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【第2回東北チャンピオンシップ観戦記】

「瀬音ゆか〜しき〜♪ 杜の〜都〜♪
あの人は〜 もう〜いない〜♪」

10月11日。
杜の都仙台にて、
『第2回東北チャンピオンシップ』(以下東北CS)が開催されました。

第1回大会はプロ限定だったのですが、
今回からプロアマ混合のオープン大会となりました。
ここではその大会の模様をお届けしようと思います。

申し遅れましたが、
私今回レポート及び観戦記を担当させていただきます。
仙台在住の協会員、豊原 有太と申します。
ちなみにディフェンディングチャンピオンであります。キリッ!!

まずは第2回東北CSのシステムの説明から、

予選を40名で半荘4回打ち、上位16名が準決勝へ
ポイント持ち越しで半荘1回を打ち、上位4名が決勝へ進出
さらにポイント持ち越しで半荘1回を打ち優勝者を決めます。
全てポイントを持ち越すため、素点の方も大事にしたいところ。

さて今回参加のプロをさらりとご紹介します。

郷内 武広プロ

第14期最強位

東北を代表するプロは?と問われたら、
私は真っ先にこの名をあげる。

田端 靖弘プロ

堅い麻雀を打たせたら右に出るものはいない。
今回は堅く会場係を担当することになった。

板倉 浩一プロ

関東在住だが、牛タンを食べるために
遠路はるばる足を運んで来てくれた。
見た目どおりの豪快な麻雀が持ち味であるが、
要所要所に繊細なスパイスも効かせる。


遠藤 美穂プロ

東北唯一の女流プロ。
そして癒しのプロ。
会場いっぱいに華を咲かせます。


高田 浩志プロ

東北期待の若手。
今回は若手らしく運営雑用担当。

如月 冬哉プロ

経歴不明、写真非公開の謎のプロ。
麻雀の打ち筋もまた謎だ。


豊原 有太プロ

あっ私ですw

 

和やかな雰囲気の中、参加者の元気な「よろしくお願いします!」
の挨拶と共に第2回東北CSが始まりました。

対局が始まった途端、会場は静寂と緊張感でいっぱいに。
聞こえるのは小気味良い牌を切る音だけ、
大会特有のこの空気たまんないですよね。

さて1回戦、2回戦と進み
この時点で2連勝が3名、内プロは2人。
この辺は場慣れしているだけあって
流石といったところでしょうか。

なんやかんやで予選の4回戦が終わり、
準決勝進出者が決定しました。
プロで残ったのは、郷内、豊原、如月。
注目はやはり3位通過の郷内。
安定した試合運びで無難に勝ち上がりました。流石です。

準決勝は上位陣がそれぞれ別卓になります。
下位の者はその卓の上位者を沈めつつトップを取りに行くことになるのです。

各卓今まで以上に緊張感が漂い、
そして・・・
決勝進出者が決定しました!

豊原 有太    +160.9p
櫛田 直希さん +148.9 p
中井 章博さん +144.7 p
鈴木 悠佑さん +138.9 p

協会ルールではトップを取った者に+50 pとなりますから、
条件は皆一緒です。トップ=優勝!
さてさて前回に続き今回も、自戦記となりましたので
以下自分を中心に、決勝の模様をお伝えします。

決勝戦進出者コメント
豊原「連覇するために来ました」
櫛田さん「はるばる岩手から来たので、勝って帰りたいです」
中井さん「連覇を阻止するために来ました」
鈴木さん「優勝だな、優勝しかない」

座順は、櫛田さん→中井さん→豊原→鈴木さんの回り。

東1局
さて、決勝戦記念すべき最初の配牌は・・・!
重ひ(涙目)→中盤早々にベタオリ

皆手が重い中、匠にまとめ上げた中井さんが華麗な鳴き一通でツモアガリ
 チー ツモ ドラ

東2局 9巡目 ドラ
 ツモ

「ふっ・・二局連続で一通のアガリ」
と、ほくそ笑みながら声高らかにドラのを切ってリーチ

すると、その宣言牌を下家の鈴木さんがポン
「わっ、ドラポン」
と思う間もなく、さらに対面の櫛田さんが仮テンをツモ
 ツモ ドラ

結局1度もツモることなくリーチは不発に終わった。

東3局 12巡目 ドラ
まずは南家鈴木さんの先制リーチ

続いて北家中井さんが即追っかけリーチ

突然の2件リーチに挟まれた私の取った行動は・・・
「チー!」
・・・一発消しである。

さらに。
「チー!」
・・・形テンである。

しかし必死の形テンもむなしく、
程なくして中井さんが鈴木さんより2600点の出アガリ

東4局。前局のがんばり(?)が功を奏したのか好手が降臨
東4局 9巡目 ドラ

しかしやはりと言うべきか、前局のそれは(仮)初めてのがんばりだった様で
ここから流局までオールツモ切りでフィニッシュ。
この局は、親の鈴木さんの一人テンパイにて流局。

東4局 1本場 9巡目
親の鈴木さんの先制リーチ
 ドラ

このリーチを受けた西家の中井さん
 ドラ

この牌姿から上家のを小考の末チー
片アガリの苦しいテンパイを入れる。
本来なら面前で仕上げたいところだが、苦汁の決断である。
次巡ツモッてきた牌は・・・
お見事!いました、殊勝の300、500

東場はとにかく中井さんの軽快で的確なアガリが目立った印象。
しかしアガリが軽いだけに点差はさして大きくなく
まだまだ目を離せない事は間違いない。

さて一周した時点での点棒状況は、
櫛田さん 25200
中井さん 31600
豊原   22000
鈴木さん 21200

南1局
ここまで唯一アガリが一度もない私だがここでチャンス手到来!
南1局 3巡目 ドラ

一通か678の三色か
「さてどっち!?」
と思う間もなく、次巡またもや櫛田さんが仮テンをツモ、500オール

 ポン ツモ

南1局 1本場
兎にも角にも軽いアガリばかりが出るこの半荘。
俗に言う小場というやつであろうか?
しかしそれもつかの間の出来事であった。場が動いたのはここ。

ダブりーチャンスの配牌を貰った北家鈴木さん
そのまま丁寧に手を育てあげ、6巡目リーチ

南1局 12巡目 ドラ
 リーチツモ ドラ 裏ドラ
裏も乗せ3000、6000。

これが麻雀である。

南2局
大物手をモノにした鈴木さん。
親番を最後に控えているので、
後は場を回すだけなのだが、ここから意外と大変だったりする。
そのはずなのだが、今局もあっさりアガりきる。

南2局 8巡目 ドラ
 チー ポン ロン

南3局
私の最後の親番。
現在ラス目という事も踏まえて何が何でもアガリが欲しい。
願いが通じたのが、5巡目にして上の三色含みのイーシャンテン

 ドラ

「これはいける!」
と思う間もなく、同巡またもや櫛田さんのリーチ
程なくして中井さんより出アガリ、789の三色5200点
 リーチロン ドラ 裏ドラ

私のチャンス手を三度潰した櫛田さん、恐るべし。

オーラス
点数状況は以下の通り
櫛田さん 25800
中井さん 22800
豊原    16400
鈴木さん 35000

各々の条件は
櫛田さん 満貫ツモ、5200直撃、跳満出アガリ
中井さん 跳満ツモ、6400直撃、倍満出アガリ
豊原   倍満ツモ、跳満直撃、三倍満出アガリ
鈴木さん 流局でOK

私の条件は倍満ツモ。正直言って苦しい。
だが終盤以下の手をいれる。

南4局 12巡目 ドラ

そう、他家からリーチ棒が出れば跳満ツモでも捲くれるのだ。
私はひたすら祈り続けた「リーチ棒出ろ〜、リーチ棒出ろ〜〜」

願いは届いた!
南家の櫛田さんより思い焦がれしリーチ棒が放たれた。
待ってました、と追っかけリーチを打つ。
「さあ勝負!」
と思う間もなく、同巡アガリを飾ったのはやっぱり櫛田さん
リーチ一発ツモドラ1で2000、4000

 リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ


櫛田さんは苦しい手を何度もアガりきり、
勝利への執念というものを人一倍感じました。
第2回東北CS優勝は櫛田直希さんでした。
おめでとうございます!

さて今回私は連覇を阻止されたどころか、
決勝にて、ノーホーラ(涙目)
残念過ぎます。
よってここにリベンジを誓いたいと思います!キリッ!!

東北CSはプロアマ交流戦として、今後も開催していきますので
次回も皆様のご参加お待ちしております。

(文:豊原 有太)

 

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