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≪大会レポート≫

平成最後の年が明けて早2週間、チャンピオンロード〜雀王シリーズ〜が開催され今回も2会場で104名ものご参加を頂いた。
メインゲストは目下雀王連覇中の金太賢プロをはじめ、第14期雀王の木原浩一プロ、第5期雀王の須田良規プロの御三方。
年間のシリーズは残すところ後2回。GCポイントも意識しつつ、グランドチャンピオン大会出場を目指す人にとってはここが正念場というところか。

私も今回は5回戦終了時点で1.2.1.2.1と200ポイントをオーバーし、久しぶりの優勝が見えてきたところで、6回戦空気のようなラスであっけなく終了。それでも、GCポイントは大きく加算できたので、良しとしておこう。

さて、そんな中見事決勝進出したのは以下の4名。
中井昌さん(+267.7)
増村一也(+238.8)
恒川隆さん(+225.6)
丸江茂さん(+203.6)

あまりポイント差はなく、中井さんと増村はトップなら無条件優勝。
恒川さんと丸江さんはトップの場合、中井さんとの点差や着順が少し条件に含まれる程度。
誰が優勝してもおかしくない接戦で、いい緊張感に包まれながら戦いは始まった。

起家から中井さん→恒川さん→丸江さん→増村の並びとなった。
東3局まで一度も親が連荘することはなく、平たいまま迎えた東4局。
6巡目親の増村が赤2枚の先制立直。
ドラ
同巡恒川さんが追いかける。
ドラ
がある分待ちとしては恒川さんが有利であったが、数巡後、増村が力強くツモアガリ。
渾身の4000オール。一歩抜け出す形となった。

しかし、ここから中井さんが怒涛の連続アガリをみせる。
一本場で立直し、ツモアガリ。
ツモ ドラ 裏ドラ
裏ドラも乗り2000-4000は2100-4100。
南1局も
ツモ ドラ 裏ドラ
3200オール。
一本場。
ドラ
筒子で染めていた増村から12000は12300の直撃。
この3連続の大きなアガリで気が付けば50000点オーバーのトップ目となっていた。

しかし、他3者ももちろん諦めるわけがない。さらに状況は目まぐるしく動く。
次局、恒川さんが中井さんから5200をダマで討ち取ると、親で1000オール。
一本場では2軒立直を掻い潜って七対子を出アガリ。
二本場もアガリ、3本場4本場は聴牌ノーテンで差を縮め、いつの間にか中井さんとの点差はほとんどなくなっていた。
南2局5本場では増村が2000-4000をツモアガリ、3人が満貫ツモ圏内の争いとなった。

そんな中、一人丸江さんは苦しかった。
過去にチャンピオンロード優勝経験もある実力者だが、正直この決勝戦を通じて見た限り、一人だけほとんど手が入っていない。
それでも南3局の最後の親番で増村の立直に対して、きっちり押し切ってツモったところはさすがの力強さと意地が感じられた。
ポン ツモ ドラ

南3局2本場
恒川さんが先制での立直。
手牌を覗くと
ドラ
アガれば優勝がグッと近づく大物手。しかも立直時点では7枚山だった。
しかし同巡、増村がひっそりと恒川さんの宣言牌の単騎で聴牌し、これを中井さんからすぐにアガる。
ロン ドラ

そしてオーラス。
中井さん32800
恒川さん29800
丸江さん8000
増村29400

増村、中井さんはトップなら優勝。恒川さんは中井さんが2着の場合、2200点差をつけなければいけないので直撃なら2600以上で、それ以外は5200以上の出アガリか1300-2600以上のツモ条件。
0本場は中井さんが立直で決めに行くも流局。増村も押し切って聴牌維持し迎えた1本場。
増村が先制立直。
ドラ
索子の場況がよく、増村がここはアガって連荘かと思ったが、数巡後のに突然ロンの声。
恒川さん
ロン ドラ

静かに満貫をアガリ、接戦を制した恒川隆さんが優勝を決めた!!
おめでとうございます!!

次回は2月10日(日)。シリーズ最後となる女流雀王シリーズとなります。
(祝日ではなく日曜日となりますのでお間違えのないよう)
たくさんのご参加お待ちしております。

                                                                             (文・苅辺 直弥)



 

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