決勝進出者は以下の4名。
■安斎 瞬(アンザイ シュン)
■古小路 亜美(コショウジ アミ)
■濱田 翔(ハマダ ショウ)
■皆実 絢音(ミナミ アヤネ)
【インタービュー動画】
https://www.youtube.com/watch?v=JrMEeQu2K10
事前に特筆すべき点は2つ。
一つは朝倉ゆかり・逢川恵夢・黄河のん・中月裕子に続く、5人目の女流優勝者が生まれるか?という点。
古小路と皆実にその期待がかかっており、彼女たちの奮闘を期待するファンも多いのではないだろうか。
そしてもう一つは今回の”本命”について。
やはりネット麻雀天鳳の十段経験者として高い知名度と評価を得ている安斎を本命と見る人が多いと思われる。
「麻雀は腕で決まるゲームだと思っているので決勝でそれを証明したいと思います。」
事前インタービューで見せたこのビッグマウス、彼がどのような戦いを見せるのかも大きな注目点である。
無論、4人目の決勝進出者である濱田も忘れてはならない。
東1局、その濱田が恵まれた配牌を見事にまとめ上げた。
ダブとがトイツのチャンス手。
ソーズの染め手も見えるがドラの受けもあるため、無難にから切り出し。
だがをポンした後、中盤に入った聴牌は拒否しホンイツに移行。
この手材料を高め2900ではもったいないという判断だが、これがうまく嵌る。
2巡後にを引いてホンイツ聴牌、そして安斎の切ったに上手く間に合う形となり12000の和了。
きっちり大物手を狙った手順で絶好のスタートを切った濱田、ここからは慎重な進行にシフトチェンジを見せる。
東1局1本場では連荘も十分に狙える手牌だったが慎重にオリを選択し失点リスクを徹底回避。
そして東2局0本場では以下の手を聴牌しダマテン。
点棒状況と自身の目から既に4枚見えている-を見ての判断だろう。
2局ともそこまで不自然な選択ではないが、序盤のリードでかえって固くなってないだろうか?と少し感じたシーンでもあった。
デビューして間もない時期に迎える初の大舞台。
「普段通りの麻雀が打てていない人」「無難な進行を選んでしまう人」
これを今まで何人も見てきた。
上記の手堅い進行が彼にとって普段通りであれば別に問題はないのだが、そうでないとしたら少々先行きに不安がある。
ここからまだ4半荘、しかも今日の戦いは”優勝者だけが大きな価値を得る”という特殊な状況なのだから。
だが、固くなっているように見えたのは彼だけではなかった。
東4局の親番で2000は2200オールをアガり、その後も慎重に失点を避け2着目に付けている古小路。
迎えた南3局、以下の点棒状況と手牌での選択。
この直後に皆実から切られたのポンテン取らず。
この局を流しにいき、自身の2着以上をほぼ確定させてオーラスを迎える選択肢もあった。
無論トップを強く狙った大胆な打点重視の進行にも見えるし、これがいつものバランスであれば問題はない。
だがリードしての局面と大舞台ゆえの緊張が彼女に積極的に動くことを躊躇させているのではと見えたのも事実。
しかも結果はラス目の親番皆実のリーチに7700を放銃することになってしまった。
半荘の結果としては、東場に先制した濱田が南場も手牌に恵まれそのままトップ。
前述の古小路も辛くも2着を死守。
皆実が3着、安斎が4着となった。
序盤にリードした2人の手堅さが印象的だった1回戦。
この手堅さが緊張から来ていたものであったとしても、まずは理想的なフィニッシュとなったことで2回戦以降ではその堅さも取れてくるのではないか。
そうなれば、いよいよ真価が見えてくるのではと思える。
一方でポイント的にはマイナススタートとなった皆実と安斎だが、決勝を意識した進行を十分に出来ている様には見えた。
序盤から苦しい展開を突き付けられたゆえに、開き直った攻めが求められた局面が多かった事が心理面ではかえってプラスに働いた点もあるかもしれない。
1局挙げるとするならば東3局の安斎の以下の手牌。
自身の点棒の少なさ、序盤、ソーズの場況から聴牌取らずの切り。
直後にを引いてリーチ。
結果は流局に終わったが、堂々たるものを感じさせる進行だった。
まだ4半荘が残っている。今後の展開は如何に。