【大会レポート】

『武中 進』

日本プロ麻雀協会第2期入会。
主な呼び名は、『準決勝男』・『万年B2リーガー』・『弱くもないけど強くもない奴』等々…。
決して下手ではないが、全くと言っていいほど華もない。

呼び名の通り協会B2リーグ最長所属者(今期で6期目）であり、9年間での準決勝敗退は実に14回を数える。
準決勝敗退率は脅威の100％

5月22日17時45分
苦節9年目にして初の決勝卓に……

そして彼の伝説はここから始まった!!

と、武中が優勝したら書こうと思ったのですが、優勝しなかったので普通のレポートになります（笑）

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第二回チャンピオンロード女流雀王シリーズ
現女流雀王『大崎初音』、第7期8期連覇の『朝倉ゆかり』、第2期優勝の『奥村知美』をゲストとして迎えた同大会。
また、第1回チャンピオンロードグランドチャンピオン大会優勝という事で僕もスピーチをさせてもらいました。

さてさて、大会の方ですが3回戦を終了して3連勝が1人。

あ、スイマセン。
協会一空気を読めない男こと僕大浜岳がトータルトップになっています。

でも邪まなことを考えるとロクなことがありませんね。
「今日もまた優勝しちゃいそうだなぁ。ﾌﾋﾋ…」とか考えていたら、
ここから一切見せ場なくあっさり準決勝で敗退となりました。

女流雀王の大崎、朝倉、奥村も全員ベスト28に残るも揃って敗退。

決勝は、
大橋さん(297p)
村上さん(269p)
中山さん(244p)
武中(214p)
の4人。
各自の優勝条件は、村上さんはトップを取れば優勝。
中山さんはトップを取って大橋さんを3着以下にすれば優勝。
武中はトップを取って大橋さんをラスにするか2万点以上離した3着なら優勝。
大橋さんは以上の条件を満たされなければ優勝となっており、大橋さんがやや有利といったポジション。

起親から、中山-武中-村上-大橋
今回の決勝がチャンピオンロード至上最大の観戦人数となりました。

東1局
トータルトップの大橋さんがいきなりを横に曲げてダブリー!!
大橋
　ツモ　打リーチ　ドラ
道中にをツモり暗カンし、ここまでの勢いそのままに突っ走るのかと思いきや、12巡目に追いついたのは村上さん。
これになんと大橋さんが一発で掴み放銃。
　ロン(一発)　ドラ　裏ドラ
大橋さんダブリーからまさかの倍満放銃で一気にトータルトップ目から転落。

東2局
武中がタンヤオドラ赤を仕掛けて2000オールのツモアガり

東2局1本場
中山さんが大橋さんからチートイドラドラを直撃
　ロン　ドラ

東3局
村上さんが中山さんから2000点のアガり

東3局1本場
武中渾身のリーチ！
　リーチツモ　ドラ　裏ドラ
安めツモながらも裏1枚で満貫に。

東4局
再び武中。今度は大橋さんから2000点の出アガり。

南場に入り点棒状況が
中山25600
武中41300
村上37900
大橋▲4800
となっており現状のトータル首位は村上さん。
しかし中山さんは4000オールで、武中ももう一アガりで追いつく接戦に。

南1局
大橋さんの初アガりは村上さんから3900
　チー　ロン　ドラ

南2局
武中最後の親番は村上さんの1人テンパイで流局

南3局
大橋
チー　チー　ドラ
この手を武中から出アガってオーラス。

各自の優勝条件は…
中山さん…村上さんからの満貫直撃orハネマンツモ
武中…村上さんからのハネマン直撃or倍満ツモ
村上さん…アガればOK
大橋さん…親なので連荘して村上さんをまくればOK

流局を挟んで南4局1本場
村上　10巡目
　ポン
ここからを切って次巡しっかりをツモって自力で優勝を決めました!!

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優勝が決まった瞬間、
「師匠〜!!おめでとう〜!!」の声は現女流雀王の大崎 初音。

聞いた話によると村上さんは、大崎が麻雀を始めた頃に教えてくれた言わば師匠的存在とのこと。

本当におめでとうございます!!

(文・大浜 岳)