≪大会レポート≫
本年度より始まったプロアマシリーズも、2019年を迎え佳境に入り第3戦!
2018年のプロアマ混合戦では未勝利に終わった協会プロ・・・、そして今回も多くの強豪アマチュア選手が集いました!
選手として参加していた私は、2回戦を終えて好調だったのですが・・・(以下省略)
というわけで、麻将連合の中出プロと逆襲必至の協会トリオの決勝戦の模様をお届けします!
ポイント状況は以下の通り。(敬称略)
薬王寺 重成(172.3)
桐山 のりゆき(177.2)
小南 昌平(158.7)
中出 雄介(129.3)
4者ともこれまでトップ3回2着1回と似たような成績で迎えたので条件は、ほぼ全員トップ条件で決勝戦の火蓋が切って落とされた。(座順は起家から小南、桐山、薬王寺、中出)
開局早々、第1回リーチ麻雀世界選手権ファイナリスト世界のキリヤマがドラ単騎のチートイツをツモ!東2局も1300オールをツモってロケットスタートを切る。
中出、ビハインドの状況での選択。
ドラ
切りリーチとしてをツモアガり、1000-2000。
ツモ ドラ
裏ドラ
ラス親も残されていて最後までチャンスがある中出は離されずに、虎視眈々と追い詰めていく。
東3局は、親番の薬王寺の選択のターン。
慎重に牌を重ねて、待ちのチートイツのテンパイをダマテンに構えるもを切られるとすぐに、ツモ切りでリーチを選択。
このが全て山に眠っており、あっさりと引き当てる。
桐山のリードもほとんどなくなって、南入時点での持ち点は
桐山 33700 薬王寺 30500 中出 18400 小南 17400
南1局
ラス目の小南、ここは簡単には落とせない親番だが・・・
薬王寺
ツモ ドラ
やや不本意ではあるが、ペン待ちで迷いなくリーチ。
すぐさま、小南が絶好のカンチャンを引き入れ追っかけリーチ
ドラ
ここも薬王寺がツモアガリ。
ツモ ドラ
裏ドラ
さらに南2局は桐山が小南に3900放銃で薬王寺が一歩リード!
南3局
ついに我慢の展開が続いた中出にチャンス到来。
ポン
ドラ
直前に通ったばかりの単騎。
ここに桐山がピンズ待ちで決して感触はよくないが、逆襲のリーチをかける。
ドラ
中出、一発目のツモはピンズ。
丸の数次第では、待ち替えで多面張だが・・・丸の数は悪魔の数の6個。
ツモ切って放銃となり、裏ドラをめくると、そこには中出が欲していた・・・。
リーチ一発ドラ3の8000で、桐山がトップ目に返り咲きオーラスを迎える。
逃げる桐山に、1300点差を追う薬王寺、両者が好配牌で決着の刻は近い。
先にダマテンを入れていた桐山だが、薬王寺にピンフのみのテンパイが入り当然のリーチ、すでに3フーロで最後の親番で望みを繋ごうとしている中出は、両者の当たり牌どちらを掴んでも止まらない状態。
またしても六と書かれた全くいらない牌を一瞬で掴み決着がついた。
優勝は、決勝戦でのめくり合いを制し続けた昨年の関西CS覇者、ヴェストワンカップファナリストの実力を遺憾なく発揮した薬王寺の優勝となった。
そして、関西プロアマシリーズの協会プロの連敗に終止符を打ったのであった。
(文・新田 友一)
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