≪大会レポート≫
9月23日(祝)、第5回目を迎えたチャンピオンロード、新人王シリーズが開催された。
2会場を使用する盛況を見せ、総勢108名が参加。
今回参加の歴代新人王は、
濱 博彰(第8期)、逢川 恵夢(第10期)、小川 裕之(第11期)、黄河 のん(第12期)、田村 翔梧(第13期)の5名。
そして今回の観戦記者は私田村が務めさせて頂きます。よろしくお願いします。(つまりは負けました)
田村、黄河、小川は4回戦終了時ボーダーのポイントに届かず惜しくも敗退。
準決勝まで濱、逢川が残り、2人とも決勝にはトップ条件。
だが条件を満たせず敗退。残念だが新人王が決勝に残ることはできなかった。
決勝進出者は、
安藤 顕一さん+269.7P
足立 正秋さん+264.0P
丸江 茂さん+215.5P
武中 進プロ+211.4P
武中プロ、丸江さんはトップ+条件。
安藤さん、足立さんはトップなら無条件、また2位以上+条件付だがほぼトップ条件。
決勝が開始された。
並びは、武中→丸江→足立→安藤(※ここから敬称略とさせて頂きます)
東1局。
親の武中以外が全員仕掛けてテンパイが入る中、親の武中から13巡目にリーチ。
ドラ
そこに白ドラドラのテンパイを入れていた足立が一発でを掴んで放銃。
裏が1枚乗って18000。(メンピン一発赤赤裏)
武中は最高のスタート、足立は苦しいスタートとなってしまった。
東1局1本場は安藤が6巡目リーチで丸江から1300は1600。
東2局、武中がツモにも恵まれ6巡目でリーチ。
ドラ
しかし親の丸江が9巡目に追っかけリーチ。
ドラ 裏ドラ
これを一発ツモで6000オール。
さらに東2局に2000は2100オール。(ダブ東ドラ1)
武中を突き放す。安藤、足立もどんどん苦しくなっていく。
東2局2本場は丸江、足立の二人テンパイ。
3本場は安藤の4巡目リーチ。
ドラ
ここに武中がで飛び込み2000は2900。
この時点で点棒状況は、
丸江51200、足立▲1600、安藤20900、武中29500
東3局は武中がピンズに寄せる中、親の安藤から13巡目リーチ。
一発目に危険牌を掴み廻る武中が手詰まり。
ポン ドラ
スジのはドラ。他全て無スジの状況。長考の結果1枚通れば3枚通せるを選択。
しかしそれが足立のアガリ牌で12000。
武中にとっては痛恨の放銃となってしまった。
東3局1本場は足立→武中5200は5500。(イッツードラ)
東4局は足立が満貫チーテン、安藤がダブ東アンカンと入り乱れる中、武中がリーチ。
決着は武中が一発でツモリ2000・4000。(リーチ一発ツモドラ)
ここでの点数状況は
武中32000、丸江49200、足立2900、安藤15900
で南入。
南1局は丸江が300・500ツモ。当面のライバルの武中の親を一瞬で落とす。
南2局は安藤のリーチ。
ドラ
しかし三色赤のダマテンだった武中がツモり2000・4000。丸江を追い上げる。
しかし、南3局は武中の一人ノーテン。
1本場は武中が3巡目リーチ。
ドラ
(余談だがここで私は5月に行われた新人王戦決勝を思い出していた。
優勝がかかった最終戦で私も同じく南3局に南単騎の七対子リーチを4巡目にかけたのだ)
ここに親の足立が一発で飛び込み8300。
遂にオーラスを迎えた。
親番から、
安藤13600、武中45800、丸江47300、足立▲6700
丸江はアガれば優勝、武中は丸江を逆転すれば。
安藤は武中か丸江を捲れば優勝。と言った条件が残る。
最終局は、親の安藤、武中が良形のイーシャンテンにつけるものの丸江が2000点を仕上げ、あっさりアガりゲームセット。
チー ロン ドラ
全てが終わり表彰式。
4位は足立 正秋さん。
終始苦しい展開ながらも決して諦めず、最後まで素晴らしい決勝戦らしい麻雀を打っていました!
3位は武中 進プロ。
何度も突き放されながらも最後まで追い上げていき、優勝した丸江さんは決して楽ではなかったでしょう。
3位は安藤 顕一さん。
RMUのライト会員でもあるという安藤さんは対局中も明るく、いい雰囲気を作っていました。
麻雀の内容も丁寧で素晴らしかったと思います。
そして優勝は丸江 茂さん!
丁寧な手作り、押し引き。どれをとってもプロ顔負けのいい内容でした。
優勝おめでとうございます!
(文・田村 翔梧)
|