川義昭】

優勝の行方は、奥村と逢川に委ねられた。
逢川は最終戦開始時点で、100p差以内の勝負に持ち込むことができれば十分に逆転の目処が立つ。
逆に奥村はその差を縮められなければ、事実上の優勝決定と言って良いだろう。
優勝の可能性が無くなった望月と夏目は、3位を争うことになった。
東1局

早い巡目に奥村がタンヤオ・ピンフのテンパイ。
トップが絶対条件ではない為、これをヤミテンに構えた。

すぐに親番の望月からリーチが入る。
望月は3位を死守することが目標であり、夏目よりも下の着順を取るわけにはいかない。

ヤミテンが功を奏して、奥村は放銃となっていたを吸収した。
この辺の立ち回りは、流石の一言。
20年以上の経験から培われた技術を、思う存分発揮している。

安目でのツモアガリとはなったものの、700-1,300で望月の親リーチを捌き切った。
東2局

配牌でドラのがトイツだった逢川が、ダブ
をポンする。

更にを
でチーしてイーシャンテン。

絶好のカンを引き入れて親満のテンパイを組んだ。


勝負手でイーシャンテンの望月から溢れたを捉えて12,000。
このアガリで、奥村とのトップラスをクリアすることは厳しくなったが、難しく考えることはない。
可能な限りの点棒を掻き集めれば良いのだ。

逢川は更に一発ツモの4,000オールを炸裂させ、持ち点は50,000点を超える。
南2局

南場の親番を迎えた逢川に、勝負手が入った。
ドラと役牌がトイツのイーシャンテンである。

奥村がタンヤオ仕掛けで、逢川の親番を流しにいく。
このまま逢川がトップで終わったとしても、150p程度のリードはあるのだ。

奥村の300-500で逢川の親番は終わった。
満足いく点棒を稼げなかった逢川は、厳しい最終戦を迎えることとなる。
南4局

出来る限り素点を上乗せしておきたい逢川が、ピンフのリーチを打った。

3位を夏目と争う望月が、一発で無筋を叩き付ける。

3メンチャンのテンパイが入ったならば、追っかけリーチだ。
望月も狙っている順位は違えど、負けられない闘いである。


逢川が望月のを捉えて2,000点。
最終戦に逢川が背負うポイント差は、144.4pとなった。

奥村が、逃げ切り優勝を果たすか。
逢川が、奇跡の逆転劇を起こすか。
女流の頂点が間も無く決まる———






