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≪大会レポート≫

第7回チャンピオンロードもグランドチャンピオンシップを残した最後のシリーズ、今回の「女流雀王シリーズ」のみとなった。

「さつき!ペン足りてないからサイン急いで書いてー」
4月はじまりの30部の協会カレンダーにサインを入れていく。
「これ、売ってきて!」
みんなが座っている場所にカレンダーを売りに行くのだが、ほとんどの方がもう既にカレンダーを買ってくれていた。
はっちさんと豊後さんの営業力はすごいのだ☆

朝からなんだか慌ただしい。だけど、なんだか楽しい一日になりそうな予感♪
なんたって今日はとてもいいお天気だから☆

ゆかりさんは大会参加者とほんわかおしゃべりをしている。トミーさんの恰好はとてもセクシー(*´-`*)

そんなことをぼんやり思いながら、始まったチャンピオンロード。

私は1回戦をトップ、2回戦を3着で終え、お腹がすいたのでコンビニにいく。
カツサンドを購入。カツサンドは勝利のお守りなのだ☆
そこから2連勝。

調子がいいな♪と思った5回戦、準備のために卓につくと、なんと同卓者にカツサンドを食べている人がいた…
嫌な予感^^;

その方は決勝へ行き、私は6回戦で敗退となった。カツサンドは食べた直後に効果がでる食べ物なのだ。
次からは対局の合間に一個ずつたべることにしよう…そう心に固く誓った。

―――さて、無駄話はこれくらいにして、決勝に残った4名を紹介させていただこう。
実は、今回決勝に残った4人のうち3人と私はこの日麻雀を打っていた。

・カツサンドを食べる前に対局した吉竹さん。
・私がカツサンドを食べて気分がよくトップをとって晴れやかな気持ちになっていた目の前でカツサンドをほおばり始めた片岡さん。
・カツサンドをもしかして隠れて食べていたかもしれない東さん。
・同卓はしていないけれど確実にカツサンドを食べたに違いない丸江さん。

6回戦目で対局した片岡さん、丸江さん、吉竹さんはともに同卓で、卓内3位までのメンツがそのまま決勝へと勝ち進んだ。
決勝に残った4人と5000点差以内に3人もいるという稀に見る接戦での決勝進出争いであり、卓内1位なら決勝に残れる! と思ってトップをとったのに。と悔しい思いをされた方もいたではないだろうか。

観戦記へと進む前にポイント状況を確認しておこう
丸江 茂さん+241.4
東奉 寿さん+240.6
吉竹 知弘さん+201.9
片岡 大輔さん+200.5

片岡さんだけ、自身がトップで丸江さんが2着だった場合のみ900点以上の差をつけなければならず、それ以外の方は純粋な着順勝負となる。

東1局、北家・吉竹さんの手がいい。
7巡目にテンパイしダマ。次巡、丸江さんからタンヤオ・三色・赤の8000を出アガる。
 ロン ドラ

「よろしくお願いします!」と座り半荘が始まった一局目にあがれると「感触がいいな」と思う。
気持ちに余裕ができるし、緊張も解けるような気がするからだ。それが満貫級だと余計に。

リードした吉竹さんが仕掛けてあっさり400・700をツモアガリ、あっという間に局は進む。

東3局、ドラを暗刻にしてのシャンポン待ちでテンパイした片岡さん。
真ん中の牌は出づらいことを頭ではわかっていても、アガれないが出たらどうしようと思い焦ってリーチしてしまう人もいるだろう。
焦らず丁寧にダマを選択した片岡さんが、ダマだからこそポロりと出るを丸江さんから仕留める。
 ロン ドラ

次局も今度は役ありテンパイの1600を吉竹さんからアガリ、トップへと踊りでる。

この決勝で片岡さんは1度もリーチ棒を出していない。1日を通してほとんど放銃をしていないというのも頷ける。
麻雀がとても丁寧で慎重でそれから冷静である。

南1局、東場に不運な放銃が続き辛い丸江さん。
10200点のラス目となってしまった丸江さんが、なんとビックリ6巡目に一手変わりリャンペーコーにタンヤオ・七対子・ドラ3をテンパイする。
 ドラ

一方、北家の吉竹さんも7巡目に、
 ドラ
イーシャンテン。一打目に切ってあるのひっかけになればと思って残した七対子の待ち候補……
を引いてメンツ手も見れる形となった吉竹さんの切ったは丸江さんのあたり牌であった。

誰かにとって幸運な展開は、誰かにとっては不運な出来事となるのが麻雀である。
そんなことは百も承知なのに、私はなぜかいつも切ない気持ちになってしまう。

片岡さんが他のみんなを10000点近く離したトップ目でだいぶ平たい点棒状況となった。

南3局2本場、ここまで参加できていない親番の東さん。
 ポン ポン ドラ
我慢し続けて、ようやく順番がまわってきた!6巡目のポンテンである。

だけど、なんとこれが3人テンパイで流局する。
あまりにもスジが通り過ぎて、3段目に入る頃には両面は残り2スジ。
上手にまわった周りも上手いけれど東さんとしては辛い展開である。

続く3本場で東さんが6巡目にピンフのみの親リーチをかける。
今度こそ、自分の番だ!親番の残る吉竹さん、トップ目の片岡さんはオリ。
12巡目、追いついたのは丸江さんであった。強い牌を押してリーチ!
 リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ

東場に連続して満貫を放銃した丸江さんが気づけばオーラスを迎えてトップになっていた。
オーラス点棒状況
丸江さん 37600
片岡さん 31300
東さん 17700
吉竹さん 12300

東さんが15巡目にリーチ。ん?!リーチ?
倍満をツモると100点差で捲りであるが、倍満の手が入っているのか?え?なに?気になる!
(実は私、大会レポートを引き受け観戦記を書くとともに1年以上ぶりに慣れない採譜も担当しており、気になる東さんの手を見に行けない…あぁ、もどかしい…)

もしかしたらテンパイしないかもしれない…と心配していた吉竹さんも残りツモ2回で三色確定のを引いてテンパイを果たす。
 ドラ
をツモると一気に2着に浮上となるのだが…東1局の吉竹さんの234の三色で始まったこの半荘。オーラスもまた、三色で決着がつくのか?

結果は流局。

開かれた東さんの手は、確かに一発もしくは赤でツモるか裏が乗れば倍満の手であった。
 ドラ

オーラス1本場、早々と片岡さんがテンパイをいれるものの2枚切れの嵌張と待ちが悪い。
リーチをかければ条件を満たすが、分が悪い…丁寧に丁寧に打っていた片岡さん。

しかし数巡後、開かれたのは丸江さんの手であった。
 ロン ドラ

優勝は、丸江茂さん(*・ω・ノノ゙☆パチパチ

対局が終わって…「表彰式を行うので少々お待ちください」
こう声をかけられた後に、この決勝を戦った4人が卓を囲んでその半荘を振り返って話をしているのがとても印象的だった。

麻雀が大好きな気持ちが伝わってきて、心の中に温かい気持ちがふわぁーっと広がった。

≪丸江さんの優勝コメント≫
「蔵さんのファンなので、採譜してもらえてとても嬉しかったけれど緊張しました。
晴れてグランドチャンピオン大会に出れることが決まったので、頑張りたいと思います!」

そう、チャンピオンロードの決勝は採譜があるのだ。誰かに採譜をしてもらった経験は私もない。本当にうらやましい!!

東場で満貫を2回放銃してからの大逆転!まさに今期の女流雀王決定戦のようでした。

『第5回チャンピオンロード〜新人王シリーズ〜』に続く2度目の優勝、本当におめでとうございます☆

―――チャンピオンロードが終わり、携帯を開く。
「いるよー。いつもの3人で!」
よだれが垂れそうなほど美味しそうなお肉の写真と一緒にはっちさんからラインがはいっていた。

私「くらさーん♪飲みいきますよ!!」
蔵さん「ちょっとだけね?」

二人で連れ立って女流雀王決定戦メンツの元へ今日頑張ったご褒美においしいお酒を飲みに行く。
麻雀して、お話しして、少し酔っぱらって…素敵な決勝の対局を思い出しながらニヤニヤしながら帰路につく。
予感は当たる。今日も楽しい一日だったな♪

皆様ご参加、ありがとうございました♪次に会う時もいいお天気になりますよーに☆にぱぁー♪

(文・佐月 麻理子)

 

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