≪大会レポート≫
今回で7回目となる東北チャンピオンシップが、1月17日、仙台のまあじゃん学校にて行われた。
プロアマ混合のこの大会、今回のシステムは予選4回戦を戦い上位8名が決勝(ポイント持ち越し)へと進むシステム。
そして今回は、代表の五十嵐毅、現夕刊フジ杯女王の上野あいみがゲスト参加の他、東北の協会員や他団体も含めプロが11名参加という激戦が予想される中、総勢44名の熱い雀士達の戦いが、今年も繰り広げられた。
決勝は
予選1位・桜井 一幸さん+149.6
予選3位・佐藤 達也さん+135.5
予選5位・豊原 有太+108.7
予選7位・山本 政樹+101.7
のA卓(予選奇数順位卓)
起家から、桜井さん、豊原、山本、佐藤さん
予選2位・鈴木 浩人さん+139.7
予選4位・五十嵐 毅+117.5
予選6位・岡本 潤さん+108.6
予選8位・葉月 たまみさん+97.4
のB卓(予選偶数順位卓)
起家から、鈴木さん、葉月さん、岡本さん、五十嵐の順で開始された。
別卓のライバル次第なところではあるが、各自卓内トップを目指し、成績下位者にとっては大きなトップを目指したいところ。
さて決勝の模様ですが、今回は優勝者の出たA卓を中心にお伝えしたいと思います。
東1局、東家・桜井9巡目リーチも、
南家・豊原
ツモ ドラ
満貫ツモ。
東2局、またもや北家・桜井の7巡目と早いリーチ。
トータルトップの桜井のリーチに7巡目から降参する訳もなく、東家の豊原がをポンして果敢に立ち向かうも、
ドラ
テンパイ打牌がリーチ・ドラ1の2600につかまってしまう。
東3局、東家の山本が丁寧に手牌をまとめ11巡目リーチ。
ツモ ドラ
2600オールをアガる。
東3局1本場 ドラ
北家の豊原が2枚目のポンからトイトイに、山本もポンからタンヤオ・ドラ2へ向かうが、またまた西家・桜井から7巡目リーチ!
しかし、これは山本に軍配。桜井から5800は6100のアガリ。
東3局2本場、豊原が山本から
ロン チー ポン ドラ
の3900は4500のアガリ。
東4局 ドラ
またもや南家桜井から8巡目リーチ!
たしか決勝はリーチしない宣言をしてスタートしたはずだったのだが…(笑)これには対局者も笑わざるをえない様子。
それにしてもよくリーチかかるな〜。しかし、これは桜井の1人テンパイで流局。
南1局1本場。仕掛けを入れていた西家の山本から北家の佐藤が
ロン
ドラ
の6400は6700のアガリ。
南2局、東家・豊原が11巡目リーチ。
北家・桜井からロン。
ドラ
2900のアガリ。
南2局1本場。西家の佐藤が8巡目にドラをポン。
親の豊原ものポンテンのチャンスもあったが、危険牌を切りきれず回してテンパイを目論むが、結局全員ノーテンで流局。
南3局2本場 ドラ
今度は逆に全員テンパイで流局。ラス前条件を考えながらの為、皆のツモる手にも力が入る。
南3局3本場。南家の佐藤が、を切っただけの捨牌で3巡目リーチ。
これに後のない西家・桜井がつかまり、
ドラ
3900は4800のアガリ。
そして遂に迎えたオーラスの得点状況がこう。
東家・佐藤 31900
南家・桜井 6200
西家・豊原 35200
北家・山本 25700
決勝開始前トータルトップの桜井がラスの為、ひとまず各自トップを取りつつの+αと言ったところ。
南4局、北家・山本
ドラ
で5巡目リーチ。
これにすぐ追いついた東家の佐藤も当然の追っかけリーチ。
気合いのドラツモで4000オール。
南4局1本場 ドラ
これを豊原からロン。2000は2300
南4局2本場 ドラ
西家・豊原が16巡目リーチ。
東家・佐藤さんも
の二人テンパイで流局。
佐藤も別卓の結果がわからないので、簡単には伏せれない。
南4局3本場東家の佐藤が
ツモ ドラ
ピンフ・ツモ。700は1000オール。
南4局4本場 ドラ
豊原が
でリーチするも、1人テンパイで流局。
これにより卓内トップは佐藤。別卓の結果待ちとなった。
その頃、B卓では…
最高位戦の葉月さんがアガリまくり、50000点オーバーのトップ目でオーラスを迎えていた。
しかし、そこで黙っていなかったのが、ラス親の五十嵐。
鈴木と岡本は条件があるので前に出てこれず、実質葉月との一騎打ち状態とあってきっちりまくりトップに。
しかし、決勝開始前3位の佐藤が別卓でトップだった事はチラ見でわかっていたらしく、
「まだまだ足りね〜んだよ!」と言いながら、6本場まで積む。
しかし、粘りながらも最後は葉月のリーチに降参する形となり流局。
五十嵐が卓内トップは取ったものの、やはり佐藤さんに後一歩及ばず。
この瞬間、第7回東北チャンピオンシップの優勝は、佐藤達也さんに決まった。
これで佐藤達也さんは、東北チャンピオンシップ2回目の優勝者となりました。
おめでとうございます!いや〜本当に強いですね!
実は、東北チャンピオンシップはプロアマ混合になってからは、プロが優勝を果たしていない。
それだけ仙台の層の厚さを物語っている訳なのだが、そろそろプロの底力も見せないといけないと思っているのは自分だけではないはず!
皆さん来年はいっちょ気合い入れていきますよ〜っ(^o^)v
(文・東海林 公紀)
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