≪大会レポート≫
猛暑日の中、女流雀王シリーズが開催されました。
今回のゲストは第2期女流雀王の奥村知美プロと、現女流雀王の大崎初音プロ。
大崎プロが講師を務める麻雀教室の生徒さんも参加されていました。
お二方ともこれがはじめての参加とは思えないほどのすばらしい対局で、
特に吉井さんは2回戦に四暗刻単騎を奥村プロからロンアガリ。
大崎プロの指導の賜物といえるでしょう。
不運にも役満放銃となった奥村プロは最下位での敗退。
大崎プロも4回戦のトップ条件をクリアできず、ゲスト二人が早々に消えるという波乱の展開となりました。
ベスト12までは、4人残っていた協会員も五十嵐プロ以外は全員負けとなり、決勝に進んだのは以下の4名。
芝 美穂子さん +231.2
瀬本 裕志さん +202.0
五十嵐 毅プロ +194.0
金原 正雄さん +189.0
ポイント差が小さいので、トップをとった人がほぼ優勝となります。
東1局、親の瀬本さんが五十嵐からホンイツ・ドラ3の12000。
流局をはさんで6000オールもアガって大きくリード。
もう決まりかなと思って見ていたら、東2局の親番で早くも芝さんの反撃。
ポン ツモ ドラ
この4000オールに続く1本場では、以下の満貫を瀬本さんから直撃。
ポン ロン ドラ
このアガりで芝さんが暫定トップとなります。
東3局は金原さんの親番。
リーチ一発ツモ ドラ
こんな4000オールをあっさりツモアガり。
優勝の行方は全くわからなくなってしまいました。
一人取り残された感じの五十嵐プロ。
「団体の代表が決勝に残っていたら、普通は出場していた協会員がたくさん観戦するもんじゃないか(笑)」
…すみません。
残っていた協会員は運営スタッフの我々だけでした。
しかし、我等が代表の五十嵐プロも意地を見せてくれました。
ツモ ドラ
こんなカンチャン待ちを、強引にツモって4000オール。
なんと4人全員が戦線復帰して、南場突入です。
4人とも連荘したため、1時間以上経過しています。
南1局も瀬本さんが粘ります。
テンパイ料や細かいアガリでじわじわと点数を増やした瀬本さんが再びトップ目になったところで、ようやく南2局。
瀬本(北家)
ロン ドラ
この手を冷静にヤミテンにして、芝さんからロンアガり。
ここで規定の時間となり、次局の南3局の最終局は誰もアガれず終了となりました。
逆転されても焦ることなく、冷静に再逆転を果たした瀬本さんが優勝となりました。
おめでとうございます。
惜しくも優勝に届かなかった芝さん、金原さんもすばらしい闘牌で盛り上げてくれました。
ありがとうございました。
あっ、も、もちろん代表も………。
次回の開催は、8月25日(土)新人王シリーズとなります。
皆様のご参加、お待ちしております。
(文・佐久間 弘行)
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