

<大会レポート>
今年で3回目の開催となった『チャンピオンロード』。
4/30は「ClubNPM感謝祭」。
ゴールデンウィーク期間の開催という事もあり、たくさんの方々にご参加頂き、ありがとうございました!
今回のゲストは朝倉 ゆかり、吉倉 万里、命、豊後 葵、水城 恵利、蔵 美里、綾瀬 まり、妃宮 詩音、冨本 智美、多田
ひかり、松嶋 桃。
(人数の関係上、朝倉と吉倉、豊後と水城、蔵と綾瀬がペアで出場)
総勢76名の中から、見事決勝に駒を進めたのは、この四人。
菅野 光さん。
朝倉・吉倉ペア(決勝の打ち手は吉倉)。
浅井 堂岐プロ。
木村 基洋さん。
場所決めを済ませ、各々が自分の席に座る。
起家から木村さん-菅野さん-浅井-吉倉
東1局。親の木村さんが白赤ドラの2000オールをアガり、幸先の良いスタートを切る。
次局は吉倉と浅井のリーチ合戦になり、吉倉が浅井から5200は5500の出アガり。
東2局。今度は吉倉、菅野さん、浅井の三件リーチ。浅井が吉倉から2600をアガる。
東3局は浅井が吉倉のリーチ宣言牌を仕留め、裏ドラも乗って7700の出アガり。
東3局1本場。親の浅井が3巡目に をポン。
終盤、吉倉の切った にロンの声が掛かる。
浅井(東家)
         ポン  ドラ
高めの で18000は18300の大きなアガリ。
浅井の河には の後に手出しで 、 が切られている。放銃した吉倉も、まさか染まっているとは思わなかったのだろう。
次局は11巡目に西家の木村さんがリーチ。2000・4000は2200・4200のツモアガり。
東4局。12巡目に浅井がドラの を切ってリーチ。木村さんがそれを鳴き、トップ目の浅井から8000直撃。
木村さん、2局連続で満貫!
「君は、流れを信じるかね?」
決勝の前、菅野さんが浅井に問いかけていた。
菅野さんと浅井は、準決勝でも対戦している。この時は浅井がトップ、菅野さん2着で、二人で決勝進出を決めた。
「僕は…そういうのはまだわからないので、信じていないです。でも、流れというものがあっても面白いんじゃないかと思います」
若手プロの浅井らしい答えだ。
麻雀には、確かに『効率』というものが存在する。
しかし、何を信じ、どのような選択をするかは、個人の自由だ。
だからこそ、その四人でしか生まれないドラマが、そこには存在するのではないか。
南1局。7巡目に菅野さんがリーチ。
菅野さん(南家)
            ドラ
マンズのホンイツの浅井が一発で を掴み放銃。裏ドラも乗って12000。
ここでようやく菅野さんが決勝の舞台で初アガりを決める。
南2局は、親の菅野さんと西家吉倉の二人テンパイ。
そしてここから、菅野さんの猛攻が始まる。
南2局1本場
            リーチロン ドラ 裏ドラ
2本場、菅野さん、吉倉、浅井の三人テンパイ。
3本場
            リーチツモ ドラ 裏ドラ
4本場
            ロン ドラ
5本場。この時既に、2着目の木村さんと3万点近くの差をつけていた。
これ以上点差を離されるわけにはいかないと、木村さんが親の第一打の をポン。2巡目には をポン。
しかし、親の菅野さんの手が早い。4巡目に以下のリーチ。
            ドラ
木村さんも10巡目に追いつく。
      ポン  ポン  ドラ
跳満テンパイ!!ここが勝負所。親のリーチに対して真っ向勝負!
持ってきた を加カンし、新ドラ 。
「ロン」
静かに開かれた手牌。
勝負を決定付けるアガリとなった。
            リーチロン ドラ 
菅野さんは、最後も自分のアガりで決着をつけ、終わってみれば10万点越えのトップ!
「いやー、ツイてました」
常にニコニコ麻雀を打っていた菅野さん。初優勝、おめでとうございます!
次回は6月9日雀竜位シリーズ。
皆様のご参加お待ちしています!
6月9日(土) 第3回チャンピオンロード〜雀竜位シリーズ〜
(文・水城 恵利)
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