第24期女流雀王決定戦観戦記1日目(5回戦)

【担当記者:五十嵐毅】
5回戦
座順・逢川-奥村-夏川-望月
現女流雀王の逢川が4着4着3着と、かつてない苦しいスタート。
望月と22年ぶりのカムバックが賭かる奥村がトップ2回ずつとなってプラスを2人で分け合う形での本日最終戦。
東2局、奥村が1000オールをツモった後の1本場、逢川がこの形から七対子に行かず、積極的にからポンしてトイトイに。

最終的には3フーロしてツモアガリ。1300・2600でリードする。

ここに並んだのが奥村。
東4局、夏目がテンパイ。ペンのイーペーコーをヤミテン。夏目は
をツモると、シャンポンのほうが良しとして、ツモリ三暗刻にしてリーチ。

しかし、このときすでに奥村がペンで張っていた。
このは残り1枚。夏目のシャンポンは
が2枚残りと有利だったが、そのラス牌を夏目が持ってきてしまう。

イーペーコー白ドラ2で満貫。
南1局、望月がイーシャンテンからをアンカン。さらに
を持ってきて三暗刻まで狙える完全イーシャンテンとなってカンドラ
を手放した。
即座に持ってきたが河に並ぶ。「だからギリギリまで持ってたのに!」とは望月の心の声。

この隙をついて親の逢川がリーチ。

逢川がを持ってくると望月は果敢にポンして
勝負!

しかし次巡引いたはもう行けない。ここでダウン。
逢川1人テンパイでの1本場、ここで決定打が出る。
逢川は123または234の三色、さらにマンズの一通が望める手。
逢川はを引いたところで一通に決める。

問題はどちらのリャンメンを嫌うかで、ソーズを残した。実はがすでにヤマにはなく、
–
のほうが濃かったのだが。
しかし、先手は望月。七対子、なんと地獄待ちのでリーチ。

すぐにを引いて一通出来合いとなった逢川、もちろんリーチ。

2軒リーチに挟まれ、手詰まった奥村、3枚見えでワンチャンスの
トイツ落としか、親には現物の
アンコ落としか……。
親には絶対通るだけにのほうが守備では勝るが、復活しやすいのは
落としのほうである。
奥村はを選んでしまった。
逢川は裏ドラものせて、トップ争いしている相手から18000直撃。これで安泰となった。

オーラスを迎えての点棒状況は、
逢川54800 望月21200 奥村14400 夏目9600
ラス親の望月は、トップまで33600点と遠い。というよりも、奥村より上ならばOKだろう。流局で終わらすシナリオはできていた。だから、夏目からこのリーチが入った後は無抵抗。

このまま何もせずにいると思ったが……最後に夏目の手番を飛ばす、逢川の切ったをポン。

逢川のチーが2回入っていたためハイテイ手番は北家の夏目になっていたのだが、このポンで奥村に流れたハイテイ牌はドラの!

満貫ツモで夏目は2着順アップ。望月にしてみれば自身の3着落ちを防ぐ大ファインプレーだった。
この結果、望月が奥村をわずかに躱して首位に。74.3Pの大トップを取った永世女流雀王がマイナスを大きく減らし、2人と約150P差となった。







