≪大会レポート≫
チャンピオンロード今期の第2回目が開催されました。 今回は雀竜位シリーズということで、現雀竜位の矢島亨等、歴代の雀竜位がゲスト参加致しました。 そして今回も116名と多数の方に御参加頂きましてありがとうございます。 さて、今回のチャンピオンロードですがなんと決勝は久々の協会員4名。 残った4名の紹介ですが、まずは庄司麗子。 リーグ戦は現在雀王戦B1リーグ所属。 普段は麻雀教室で優しい先生として生徒さんにも人気ですが、対局になれば会場内のどこにいても聞こえるくらい堂々とした発声で強気な雰囲気が伝わってくる選手です。 2人目は田なべもえ。 17期前期入会とまだまだ新人ではありますが、前回のチャンピオンロードを優勝しており、今回も4トップスタートと好成績で決勝進出。 チャンピオンロード連覇は過去起きていないので、今回初の連覇達成なるか……!? 本人は「初連覇か!?」とずっと言われ続けかなり緊張していた様子。 3人目は福田聡。 第7期雀竜位、第20期最強位とタイトルを持つ実力派雀士。 普段はノーブルでマスターをしており、火曜と木曜には協会ルールやオータムルールでの競技フリーも行っている。 雀王戦はC2リーグ所属。現在首位。 4人目は本宮春樹。 こちらも16期後期入会とまだ2年目の新人。 成績の方はというと、トップの数は少ないものの1度の加点の大きさで三者とポイントを並べた。 座順は田なべ→本宮→庄司→福田で開始した。 東1局スタートダッシュを決めたのは親の田なべ。 この配牌を ドラ 3巡目にリーチ。 ドラ 庄司が追いつくも田なべがをツモ。 裏は乗らないものの4000オールと連覇に向けた好スタート。 東2局本宮と田なべの仕掛け合い。 本宮 チー ポン ドラ 田なべ ポン チー ドラ 両者テンパイでの決着は田なべがを掴み12000の放銃。 辛い放銃に田なべも少し肩を落とす。 本宮は流局を挟み2000は2200オールと更に加点し、ひとり40000点台に。 しかし田なべが反撃に出る。 数局進んだ東3局2本場。 田なべのリーチ。 ドラ アガれば満貫以上で本宮と大きく点差を詰められる。 だが、親の庄司からも後輩2人に遅れを取ってられないと追いかけリーチ。 ドラ これに困ったのはトップ目の本宮。 ツモ ポン ドラ 親への放銃を嫌った本宮は親の現物である打を選択。 これが田なべへの放銃となり8000は8600点の失点となる。 ここまで新人2人の点の取り合いが続いてきたが、ついに元最強雀竜位が動き出す。 南1局 福田がリーチから一発でツモ。 ツモ ドラ 裏ドラ しかし南2局に本宮が4000オールツモ、次局1300/2600は1400/2700を田なべがツモと新人2人の勢いは衰えない。 南3局1本場 リーチの空振りも多く辛い表情をしていた庄司が、この親番でもめげずにリーチ。 ドラ これをツモり2600は2700オール。 南3局2本場 福田、田なべからのリーチを受ける親の庄司。 まだまだトップ目との点差を詰めたい庄司もテンパイを入れる。 ツモ ドラ 一呼吸置いた庄司からリーチの発声。 放たれたに福田からロンの声。 ロン ドラ 裏ドラ 8000は8600の放銃に庄司も肩を落とす。 南4局は福田が粘り2本場まで積むが規定時間の打ち切り最終局。 点棒状況は以下の通り。 南4局 2本場 供託1000 福田 18600 田なべ 27100 本宮 33600 庄司 19700 まずテンパイを入れたのは南家の田なべ。 ポン ドラ 田なべはツモなら1000/2000以上で出アガリは5200以上となっている。 本宮から直撃であれば2600以上で優勝。 そこに追いついたのは親の福田。 ツモ ドラ 福田は4000オール・18000出アガリで優勝なので打。 田なべはこれを見逃し本宮から直撃かツモに賭ける。 オリていた本宮は見逃しも考慮し持っていたを最後まで切らずに流局。 本宮の優勝が決まった。 「何度も出ていたチャンピオンロードで優勝出来て嬉しいです」と笑顔での優勝コメントだった。
次回は8月12日(月祝)の新人王シリーズ。現新人王のヨンスプロも参戦いたします! 皆さまのご参加を心よりお待ちしております。 (文・鈴木 宏二郎)
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