≪大会レポート≫
麻雀ファンの皆さま、おはヨンス☆
見てくれてありがトムソン!(*゜▽゜*)
…え?
おはヨンスだかトムソンだか意味不明だって??
じゃあせっかくなのでこの場を借りて挨拶させてもらいましょうか!
皆さま初めまして!!
16期後期に入会させてもらいました新人の松崎真也です!(°▽°)
実はプロになる前から色んな競技大会には参加しており、このチャンピオンロードも第2回から定期的に参加させてもらっておりますので知っている方も多いかと思います!
自分は学生の頃から打っているネット麻雀MJで腕を鍛え、競技の世界に興味を持ち、昨年プロ入りさせて貰いました!
トムソンはそのMJでのハンドルネームとして使わせてもらっている名前なので、以後お見知り置き下さい!(*゜▽゜*)
さてさて、世間ではGW真っ只中!
最長で9連休の方もいらっしゃるとか??
そんなGW冒頭に第9回チャンピオンロードの開幕戦である「ClubNPMファン感謝祭」が行われました!
年々参加者は増加傾向にあるのですが、開幕戦ともあって今回は「柳本店」「勝どき店」合わせて総勢116名もの皆様にご参加していだだきました。
さらに先輩プロから自分と同じ同期の新人まで、非常に多くの女流プロがゲストとして参加し大会を盛り上げてくれました!
競技開始前にはゲスト紹介として一言づつ挨拶を頂いて別会場にツイキャス配信を放映しているのですが、さすが皆さんゲスト経験が豊富なだけあってスゴイ笑顔だったりハキハキと喋ってたり、時にはお互いいじり合ったりとファンの方々を楽しませるトークで、自分も見習わなければなぁ〜と感心していました。
その中でも勝どき店ゲストでトリを務めていた当協会公式ファンクラブClubNPM担当でもある愛内プロの「まだ会員更新してない本店の方々は首を洗って待っててくださいね!!」と言うコメントに会場内も笑いの渦に包まれて印象的でした。
まさかこれがフラグになろうとは・・・(笑)
チャンピオンロードのルールは一般的なフリー雀荘やネット麻雀でも馴染み深い赤入りが特徴となってます。
システムは、まず参加者全員が4半荘打ち、トータル36位までが勝ち抜けて5回戦目を打ち、更に12名に絞っていって、6回戦を終えた時点のトータル上位4名が決勝進出となります。
赤入りなので打点が激しい展開が多くなり、ポイントも持ち越しなので、上位に食い込むには着順だけでなく素点も意識して大きめのトップを取るのがコツとなります。
そんな自分は1-3-1-1と順調で4回戦終了時は+193.8のトータル3位!!
がしかし、その後の5回戦、6回戦と、ラスこそ引かなかったもののそれぞれ同卓者に特大トップを取られ、ポイントを伸ばせずにベスト12で敗退。。。
泣く泣く卓掃をして帰宅コースと思ったら今回のレポートを書いてみないか?と運営の佐久間さんに依頼されて、なんでも経験だと思って筆を執らせて頂きました!
さてさて、前置きが長くなりましたが、そんな激闘を制し決勝戦にコマを進めたのは以下の4名。
1位通過 鈴木翔穂さん(+286.0p)
何を隠そう、6回戦で自分と同卓し、62100点の大トップを取られての堂々の1位通過を果たした強者!
アガリへの嗅覚が鋭く、非常に競技慣れもしている印象で、東1局の親番から親マン2回を含む大連荘で瞬く間に5万点オーバーし、親落ちした後も他家の親をドンドン流していき、南場の親でも攻撃の手を緩めることなく攻め続けられて、全くと言っていいほど手も足も出ずに完敗でした(泣)
2位通過 佐藤輝雄(+272.5p)
第1回チャンピオンロード女流雀王シリーズ優勝
MJではかつてプレイできた雀荘モード「紅孔雀」での専属参戦プロとして、「テルオボーナス」でも有名な大ベテランプロ!
当時の自分もMJではかなりお世話になってGを貰っていた内の1人でしたw
3位通過 愛内よしえ(+252.7p)
第6回チャンピオンロード 女流雀王シリーズ優勝
第12回 野口賞女性部門優勝など
冒頭でも書いたようにファンクラブ担当でもあり、佐藤プロと同じ女流雀王シリーズでの優勝者。
最強戦や最高位戦クラシック等、大舞台の経験と実績では群を抜いているといえるでしょう。
4位通過 ヨンス(+250,2p)
第16期雀竜位決定戦 4位
冒頭の「おはヨンス☆」の本家で自分と同じ16期後期入会の新人プロ!
新人ながら同期では一番の出世頭で、プロデビュー戦での雀竜位戦で一気に決勝まで駆け上がり、史上3人目となる1年目での雀竜位戴冠を期待されるも残念ながら惜敗。
しかしこちらも初参加であるチャンピオンロードではいきなりの決勝の舞台へ!
全員が40p以内に収まっているので、トップを取ったものが即優勝!
わかりやすい条件の決勝戦となりました!
起家から鈴木→ヨンス→佐藤→愛内の並び順
東1局 親:鈴木
鈴木が愛内の2打目のから仕掛ける。
チー 打
ドラ
チーしてマンズのホンイツへ。
プロ3人相手に決勝の舞台、東1局の親番で2巡目、緊張して声が出ないという方も多いかと思うが、鈴木さんはノータイムでチー。
自分の心配をよそに、鈴木さんはいつも通り打てているようだった。
ファーストテンパイは自風のとを仕掛けたヨンス。
ポン
ドラ
ドラ表待ちながら、親の鈴木さんがマンズの染め手なのでこぼれるのもあり得る。
しかし結果は、丁寧に門前で手を進めてた愛内が絶好のCを引き入れてのリーチ一発ツモ、裏も乗っていきなりの跳満。
一発ツモ
ドラ 裏ドラ
東2局 親:ヨンス
親のヨンスがをポン、をチーしてこの形
チー
ポン
ドラ
1枚も切れてないペンのテンパイだが、ヨンスはテンパイ取らずの打。
なるほど、自分ならテンパイを取ってしまいそうだが、ドラ受けやピンズの良形を生かし、もチーして両面待ちに取る作戦のようだ。
しかし南家の佐藤から先制リーチ!
ドラ
すでに役なしのヤミテンだった西家の愛内も同巡役ありに変化。
ツモ ドラ
打でダマ続行。
結果的にヨンスはこので取れなかったのが痛い!
2巡後にを引いて追いつくも、同巡佐藤がツモアガリ。
ツモ ドラ
裏ドラ
東3局 親:佐藤
愛内がカンチー、チー、チーと仕掛ける。
チー
ドラ
役牌はとが飛んでいて、とがションパイ、も1枚切れではあるが、トップ目が3副露でこの形ならドラは持っているだろう。
仕掛け具合からしてのダブルバックが濃厚に見える。
そんな中、ヨンスが長考する。
北家:ヨンス
ツモ ドラ
が3枚見えても2枚見え。ピンズもが2枚見えだが、が自分から4枚見え。3人の捨て牌的にもピンズはよく見える。
ただ跳満と満貫親かぶりしている点差で大きく手を作りたい。
やが見えてるので345の三色にはなりやすくなっているが、ヨンスは長考の末ピンズの3面張を生かすべくをツモ切ったのだが、2巡後に持ってきたのはテンパイ逃しとなる。
しかし、同巡愛内がドラ発でツモ宣言をし、結果的にはリーチ棒分助かった結果となった。
南家:愛内
ツモ チー
ドラ
東4局 親:愛内
またも点棒を持っている愛内と佐藤がぶつかる!
佐藤が14巡目にリーチ!
ドラ
愛内も同巡追いついて追っかける。
ドラ
決着はすぐに着いた。
二人よりも先にテンパイを入れて、曲げられる待ちを待っていた鈴木さんがを掴んで一発放銃。
同時に二人からロンの発声があったが、頭ハネで佐藤のアガリ。
北家:佐藤
一発ロン
ドラ 裏ドラ
東場から一発・赤入り麻雀らしい高打点の応酬な展開。
東場を終えての点数状況は以下の通り。
鈴木さん 7700
ヨンス 16700
佐藤 37400
愛内 38200
まだ1度も和了れてない鈴木さんとヨンスは南場の親番でなんとか挽回したいところだが、愛内、佐藤が親から直撃し加点に成功する。
南1局 親:鈴木さん
南家:愛内
ロン ポン
ドラ
鈴木さんの放銃。
南2局 親:ヨンス
南家:佐藤
リーチロン
ドラ 裏ドラ
ヨンス放銃。
これで鈴木さんとヨンスの二人はだいぶキツくなった。
ほぼ二人のマッチレースと言っていい状況。
展開も早い。チラッと時計を見るとまだ30分を回ったところだ。(決勝戦は90分打ち切り)
南3局 親:佐藤
佐藤42600点
愛内47200点
二人の点差は4600点
佐藤はこの親番で愛内を捲ってオーラスを迎えたい。
一方の愛内はこの親番だけは何としても流したい。
ドラ対子のヨンスと、食いタンで連荘を目指す佐藤がそれぞれ仕掛けているが、愛内に、と立て続けに入って先にテンパイが入る!
南家:愛内 15巡目
ツモ ドラ
ここで愛内が長考する。
を切れば-、-待ち、を切れば-待ち。
-
は自分から見て6枚見えなのでそちらの選択は無いだろう。
ダマで流すことを重点に置くか。
リーチでオーラスの点差を広げるか。。。
愛内の選択はリーチ!!
しかし、この選択が結果的に佐藤を助けてしまう。
リーチを受けた一発目の佐藤の手が止まる。
東家:佐藤
ツモ ポン
ドラ
はノーチャンスで場に1枚切れているのでほぼ通る牌だが他は全部無筋。
おそらく愛内からのリーチがなければテンパイを取るかを切っただろう。
リーチ一発目でもあり、佐藤はでテンパイを外して直撃を回避!
そしてその次巡にツモで再度テンパイ!
東家:佐藤
ツモ 打
ポン
ドラ
4巡前にを切っており、フリテンではあるが、愛内の待ちをガッチリと押さえてのテンパイ。
終盤に仕掛けたヨンスと、終盤まで四暗刻単騎イーシャンテンで粘っていた鈴木さんも仕掛けて全員テンパイで流局。
鈴木さん、ヨンスともにまだ諦めては無い!
愛内も突き放すつもりが、まさかの全員テンパイでリーチ棒分失点しただけとなってしまった。
1本場は佐藤がリーチしてツモリ、ついに愛内を逆転する!!
東家:佐藤
リーチツモ
ドラ 裏ドラ
南3局2本場 親:佐藤
ずっとリードを守っていた愛内、何とかこの親を終わらせてオーラスの親番にかけたい。
配牌こそパッとしなかったものの、ツモが効いて8巡目にはこのドラドラのテンパイ。
南家:愛内
ツモ 打リーチ
ドラ
これにソーズのメンホンで、一手で三暗刻含みの倍満手替わり待ちのテンパイをしていたヨンスがで飛び込む。
北家:ヨンス
ツモ 打
ドラ
裏は乗らなかったが、佐藤の親を流すごとに成功した愛内。
そしてついに迎えたオーラス!
東家:愛内 49900
南家:鈴木さん ▲2400
西家:ヨンス 2600
北家:佐藤 49900
なんと!歴代女流雀王シリーズの覇者2人がオーラスで同点!
東場から大物手が飛び交う展開だったが、実際にアガっていたのは佐藤と愛内の2人だけ。
そんな2人のオーラスの配牌が
東家;愛内
ドラ
北家:佐藤
ドラ
2人ともそこまで良くはないが、が対子である分、愛内が若干リードか?
3巡目に佐藤がをツモ切ると、愛内がこれをポン!
東家;愛内
ポン
打 ドラ
しかし、先にテンパイが入ったのは佐藤。
北家:佐藤
ツモ ドラ
1巡目にカン、2巡目にカンを立て続けに引き入れて、一気に形が引き締まっていた!
佐藤は切りのヤミテンを選択。のツモを期待しつつ、ダマで和了れる手替わりを待つ。
その間に愛内も手が進み、4枚目のも加槓して追いつく!
東家;愛内
ツモ 打
加カン
ドラ カンドラ
佐藤も終盤にダマで和了れる手に手替わりするも、同じく終盤に待ち変えした愛内と共に2人テンパイで流局。
東家;愛内
加カン
ドラ カンドラ
北家:佐藤
ドラ カンドラ
南4局1本場 親:愛内
どちらも一歩も引かぬ状況、オーラスまで縺れたこの2人の戦いも終焉を迎える時が来た。2人に同時にテンパイが入る。
北家:佐藤 13巡目
ツモ 打
ドラ
東家:愛内 14巡目
ツモ 打リーチ
ドラ
この時点で佐藤のは山に2枚、愛内のが1枚眠っている。
結果はすぐに訪れた。
「ツモ!!」
そう言って卓上に置かれた牌はドラの。
競り勝ったのは愛内。
さらに裏ドラを捲ると、そこに転がった牌には六の文字が…
東家:愛内
ツモ 裏ドラ
ここに来ての8000は8100オールには、緊迫した会場内にも軽く笑声が起きる。
次局は全員ノーテンで流局し終局。
ファンクラブClubNPM担当者として、開会式時に「まだ会員更新していない人は首を洗って待っててくださいね!」と宣言し、勝どき店、本店に集まった腕自慢の強者達全ての首を討ち取った愛内プロが、見事2度目のチャンピオンロード優勝を果たしました!
愛内プロ、本当におめでとうございます!!
そんな愛内プロに代わって自分が宣伝させていただきます。
ClubNPMに会員登録、更新がまだの方、是非この機会に登録・更新をよろしくお願いします♪
「Club NPMファンクラブ」に入会すると、このチャンピオンロードの参加費が1年間1000円引きとなり、その他もお好きなプロのサイン色紙、年4回発行の会報など特典も盛り沢山!
新規入会と詳細はコチラから
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次回は7月16日(月曜祝日)の雀竜位シリーズとなります。
自分もMJ関係の方々から「競技の大会には興味あるんだけど、リアルでは打った経験が少ないし、どの大会に出ればいいのかわからない」という声をよく耳にするのですが、そんな時このチャンピオンロードをお勧めしております!
皆さんが慣れ親しんでいる赤牌入りのルールで、予選、本選と言った複数日程の大会ではなく1日で優勝者が決まるワンデー形式。
さらにほぼ確実にプロと同卓出来ますので、大会には不慣れな方でも安心かつ、プロとガチンコ勝負してみたいって言う人にもモッテコイの大会です!
自分も出来る限り今後も参加する予定です。皆様のご参加を協会員一同心よりお待ち申し上げます。
(文:松崎真也)
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