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≪大会レポート≫

どうも!第16期新人王の中月裕子です!
チャンピオンロード新人王シリーズに参加いただいた皆さん、この度は私のためにわざわざ参加いただき…
え?違う?まあまあ細かい事はさておき、今回も100人超えの大盛況のチャンローとなりました。
ありがとうございます!さて、新人王でもあり、協会一チャンローが強い女流と自負している中月ですが、今回ももちろん決勝進出!
…はできず4回戦敗退でした…。同期新人王対決も負けました…。協会一チャンローが強い女流と言い出してからチャンロー弱くなりました…。
このままでは協会一から2番3番手に落ちちゃうので次からは謙虚な発言で頑張ります。

さて、そんなどうでもいい前置きはさておき、
今回の決勝を見ていきましょう!

まずは決勝メンバー。

小早川 悠矢 319.3p
実はこの新人王様の同期の小早川プロ。チャンピオンロードの出場率も高く、天鳳でも有段者。ピンク大好き。

飯塚 堤樹 274.9p
こちらもチャンピオンロード常連様。この日はRMU多井プロのネクタイを着用で気合十分!初優勝なるか。

中込 侑希 255.0p
16期前期に入会した新人女流。今回2回目のチャンピオンロードでいきなり決勝に進出したツワモノ!
ここで優勝して協会一チャンローが強い女流に近づくか?(笑)

山下 健治 248.7p
準決勝は大接戦の中、トップをとり最後の枠を勝ちとった。きっと本人も準決勝はしびれたであろう。この勢いでそのまま優勝を勝ち取りたい。

飯塚、中込、山下はトップが必須となる。しかし小早川が2着の場合は点差の条件が必要だ。
小早川は2着でも優勝する可能性があるが、飯塚のトップは避けたい。

そんな条件の中、火花を散らした決勝戦が始まった!

東1局、親は小早川。(並びは小早川→中込→飯塚→山下)

開幕早々、小早川と飯塚の仕掛けがぶつかる。
飯塚はターゲットの親をいち早く流すべく、3巡目にを仕掛ける。
小早川の方も、5巡目でドラのが鳴けて三色のイーシャンテン。
その後は両者とも有効牌が引けずイーシャンテンが続くが、終盤に両者とも2つ目の仕掛けが入りテンパイ。

小早川
 チー チー ドラ

飯塚
 チー ポン ドラ

そんな中、中込はを暗刻にし、テンパイしていたが最後のツモ番で以下の形からドラを掴んでしまう。
 ツモ ドラ
テンパイをとりたい中込はここからを切り、親の小早川に5800の放銃となってしまった。

苦しい放銃となってしまったが、中込のファイトが感じられた。

続く東1局1本場は、中込が789の三色確定のリーチを入れる。
中込
 ドラ
しかし同巡に山下からの追っかけリーチ!数巡後、中込のツモ切るに山下から声がかかり手を開けてみると…
山下
 ロン ドラ 裏ドラ
なんとこちらも三色。山下が満貫をアガる。

2局連続の放銃で苦しい中込。
次局の親番で飯塚が早々にホンイツの仕掛けをするがなんとかリーチピンフをツモ。

続く東2局1本場、中込の選択が光る。
中込 10巡目
 ツモ ドラ
タンヤオへの仕掛けなどを考えをツモ切るという人も多いと思う。
中込が選択したのは。456の三色になる可能性が高くなり打点が高く見込める。
決勝戦が始まる前、中込は初の決勝戦でとても緊張していたが冷静な判断に少し驚いた。

そしてその後の選択も成功し次々と有効牌を引き入れ仕掛けの入っていた飯塚から7700を出アガる。
 ロン ドラ
なんとか3着まで持ち直した中込。
しかし次局は飯塚が山下から3900を出アガリ親が流れる。

続く東3局は、小早川がタンヤオの仕掛けを入れ500・1000のツモアガリ。

そして東4局。ここでもリーチがぶつかる。
先にリーチをしたのは飯塚。
 ドラ
1枚切れの単騎で即リーチをかけた。

それに追っかけてきたのは親の山下。
 ドラ
リーチのみだが、一番条件が厳しい山下はここで親番を続行させて大きめのトップをとりにいきたい。
それぞれの待ち牌が1枚ずつ残るなか終盤に差し掛かり、誰もが流局かと思われたがハイテイで山下が持ってきたのは…
飯塚が6400点のアガリとなった。

このアガリに続く、次の2局は飯塚のペースに3者が圧倒されることとなる。

南1局は、ソーズの染め手に進めていた小早川がドラを切ると、飯塚からポンの声がかかる。
そこから全く手が進まない小早川はオリる事になり飯塚の1人テンパイで流局。

続く南2局。
親の中込がピンフ・ドラ1・高めタンヤオイーペーコーで絶好の5巡目リーチ!
中込
 ドラ

しかしこれに向かったのは飯塚。
 ドラ
この形から中込がツモ切ったドラのをチーして打
は親リーチに通っておらず、なんともアグレッシブな仕掛けだ。
その後、小早川の切るにも「ポン!」を外しタンヤオのイーシャンテン。

実はこの鳴きで中込のツモ牌が流れたのだ。そしてツモ番も残り数回に差し掛かったところで飯塚が声をあげる。

「ロン」

 ロン ポン チー ドラ
これで飯塚がトータルのトップ目にたった。

このままにはさせんと静かに燃える小早川。
ラス前、飯塚の親番でタンヤオのみのダマテンを入れ飯塚から1300点直撃。

そしてオーラス。
東家 山下 11300
南家 小早川 31800
西家 中込 19300
北家 飯塚 37600

小早川の条件は300.500ツモ。出上がりは1600から。
飯塚はアガれば優勝。

なんとも緊張感のあるオーラスとなった。

そして飯塚はここでもアグレッシブさを失わなかった。
5巡目から勢いよく飯塚がリャンメンチー。その4巡後再びリャンメンチーし、一気に2フーロ。
しかし小早川も着々と手を進めており、ピンフイーシャンテン。
飯塚の仕掛けに間に合え、と心の中で叫んでるのが背中から伝わってきたが、すぐにその声は響いた。

「ツモ」

アガったのは飯塚。
 ツモ チー チー ドラ

優勝は飯塚さん!!

対局中、ヒシヒシと闘志が伝わってきた。
4者とも伝わってきたが、その中でも人一倍勝ってやる!という気持ちが強く感じられた。

今回は4位となったが山下さんはチャンローの常連ということもあって、あまり緊張は感じられず、ずっしりとした高打点重視の麻雀が光っていた。
中込は始まる前はとても緊張していたが、麻雀中はガラッと人がかわり自分らしい麻雀が打てていた。
小早川は…同期を褒めるのは癪なので省略。(笑)
競技麻雀の戦い方、条件に対しての戦い方はやはり一番慣れていたとだけ言っておくか。

とても緊張感があり見てるこっちもハラハラする決勝戦となった。

2度目になりますが、私のために皆さん沢山のご参加…(省略)

とにかく、選手の皆さんも長時間お疲れ様でした。
勝った人も負けた人も、今回の経験を生かして今後のご活躍をお祈りしています。

もちろん私も負けずに頑張ります!

改めて、飯塚さんおめでとうございます!!

(文・中月 裕子)

 

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