第13回東北チャンピオンシップレポート
第13回東北チャンピオンシップ
観戦レポート
【担当記者:東海林 公紀】
13回目となる東北チャンピオンシップが2022年1月9日、仙台のまあじゃん学校にて行われた。
東北チャンピオンシップは第2回からはプロアマ混合で行われ、予選4回戦を行い上位8名で+1半荘行い優勝を決めるシステムです。
優勝者には日本オープンの本戦シードが与えられます。
今回は当協会代表の五十嵐毅、佐月麻理子がゲスト参戦。
そして、東北在住の当協会プロはもちろん全員参戦。
総勢36名の熱い雀士達の戦いが、今年もまた繰り広げられた。
その激戦を制し決勝ラウンドへ駒を進めたのは以下の8名。
予選1位:岡崎 康三さん +87.6
予選2位:渡辺 一也さん +56.3
予選3位:豊原 有太プロ +48.0
予選4位:大場 哲さん +34.9
予選5位:鈴木 浩人さん +34.3
予選6位:奥本 章夫さん +33.6
予選7位:すじこさん +23.9
予選8位:三品 寛一さん +22.3
※決勝は予選のポイントを半分にして持越、持越分のポイントを表示しています。
(以下敬称略)
決勝は岡崎・豊原・鈴木・すじこのA卓、渡辺・大場・奥本・三品のB卓で開始された。
今回の大会は例年になくボーダーが低かったことに加え、持越点数が半分のため現状1位と8位の差が65.3Pしかなく、全員が優勝を狙えるポジション。
■決勝A卓(すじこ-岡崎-豊原-鈴木)
東1局、岡崎が鈴木から1000の出アガリ、東2局は鈴木の700/1300のツモアガリと静かな立ち上がり。
しかし東3局、親の豊原が2巡目リーチ!
ツモ ドラ 裏ドラ
4000オールのツモアガリ。ズルいぞ豊原選手!
東3局1本場、豊原が1000は1100オールのツモアガリと豊原がまた加点。
東3局2本場、西家・すじこが東家・豊原から1600は1900のアガリ
東4局、南家・すじこが3000/6000のツモアガリ。
ツモ ドラ
すじこは予選1回戦で筆者から親の国士無双をアガリ決勝へと駒を進めていたため、個人的に思いを乗せていた。
いいぞ!すじこ選手!
南1局、豊原、すじこの2人テンパイで流局
南1局1本場、南家・岡崎が仕掛けて、すじこから2000は2300のアガリ。
南2局、西家・鈴木がリーチ。
北家・すじこも満貫確定リーチで追っかけるも次巡に当たり牌を掴み鈴木が3900のアガリ。
ロン ドラ
南3局、東家・豊原と南家・すじこの2件リーチの中、仕掛けていた北家・岡崎がすじこから1000+供託2000のアガリ。
そして、迎えたオーラス。点数状況は以下の通り。
東家 すじこ-25700
南家 岡崎-19400
西家 豊原-35900
北家 鈴木-19000
各自トップを目指す中、北家・豊原があっさりと、500/1000のツモアガり自らの手でトップを決めた。
ツモ ドラ
A卓はトップ豊原、2着すじこ、3着岡崎、4着鈴木という結果に。
トータルスコアで卓内トップとなった豊原が、進行中のB卓の結果を祈る形となった。
■決勝B卓(大場-渡辺-奥本-三品)
東1局、東家・大場がリーチ。
南家・渡辺が追いかけるも、東家・大場が4000オールのツモアガリ。
ツモ ドラ 裏ドラ
東1局1本場、またもや東家・大場と南家・渡辺のリーチ対決。
大場が渡辺から2000は2300のアガリ。
東1局2本場、またも東家・大場がリーチ。
ツモ ドラ
高めをツモり4000は4200オール。
さすが前々回チャンプの大場、開始から主導権を取っていくー!
東1局3本場、最強戦の東北代表になった事もある南家・渡辺も黙ってはいなかった。
ツモ ドラ
渾身のリーチを安めながら一発ツモ!2000/4000は2300/4300のツモアガリ
東2局、東家・渡辺がリーチするも南家・奥本がカンで追いかけリーチ。
山に残り1枚だったがこれを渡辺から討ち取り、5200の出アガリ。
奥本は去年仙台でやっているプロアマリーグや、様々な大会に参加し修行して来た!修行の成果を見せる時!
東3局、北家・渡辺と東家・奥本のリーチ対決も2人テンパイで流局。
東3局1本場、北家・渡辺が西家・大場から3900は4200のアガリ。
東4局、西家・渡辺が3巡目リーチ、奥本・三品も仕掛けて応戦するも、ヤミテンにしていた南家・大場が400/700のツモアガリ。
ツモ ドラ
南1局、南家・渡辺がリーチ、1600/3200のツモアガリ。
ツモ ドラ
南2局、北家・大場が東家・渡辺から1000のアガリ。
南3局、南家・三品と北家・渡辺の2件リーチの中、東家・奥本が1000オールのツモアガリで望みをつなぐ。
ツモ ドラ
ここで時間打ち切りのため、次局が最終局となる。
点数状況は以下の通り。
東家 奥本-24100
南家 三品-8700
西家 大場-42500
北家 渡辺-24900
三品もこの1年間、プロアマのリーグ戦や様々な大会に参加し腕を磨いて来たので頑張って欲しいところだが、なかなかに厳しい条件。
奥本・渡辺も簡単ではない条件だが、なんとか大場を捲る事を第一に考えるか。
大場は別卓の状況はわからないが、このままトップを守り切り卓内トップで終わりたいところ。
南3局1本場(最終局)、全員が条件を目指し進める中、アガれば良しの西家・大場が南家・三品から1000は1300のアガリ終局。
B卓はトップ大場、2着渡辺、3着奥本、4着三品という結果、卓内トップは大場となった。
果たして、気になる結果は!?
優勝・豊原 有太プロ +105.9
準優勝・大場 哲さん +98.7
第3位・岡崎 康三さん +66.5
第4位・渡辺 一也さん +40.2
『第13回東北チャンピオンシップ』優勝は豊原プロ!
第1回大会に続いて2回目の戴冠となりました!おめでとうございます!
ちなみにその他の協会員の成績はというと…
五十嵐代表⇒豊原プロ以外の協会員の中では1番上!と言っていましたが+9.5の17位。
山本プロP⇒いつも通りの安定感!とはいえ△9.0の20位。
佐月プロ⇒本来の力を発揮出来ず△13.3の21位。
郷内プロ⇒前年度チャンプも惨敗△71.0の30位。
尾川プロ⇒なんと誕生日でしたが△75.4の32位。
高島プロ⇒調整不足で△76.5の33位。
及川プロ⇒マシンガンの球詰まり△85.9の34位。
東海林プロ⇒初戦で親の役満へ放銃が響き△130.0で最下位(泣)。
と、優勝した豊原プロ以外は散々たる厳しい結果となりました。。
参加された皆様、お疲れ様でした!
次回、第14回東北チャンピオンシップでまたお会いしましょう!
そろそろ郷内・豊原以外のプロの優勝が見たいよ!と思われてる方たちのためにも日々精進に励みたいと思います!
2位:大場 哲さん |
3位:岡崎 康三さん |
4位:渡辺 一也さん |