大会レポート
昨年新設した中国麻将ダブルスカップの第2回を今年も5月4日に実施致しました。
前回同様、まずは6回戦を戦い(個人表彰は6回戦までの成績で決定)、ペアの成績上位のみが最終7回戦目に進みます。
昨年は成績が振るわなかった当協会勢ですが、今年は「革命児」がやりました。
5回戦目に小四喜をツモあがって首位に立ち、そのまま個人優勝となりました。
※なぜか、7回戦目に進めなかったわけですが、それは大きな声では言わない約束です。
トップレディ賞には木村 由佳さん。
こちらも5回戦目に首位に立ってそのまま受賞となりました。
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個人優勝 ケネス徳田
(と、ペアの五十嵐代表)
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トップレディ賞 木村 由佳さん |
【個人最終成績(6回戦まで)】
1位 |
ケネス徳田 |
434点 |
2位 |
柏木 拓さん |
345点 |
3位 |
柴崎 健司さん |
261点 |
4位 |
浅羽 英隆さん |
238点 |
5位 |
佐藤 文彦さん |
184点 |
【ペア成績(6回戦まで。ペアアベレージ)】
1位 |
浅羽 英隆・柏木 拓ペア |
291.5点 |
2位 |
柴崎 健司・荒巻 冬樹ペア |
220.5点 |
3位 |
合田 雄亮・中山 勇一ペア |
105.5点 |
4位 |
阿賀 寿直・佐藤 文彦ペア |
84.0点 |
この4組が半荘1回戦の決勝にポイント持ち越しで挑みました。
中国麻将は連荘がないので8局しかないのですが、
ノーホーラですと必ず64点以上失点しますので、4位のペアでも十分逆転可能の状況でスタート…。
だったのですが、首位ペアの柏木さんが東1局、東2局を連続で和了。
2位との差が169点と開いて3位・4位ペアはおろか2位ペアですら厳しい状況に追い込まれてしまいました。
そんな東3局、ギャラリーもおそらく本人も気が緩んでいたと思われる所に、
2位ペアの荒巻さんが大物手をツモ和了。
北家・荒巻さん
フー(ツモ) ポン ポン 加カン
小三元。
日本ルールでは満貫ですが、中国麻将では64点の巨大手。しかもツモ和了。
なんと一気に逆転どころか、135点のリード。
※「ツモ(1)」+「単騎(1)」+「欠一門(1)」+「ミンカン(1)」+「小三元(64)」=68は76オール
早い巡目から2フーロしていたにもかかわらず、その後に場に出た牌に反応がなく、
しかもの対子落としがあり場には三元牌が見えていない。
現状トップならは止めた方がよかったかなぁと思われた柏木さんですが、
続く東4局に「清竜(日本でいう一気通貫。16点役)」をアガって、その差が詰まったところで選手交代。
東家・柏木さん
フー(ロン) チー
暫定2位ペアの浅羽さん。
交代して座って間もない1巡目から「チー」。
場に4枚目のが間に合って、
「花竜(無理に日本的にいうと三色一気通貫の8点役)」の和了。
北家・浅羽さん
フー(ロン) チー チー
さらに次局も門前での「花竜」の和了で再逆転。
西家・浅羽さん
フー(ロン)
ただし今度は23点しか差がありませんので、2位ペアの柴崎さんは何を和了しても逆転可能な大接戦です。
※中国麻将の和了の最低点は8点ですが、その他に全員から8点ずつもらえますので、必ず32点以上収入があります。
ちなみにもっと言いますと、必ず40点以上差が詰まります。
しかし残り2局。
追う柴崎さん、必死に手をつくりにかかりましたが、手がまとまらずそのまま終了。
優勝は浅羽 英隆・柏木 拓ペアとなりました。
【ペア最終成績(アベレージ)】
優勝
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浅羽 英隆・柏木 拓ペア
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389.5点 |
2位
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柴崎 健司・荒巻 冬樹ペア
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374.5点 |
3位
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合田 雄亮・中山 勇一ペア
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7.5点 |
4位
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阿賀 寿直・佐藤 文彦ペア
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△70.0点 |
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2位 柴崎 健司・荒巻 冬樹ペア |
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優勝 柏木 拓・浅羽 英隆ペア |
【最終成績】
(文・二見大輔)
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