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≪大会レポート≫

今年もこの季節がやってまいりました。
今期を締めくくる『第6回チャンピオンロード〜グランドチャンピオン大会(以下GC大会)』。

今回レポートを担当させていただきます、13期後期入会の江崎文郎です。
チャンピオンロードは私が去年協会に入会してから、出場できる日は欠かさず参加している大会です。
今期の新人王シリーズでやっと念願の初優勝することができました。
更にその勢いのまま次の日にあった最強戦プロ予選の大会でも優勝することができ、私にとってきっかけとなったチャンピオンロードには足を向けて寝れないぐらい感謝しています。
第6回チャンピオンロード〜新人王シリーズ〜大会レポート
また、このチャンピオンロードを通じて、一般の方との触れ合い、大会形式(時間制限・ポイント持越し・ボーダー等)への慣れなど学ぶことが多々ありました。是非とも入会して間もない協会員は積極的に参加して欲しいなと思っています。

さて、思い出はこの辺にして、GC大会のシステムを簡単に説明します。
チャンピオンロードの成績上位者に与えられるGCポイント、今期の各シリーズでのポイント合計の上位24名がGC大会で優勝を争います。

GC大会は、まず予選5回戦を行い上位8名を絞ります。
以後ポイント持ち越しで準決勝(8人)、決勝(4人)の全7回戦で優勝者を決めます。

さぁそんなチャンピオンロードのシリーズ優勝者や決勝進出者・成績上位者を集めた当大会。
予選の5回戦を終えたところで、協会員では竹井、そしてわたくし江崎が残っていましたがどちらも条件を満たせず準決勝敗退。

決勝に残ったのは、以下の4名となりました。
金原正雄さん +243.8
嶋田学さん +219.0
増村一也さん +166.4
西村仁郎さん +123.1
(以下敬称略、姓だけで表記)
金原・嶋田が少し抜けていて、お互いより上の着順を目指すことになりそうです。
増村・西村はトップを取ることはもちろん、上位2人に対して素点か並びを作る必要があります。

それでは決勝戦の模様をお伝えします。
増村→金原→西村→嶋田の並びでスタート。

東1局
5巡目に西村がチートイツドラドラのリーチ。
西村(西家) 5巡目
 ドラ
2巡目と3巡目にを切っていて絶好の待ち。
金原・嶋田がタンヤオ仕掛けで躱そうとするも、無事にハネ満ツモアガり。

東2局
親の金原が嶋田の満貫リーチをタンヤオで躱し、続く1本場も細かく連荘。
しかし同2本場、嶋田から3巡目にリーチ。
嶋田(西家) 3巡目
 ドラ
これに安牌に窮した西村のが掴まり、ハネ満放銃となる。

東3局
今度は金原の攻撃。
金原(北家) 12巡目
 ドラ
満貫ツモアガりで嶋田を追いかける。

東4局
金原→西村へ2000移動して東場が終了。

点数状況は以下の通りになった。
金原 33300
嶋田 31600
西村 22400
増村 12700

金原・嶋田が点数を減らさないのでお互いとの点差をより強く意識しそうだ。

南1局
ここまで1人置いて行かれた形になった増村。
最後の親で頑張りたいところだが、金原の配牌とツモがいい。
金原(南家) 1巡目
 ドラ

その後、以下の形になりリーチ。
金原(南家)6巡目
 ドラ
一発でをツモり、満貫になる。

南2局
ライバルの嶋田に約12000点差をつけた金原の親。
もちろん更なるリードを狙う。
ドラのがトイツの増村。5巡目ポン、8巡目ポンと仕掛けていく。
金原もテンパイするが、点数がない増村の仕掛けだけに高いのは明白。
金原(東家) 9巡目
 ドラ
ダマテンに構え、11巡目待望のを引く。
金原(東家) 11巡目
 ツモ ドラ
牌姿だけを見れば切りリーチだが、が生牌で点数が少ない増村が2副露。
その後の手出しもありテンパイしていてもおかしくない。
金原の選択は…、切りダマ。
マンズの多面張への変化や現在トップ目ということもあるのだろう。
そしてこの選択が吉と出る。
西村・嶋田も仕掛けてテンパイを入れるが…先に場に放たれたのは誰も使えない山に3枚生きていた
金原(東家) 11巡目
 ロン ドラ
増村→金原への12000の放銃となる。
これでトップ目の金原と2着目の嶋田の差は約24000点差。
このをうまく捉えた金原、これが優勝を決めるアガリとなったか!?

その後、西村・増村が意地を見せ、それぞれ満貫ツモアガリで加点するも、西村の最後の親が流れ、いよいよオーラス嶋田の親。

オーラスの時点で状況は、
トップ目の金原はこの局が流れればOK。
嶋田は金原との約20000点差を捲るのが条件。
西村・増村は役満以上の条件。

南4局
まずは嶋田の1人テンパイで流局。
同1本場、嶋田がチートイツの先制リーチをするも、金原に同テンで止められて嶋田・金原の2人テンパイ。

南4局2本場
この局スタート時に残り時間は非情にも約5分程となってしまう。
決勝は90分打ち切りなのだ。

そして金原が自風のを仕掛けてテンパイを入れる。
金原(西家) 12巡目
 ポン三 ドラ
時間は残り1分、河は3段目、相手に仕掛けを入れられて絶体絶命の嶋田。
しかし、ラストチャンスが来る。

嶋田(東家) 14巡目
 ドラ
嶋田のリーチ!
3枚あったアガリ牌の-は脇に流れ、が残り1枚。
ツモは残り2回、時間は残り30秒。
最後のの行方はっ……!

嶋田のツモ!
ハネ満のツモアガリで逆に金原に対し、4400点のリードとなる。
次局、金原が条件を満たすテンパイを入れるも流局。

第6回チャンピオンロードGC大会優勝は嶋田学さんとなりました!
おめでとうございます!

昨年のC大会に引き続いての連覇となる嶋田さん。
優勝コメントでは「来期も3連覇を目指して頑張ります!」と更なる意気込みを見せてくれました。
嶋田さんには是非とも3連覇を頑張って欲しいと願うと共に、私もまた来年GC大会を目指して頑張りたい気持ちになりました。

第6回チャンピオンロードは終了となりましたが、4月29日(金祝)より第7回のチャンピオンロードが始まります。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております。

最後に改めまして、嶋田さん連覇おめでとうございます!

(文・江崎 文郎)

 

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