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順位
名前
TOTAL
1回戦
2回戦
3回戦
4回戦
5回戦
1
鈴木 たろう
157.3
8.0
12.4
59.8
62.8
14.3
2
須田 良規
14.5
57.9
-47.9
7.6
15.7
-18.8
3
金 太賢
-74.4
-43.3
-19.0
-51.3
-23.4
62.6
4
鈴木 達也
-99.4
-22.6
54.5
-18.1
-55.1
-58.1

【1日目観戦記】  | 2日目観戦記 | 3日目観戦記 | 最終日観戦記 | 

五十嵐「我輩は代表である。名前はイガリン。いつ勝ったかとんと見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でウヒウヒとオリていた事だけは記憶している…」

ケネス「ちょっとちょっと、なんで自虐的に猫になりきってるんですか?
いくら最強戦本大会でボロ負けしたからって」

五十嵐「(この野郎、簡単に人の傷口に塩塗る一言を…)」

ケネス「ほら、もうすぐ決定戦はじまりますよ。
代表も2年ぶりにAリーグに復帰したんですから、来期のために見といたらどうですか、ヒヒヒ」

五十嵐「うるさい! 言われなくてもちゃんと見るよ!
…ディフェンディングが達也、それに須田とたろうと金か…
金は俺と入れ替わりにAリーグに昇級したからよくわからないんだよな」

 

ケネス「金太賢(キム・テヒョン)、第4期前期生で、B1で1回足踏みしただけでほぼストレートでAに昇級してますね」

五十嵐「たしか関西…神戸出身だよな」

ケネス「ええ。昨年冬から東京在住ですね。どうやら向こうで店長として雀荘で働いていたみたいですが、
あまりに加減無しで打つから、関西で働ける店が無くなって東京に追いやられたみたいですよ」

五十嵐「麻雀マンガじゃあるまいしそこまで化け物みたいな奴はいないだろ。
まあでも西高東低じゃないけど、関西の麻雀のほうが強い気はするな」

ケネス「そういえば最強戦で優勝したのも大阪の…」

五十嵐「最強戦の話はもうするな!!」

 

 

ケネス「須田良規…第4期にAリーグ入り、そして翌年の第5期に雀王獲得。
防衛戦の第6期で負けるも、昨年の第8期に続き今年も決定戦進出です」

五十嵐「第4期・7期以外は決定戦進出か。さすが『東大を出たけれど』だ」

ケネス「仕掛けが多いイメージがありますけど、鋭い読みを持ってるからこそできる技でしょうね」

五十嵐「そういえば須田も島根出身だから西の人間か。でも麻雀覚えたのは大学って言ってたな」

ケネス「頭の良さもありますけどね。幼稚園の時にビートルズの曲をすべて英語で歌えたらしいですから」

五十嵐「それがホントだったらすごいぞ。ビートルズの曲はジョン・レノンの裏声が難しいんだから」

ケネス「いや、すごいのはその部分じゃないですから…」

 

 

ケネス「鈴木たろう…麻雀愛好クラブ、日本プロ麻雀棋士会を経て第5期に入会。
それまでの実績からB2付出で当然ストレート昇級で第7期にAリーグ入り。その年は決定戦に進出してます」

五十嵐「たろうは昔から見てるけど、どんなルールでも状況でもすぐに対応して、最善手を導きだせるからな」

ケネス「そういえば昔、代表が西永福に出した雀荘で知り合ったんでしたっけ?」

五十嵐「そう、今から10年くらい前だな。あいつが通ってた大学が近くにあったんだけど、
1000人近い学生がいたのに麻雀打てたのが鈴木たろうだけだったんだよ!」

ケネス「だから3ヶ月で潰れたんですね…」

 

 

ケネス「鈴木達也…第2期にAリーグ入りしてその年で雀王獲得。その後第6・8期と通算3期、現雀王」

五十嵐「第6期は最終戦のオーラスまでは90%俺が勝つと思ってたんだけどな…」

ケネス「(50歳過ぎると途端に女々しくなるな…)…
ディフェンディングの恩恵もあるけど、それでも第4期以外は全部決定戦進出というのはスゴイですよ」

五十嵐「達也はプロ入り前から見てたけど、その当時でも充分強かったな。
攻めるべき時にキチンと攻められるし、的確に守れるし。押し引きは完璧だな」

ケネス「やっぱり埼玉の高校で番を張ってただけあって勝負強いんでしょうね」

五十嵐「…今初めて聞いたぞ、そんな話」

 

(注)赤字はすべて信憑性の無い情報です

 

★第1回戦★(達也→金→須田→たろう)

東1局 初戦開局をモノにしたのは鈴木たろう。

234の三色をリーチ一発ツモ。見所は8巡目のツモ
たろう(北家、8巡目)
 ツモ ドラ

ケネス「ペンとペンのどちらを残すかの選択ですね。が1枚切れてるから切ったのかな?」
五十嵐「いや、たろうはこの時何ツモっても切るつもりだったはず」
ケネス「なぜですか?」
五十嵐「前巡にをツモ切ってるだろ。
だから『のシャンポン待ち』にしたいはず。を早く切ることによっての形を透けさせないようにしたんだよ」
ケネス「まあたしかに1巡でも開くとが危なく見えますよね。結局出る前に自分でツモっちゃいましたけど」
五十嵐「一発ツモなら文句も無いだろ」

東2局、親番の金が先制リーチ。結果は金・達也の2人テンパイ。

ケネス「金の第1打のが変わってますね。123の三色があるから普通に字牌か、あるいは決め打ちでとか」
五十嵐「はマニアックすぎるな。親番だから内に寄せつつ役牌の重なりも期待、だからペンチャン外しか」
ケネス「6巡目にカンでリーチ。親番だしドラ1なら打点も充分ですね」
五十嵐「ここから達也がトイツ落しで回りつつ反撃体勢だな。そして12巡目に」
達也(北家、12巡目)
 ツモ ドラ

五十嵐「345の三色になったから切りだけど、入り目がだったら…」
ケネス「おそらくのスジ+現物待ちでを切ったでしょうね」
五十嵐「よく見ると須田も丁寧にオリてるな。達也の気配を感じて完全に2軒の共通安全牌しか切ってないし」

丁寧なオリで凌いだ須田が東2局1本場、東3局と連続アガリ。
須田(東2局1本場、南家、7巡目)
 リーチツモ ドラ 裏ドラ

須田(東3局、東家、6巡目)
 ロン ドラ

ケネス「タンヤオチートイドラドラ…打ったのは金か。この12000は痛いですね〜」
五十嵐「だけど東4局で満貫アガリ返してる、根性あるな」

東4局、7400持ちの金が2巡目で以下の手牌からを一鳴きする。
金(南家、2巡目)
 出る ドラ

ケネス「だけど切ったのは。ピンズ一直線ですね」
五十嵐「大きく沈んでるし、どうせ染めるなら先にマンズ切ったほうが後で安全牌に困らないし」

結果、も鳴いて10巡目に満貫のツモアガリ。
金(南家、10巡目)
 ポン ポン ツモ ドラ
 
五十嵐「だけどこれアガっても結局、金がラスか」
ケネス「あと、3着だったけど達也のノーホーラがちょっと気になりますね」

1回戦終了
須田+57.9 たろう+8.0 達也▲22.6 金▲43.3

 

★第2回戦★(たろう→達也→金→須田)

東1局、4巡目に達也はテンパイするが…。
達也(南家、4巡目)
 ツモ ドラ

五十嵐「達也はリーチはしないな。ドラのを切って123の三色を待つはず」
ケネス「ええ、リーチはしてないですが当然ですよ。だって切ったのはですから」
五十嵐「!? う〜ん、ドラのを切って場を軽くするよりは…か。重なってもいいしな、達也ならではの一打だな」

6巡目に待望のをツモった達也は意気揚々と切りリーチ。

五十嵐「このツモなら達也のアガリだろう」
ケネス「だけどこの局は親番のたろうが押してアガリ切るんですよ」

五十嵐「達也のリーチ後にと押して現物待ちの678タンヤオ三色か」
ケネス「金は達也の安全牌がしかないから、この放銃は仕方ないかな?」
五十嵐「ふん。1枚切れなら切っておけばいいんだよ。親も来てるのわかってるし現物待ちが一番怖いんだから」


続く東1局1本場、またしても達也vsたろうの構図。

五十嵐「達也が5巡目にのリーチ」
ケネス「そしてたろうが9巡目に追いついてペン待ちリーチですね」
たろう(東家)
 ドラ
達也(南家)
 ドラ

五十嵐「さすがに達也の勝ちだと思うけどな」
ケネス「結果はそうなんですが、瞬間は純カラになってしまうんですよ。対するは2枚も山に」
五十嵐「だけど安牌に困った須田が、3枚見えで親に中スジので放銃か…」
ケネス「あとは3枚見えで切るしか…なら親に打ってますわ」
五十嵐「どいつもこいつもオリがなってないな。俺みたいに…」
ケネス「1巡目からオリとけばいいんですよね(笑)」

序盤の明暗がそのままオーラスにも反映される結果となる。

五十嵐「ラス目の須田が親か…トップ目が競ってて3着の金も逃げたい状況。連荘は厳しそうだな」
ケネス「須田がうまくピンズを止め切ってテンパイ入れてたんですが…」
須田(東家、18巡目)
 ツモ ドラ

五十嵐「切れば暗カンでカン。こんなの切りだろ」
ケネス「で、須田は金に放銃するんですよ。ちなみにリンシャン牌は…暗カンしたらアガってました」
五十嵐「だからってカンは無いだろう」
ケネス「でも、ツモ番は残り1回。ワンチャンスの切るよりは暗カンした方がピンズ切らなくて済むかもしれませんよ」
五十嵐「う〜ん、それも一理あるな」

2回戦終了
達也+54.5 たろう+12.4 金▲19.0 須田▲47.9

2回戦終了時トータル
達也 +31.9
たろう+20.4
須田 +10.0
金 ▲62.3

 

★第3回戦★(たろう→金→達也→須田)

1回戦、2回戦共に開局スタートに成功したたろうが、この3回戦でもロケットスタートを決める。
たろう(東家、7巡目)
 リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ

五十嵐「リーチ・一発・ツモ・イッツー・ドラ2…」
ケネス「倍満まで1ハン足らず。ツイてないですね」
五十嵐「バカ!高目一発ツモの6000オールなら充分だろ」


東1局1本場、金がイッツー返しのツモアガリを見せる。

ケネス「ツモ番無いたろうが追っかけリーチ。金が掴めば最低12000。が危ないからオリてノーテンでもいいですけど、戦う気満々ですね」
五十嵐「いや、気になるのは直前の須田の仕掛けだ。ハイテイずらしの鳴きなんだけど、そのせいで金がツモってる…」

前回の4着が響いている須田がようやく重い腰を上げ、東4局の親番で本領発揮の仕掛けが出る。
須田(東家、4巡目)
 出る ドラ
からチーして
須田(東家、18巡目)
 ポン チー チー ロン ドラ

続く1本場も3フーロで2900のアガリ。
須田(東家、9巡目)
 チー ポン ポン ロン ドラ

五十嵐「苦しい形でも仕掛けてアガリを拾えるのが須田の強いところだな」
ケネス「2本場では、本手のリーチですね」

五十嵐「金がメンチンイーシャンテンで放銃は仕方無いよな、俺でも切るよ」
ケネス「でもこの須田の連荘、達也・金・金の放銃だからトップ目のたろうは無傷なんですよね…」

やはり6000オールのアドバンテージは大きく、この半荘はたろうが揺るぎの無いトップ。

3回戦終了
たろう+59.8 須田+7.6 達也▲18.1 金▲51.3 供託+2.0

3回戦終了時トータル
たろう+80.2
須田 +17.6
達也 +13.8
金 ▲113.6

 

★第4回戦★(達也→金→須田→たろう)

3回戦から好調な須田が4回戦も主導権を握る。
須田(東1局1本場、西家、5巡目)
 ツモ ドラ
 
ケネス「ん〜、を雀頭に見立ててか、を雀頭に見てのくっつきにするか、保留のか…」
五十嵐「は234の三色が消えるからな。が1枚切れだしシャンポンの受けが薄いからとりあえず切りが正着だな」

須田(東1局1本場、西家、6巡目)
 ツモ ドラ

ケネス「ここで今度はに切ってリャンシャンテンに戻してますが…」
五十嵐「234の三色もあるし、が3枚見えでのアンコ目もあるからな。裏目もだけなら回す価値はあるだろ」

その後、をツモって磐石の待ちリーチ、そしてツモアガリ。
須田(東1局1本場、西家、11巡目)
 ツモ ドラ 裏ドラ

ケネス「6巡目でを切ってないとこのアガリはなかったですね」
五十嵐「そうだな。ツモ切りだとカンかカンテンパイのままだったからな」

このアガリを皮切りに須田東2局で達也とのリーチ合戦にも打ち勝ち、そして東3局1本場の親番で配牌イーシャンテン! 
7巡目に先制リーチをするが…

結果はたろうが追っかけリーチ、そしてハネ満のツモアガリ。

五十嵐「現物待ちで追っかけリーチか…よくできるな」
ケネス「ション牌の、ダブと立て続けに切ってますからね。さすがに切るならリーチってところでしょう」
五十嵐「結果はたろうが高目のドラツモ。裏ドラ2枚乗せて3000・6000で一気に逆転か。強いな〜」

須田の追撃も及ばず、この半荘もたろうが制して2連勝。

4回戦終了
たろう+62.8 須田+15.7 金▲23.4 達也▲55.1

4回戦終了時トータル
たろう+143.0
須田 +33.3
達也 ▲41.3
金 ▲137.0

 

★第5回戦★(たろう→達也→須田→金)

起家を引いたたろう、トータルトップではあるがこのポイントを守るどころかさらに積極的に攻めの姿勢を見せる。
たろう(東1局、東家、6巡目)
 出る ドラ

五十嵐「ポンしてでいいんじゃないのか?」
ケネス「いや、実はポンして…を落としてるんですよ。場には切れてないのに」
五十嵐「ダブのみじゃ面白くないからか…そうだな。はドラのくっつきもあるしな」

このたろうの仕掛けに同巡、トータルラスの金は…
金(北家、7巡目)
 ツモ ドラ

五十嵐「リーチか…う〜ん。この形ならヌルいと言われても落としたいな」
ケネス「でしょうね。ポイント叩くチャンス手ですし。現に金はを落としてますね」
五十嵐「ドラ引きを含めていろんなツモに対処できるしな。焦ってない打ち方だ」

そして9巡目、を引き入れてメンタンピンリーチ。
金(北家、9巡目)
 ドラ
さらに10巡目、達也もテンパイを入れて追っかけリーチ。
達也(南家、10巡目)
 ドラ

五十嵐「この2人のぶつかり合いははじめてだな」
ケネス「3人目も加わりますよ(笑)」

同巡、たろうが3フーロ目のチーテンを入れる。
たろう(東家、11巡目)
 チー ポン ポン ドラ

五十嵐「多分たろうは、須田のリーチだったら勝負に行ってないな。金と達也だから行ってるんだよ」
ケネス「打ったら打ったで、その相手にトップ取らせて、トータル2位の須田にトップを取らせないようにってことですね」
五十嵐「そうだ。たろうみたいな策士家タイプにポイント持たせると厳しいぞ〜」

結果はこの直後、達也がをツモって1300・2600。

五十嵐「達也がこの日初めてのリードか」
ケネス「だけど次局…」

東2局、5巡目にたろうの先制リーチ。親番の達也は無スジを5枚通して親満テンパイで勝負するも…
達也(東家)
 ポン ドラ

ケネス「結果はたろうのツモアガリ」

たろう(北家)
 リーチツモ ドラ 裏ドラ

五十嵐「しかも裏2枚か。達也は親カブリで2着落ち。ほんと達也にとっては展開が悪いな」

達也の苦戦は続き、東4局でも須田に満貫を放銃。
須田(東4局、北家)
 ポン ポン ロン ドラ

ケネス「これで達也はラスに落ちましたね」
五十嵐「でもラスならラスなりの打ち方をするのが達也だ。このトータル状況なら、たろうを苦しめながらだな」

五十嵐の予想通り、南4局で達也は…
ケネス「オーラスの点数状況は、親から金30,600、たろう34,300、達也16,200、須田18,900」
五十嵐「達也は3900アガれば3着浮上、もしくはハネ満ツモで2着。あるいはたろうから3900アガって金をトップに浮上させるか…」
ケネス「達也が12巡目にテンパイします」
達也(南4局、西家、12巡目)
 ポン ポン ドラ

五十嵐「トイトイ高目三色同刻か。安目でも5200。3着には浮上、たろうからアガるのが理想か」
ケネス「テンパイ打牌で切ったドラのを親の金がポンしたんですけどね」
金(南4局、東家、13巡目)
 ポン ポン ドラ

五十嵐「う〜ん、見逃してる余裕は無いかな?」
ケネス「…次巡、達也がツモ」
五十嵐「でツモアガリ3着か」
ケネス「いや、アガらずノータイムでを切ってます」
五十嵐「!? う〜ん、でも達也ならそのくらいこと平気でやるからな」
ケネス「混老頭もつければハネ満になりますしね。たろうがトップでも4着→2着なら。そうでなければ金がたろうを抜くのを待つ、ってことでしょうね」

結果は惜しくも達也が金の当たり牌を掴んで12000の放銃となる。

このアガリで金が決定戦初トップを飾る。

5回戦終了
金+62.6 たろう+14.3 須田▲18.8 達也▲58.1

5回戦終了時トータル
たろう+157.3
須田 +14.5
金 ▲74.4
達也 ▲99.4

 

五十嵐「達也は金に12000打ったけど、アガってたらどうなってたんだ?」
ケネス「その時はたろうがトップですからね。でツモってた場合は…」

【もし達也がでツモアガった場合のトータル成績】

たろう+195.3
須田 ▲9.8
達也 ▲57.1
金 ▲130.1

五十嵐「たろうとの差だけ見た場合はほとんど変わらないのか」

ケネス「だけどアガってた場合は、たろうとトータル2位の須田の差が、現状の140Pから200P以上になってました。
たろうにとってみれば、『達也がアガってくれた』ほうが良かったんですね」

五十嵐「なるほど、だよな。さすがに200Pも差がつくとたろうにとってはやりたい放題できるからな」

ケネス「そうですね。チョンボが5回もできますし」

五十嵐「できねーよ!!

 

〜2日目に続く〜

(文:ケネス徳田)

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