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≪大会レポート≫

今更ゲスト扱いされても・・・・
会場に向かう筆者の正直な心境であった。

もし仮に協会員チャンピオンロード出場回数ランキングを作成したら、第1位は私か五十嵐代表と思われる。
そんな常連の私としては、特別扱いされる事に全くもって違和感しかなかった。

まあそれでもやはり、「ゲストなんだからいい成績出したい」といつもよりちょっと気合を入れて迎えた今回、
終ってみれば3着・4着・3着・4着の記憶にない位の惨敗であった。
だってアガリ競争全部負けるんだもの・・・・・ そしてそんな私を含めた歴代4人の雀竜位はなんと全員が4回戦敗退。

まあ斎藤俊あたりは、「俺は惜敗だから!▲155の奴と違うから!」とか言いそうだが負けは負けである!キッパリ

その後、
ベスト32では、女流雀王の豊後葵もオーラス最後の最後の競り合いに敗れ紙一重の差で惜敗。
ベスト12ではチャンピオンロード常連の江崎、前回のClubNPM感謝祭および先日の「μレディースOP」にて優勝し勢いに乗る中月
協会員最後の砦として奮闘していた二人も敗退。

気付けば協会員は全滅の中、決勝は沖さん・瀬本さん・大森さん・鈴木さんの4名。
全員40ポイント以内の為、この半荘トップの人が優勝のわかりやすい構図となった。
(注:以降、対局記述部分では全参加者とも敬称略です)

さて並びは起家より、沖-瀬本-大森-鈴木の順。
そして東1局、まずは沖の4000オールで幕があけた。
 チー ツモ ドラ
大森のリーチを受けそこに勝負しての競り勝ち、なによりアガリ牌は打点倍増となるとまさに最高のスタート。

、、、さて、ここで唐突にこの勝負の結末について少々触れたい。
このアガリで出だし首位の沖だったが、その後は手牌に恵まれず終わってみればこれが唯一のアガリ、そして4位で敗戦となった。

「何が原因か」という局も特にはない。積極果敢にアガリを目指すも最後の一枚に恵まれなかった。
まあ「今日は沖の日ではなかった」と言う表現が一番適切に思える。
結局こういった大会にて最後の最後に優勝の決め手になるのはその手の運、一種の天命の様な物なのである。

そして東1局について、アガった沖以上に筆者が内容に手応えを感じたのが大森だった。
彼は最高位戦所属の競技選手である事は知っていたが、理に聡いゆえに決勝という場面で腰が引け慎重になりすぎる人は珍しくない。
だがそこは上位リーグのB1所属かつチャンピオンロード決勝も5回目の彼。
この局、のびのびと手を進める姿勢に、「無難に行かずに堂々と勝ちに行く」そんな意思を感じた。

実際大森は東2局までは沖と瀬本にややリードを許したものの、
東2局1本場には、瀬本・鈴木の2軒リーチに追いつき瀬本から12000をアガる。
 ロン ドラ 裏ドラ

続く親番でもあっさり12000を瀬本から連続でアガリ単独首位となる。

ここからもう一つあがればいよいよ磐石だったが、南場にさしかかりつつあった局面からいよいよ他の反撃が始まる。
まずは序盤は全く勝負に参加せずの静観を続けていた鈴木。
 ツモ ドラ 裏ドラ
リーチツモの2100・4100により戦線復帰。

そして南2局、親番の瀬本。
チャンピオンロードの常連であり優勝経験もある彼が独自手順で魅せた。

6巡目に以下の形
 ツモ ドラ
打点も欲しいこの状況、筆者なら345三色と全体の伸びを考えを切りそうだが、瀬本の選択はツモ切り。
アガリ易い先手即リーを最優先にしつつ、三色はあわよくばの123狙いという所か。

しかし直後7巡目に鈴木からリーチを受け、ここに引いたのが、少々痛い。
を切っていればマンズ・ソウズのどこを引いてもOKクラスの好形、
ピンズに手をかけていなければここでカンテンパイだったろう。
しかもこのは鈴木の当たり牌とかなり追い詰められた状況になってしまった。

が、しかし、運命の神様とはどのような結末を用意しているか本当に解らない。
瀬本の決断は、14巡目に奇跡の6000オールとなった。
 ツモ ドラ 裏ドラ
この手をアガれる人は他にもいるだろうが、おそらくを雀頭にしての4000オール止まりが大半だろう。
6000オールはまさに彼のオリジナルである。


これで一気にトップ目に立った瀬本。
だが運命の岐路は自分の親番が流れた直後の南3局だった。

ライバル目親番大森のリーチに対して、 瀬本は宣言牌のをポンして真っ向勝負。ここで勝負を決めに良く。
しかしそれが皮肉にも大森へのデバサイ12000放銃となる。
 ロン ドラ 裏ドラ

ちなみには親リーチのスジであり、別にそこまで強い牌ではない。
そもそも「優勝のためにここは全力で流す」という瀬本の判断は間違ってはいないし、
ここで打つのが無筋であっても多分彼は押しただろう。実際流せていれば優勝は濃厚だった。
まあつまり、「今日は瀬本の日でもなかった」。それだけの話なのである。

さて1本場は鈴木があっさり流し、ついに南4局。
点棒状況は以下の通りである。
鈴木 15600
沖 21200
瀬本 24600
大森 38600

大森はアガれば優勝。沖、瀬本の二人もハネ満、倍満ならとまだ逆転の可能性はある状況。
が、ここから来たのはこの半荘常に我慢を強いられてきたラス親の鈴木だった。

今日の彼の打ち筋を象徴するかの様だったのが、一人テンパイで流局した直後の1本場、2巡目。
 ツモ ドラ
ここから打
一通はなくなるがソーズ、そして二手先のピンズの伸びまで見越して懐深く見る我慢の一打である。

ここにを引き、彼が一手我慢して狙った理想的イーシャンテン。
そしてを引きリーチ後に瀬本からで3900は4200。大森との差を詰める。
 ロン ドラ 裏ドラ

そして2本場だった。
大森が勝負を決するリーチ。
 ドラ

まだ山には十分に残っていたこの-
しかしこの局面は全ツで競り合いに行った鈴木が追いつく。
 ドラ

さて大森からすれば圧倒的に早く先手を取ったはずが、ついに追いつかれる展開。
そして数巡後に自分が待ち望んでいたで鈴木がツモ宣言となった。
この時点で大森としては負けを覚悟したかもしれない。
 ツモ ドラ 裏ドラ

問題は裏ドラである。一枚でも乗れば鈴木は次局ノーテン終了可能。
2枚のどちらかで当選すれば良いのだから確率もそれなり。

結果論込みで言うが、
「ここで乗らなきゃ鈴木は多分負ける」そんな気がした。

先述の通りここで乗れば次局ノーテン終了OKの一方、乗らなければまた大森に競り勝つ必要がある。
それも安手の場合は2の矢も必要だ。
ここでの一枚は本当に大きい。

そして裏ドラは
乗らずの2200オールに鈴木が少々苦笑いをしていたのがとても印象的だった。

まあつまり、「今日は鈴木の日でもなかった」のである。
いやいやこういうべきだろう。
「今日は大森の日だった」 と。

次局、鈴木の親リーチを受けた厳しい局面ながらも大森がついにアガり、優勝となった。

チャンピオンロードの常連であり、既述の通り5回目の決勝でついに栄冠を手にした大森さん、
序盤の積極的な姿勢、そして終盤の我慢、ここで細かくは触れませんが優勝するに充分な内容だったと思います。
改めておめでとうございます。

さて最後に。まだ今期チャンピオンロードは始まったばかりです。
自分も今期出られるシリーズは全部でますし、GC大会も目指しますので、
同卓した方々はどうぞよろしくお願いいたします!

(文・武中 進)

 

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