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日本プロ麻雀協会、関西所属協会員による西日本最強決定戦。
「ウェスタン・チャンピオンシップ2010」開催。

準決勝レポート

梅田から歩いて会場に向かう途中、会場近くの小さな公園に向日葵が一輪咲いていた。
こんな冬空の下で咲いているということに驚きつつも、心癒されて淀屋橋に向かった。
今日はいつも以上に穏やかな心で観戦できるだろう。
筆者の穏やかな心とは対称的に対局者の心に緊張が張り詰めていくのが手に取るようにわかった。

A卓は西園寺・平川・浅田・吉田
(準々決勝1・2卓の1位通過者と3・4卓の2位通過者の組み合わせ)
B卓は芦高・滝本・宮田・一北
(準々決勝1・2卓の2位通過者と3・4卓の1位通過者の組み合わせ)

A卓
1回戦は東2局で西園寺が7700点放銃でラスになる。
しかし西園寺はここから3900点を2回、1300オール、2000点とどんどん加点していきトップに立った。
2回戦は東場で大きな点棒の移動はなく南入する。
南2局、西園寺のリーチに吉田が追っかけリーチ。
西園寺の河底牌をロンして12000点をもぎ取りトップを決めた。
3回戦は浅田が東場で1300・2600ツモ、2900点を2回、南場で2600オール、2000オールと加点してトップに立つ。
西園寺も8000点をアガり2着になる。
オーラスは吉田が逆転の手を作りにいくが、手が変わらず終盤に仕方なく一発もしくら裏ドラ1枚の条件付きリーチを打つも流局。
この結果、A卓からは西園寺・浅田が決勝に進出した。

B卓
1回戦は芦高の独壇場だった。
東2局の親番で12000点、4000オール、2000点、3900点、2900点と5本場まで積んでそのままトップで終了。
2着には宮田が滑り込んだ。
2回戦は東場で点棒があまり動かず、大きく動いたのは南1局。
全員がフーロしている状態で全員テンパイかと思った瞬間に一北が2000・4000をツモ。
南3局に芦高がドラ含みのメンホンをテンパイし滝本から18000点。
これで芦高はトップに立ちオーラスもきっちりアガり連勝を決めた。
3回戦は芦高の通過はほぼ決まっている。
一北と宮田は着順勝負である。
東3局に滝本の親リーチに対し、終盤に完全に手詰まりとなった宮田が放銃。
三色とイーペーコに裏ドラ2枚までついてしまい、18000点の失点となり勝負あり。
B卓からは芦高・一北が勝ち上がりとなった。

 

準々決勝レポート

予選を通過した16人がそれぞれに裏返した牌を引いていく。
その結果、以下のような組み合わせとなった。
1卓 芦高・西村(雄)・下井・西園寺
2卓 滝本・三村・角谷・平川
3卓 宮田・後藤・Mika・浅田
4卓 吉田・比嘉・西村(昌)・一北
(各卓、予選成績上位から記載)

1卓 芦高・西村(雄)・下井・西園寺

1回戦は東1局に西園寺が4000・8000をツモ。
東場で細かく加点していた芦高が南3局で4000オールを上がり一気にトップに立つ。
しかし、オーラスで僅差の2着だった西園寺が芦高を捲り返して終了。
2回戦は西村が2000・4000で先制。
さらに東場で2000オール、南場で4000オールとアガりそのまま独走で終了。
2着には下井が滑り込んだ。
3回戦は東2局に芦高が2000・4000ツモ。
その後、芦高がどんどん加点していく。
オーラスに西村が通過条件を満たしたテンパイを入れるが、西園寺がきっちりアガり終了。
1卓からは西園寺・芦高がベスト8に勝ち上がりとなった。

2卓 滝本・三村・角谷・平川
1回戦は滝本が東1局の親番で1000オール、2600オールと加点。
それを平川が細かいアガりで追いかける。
オーラスに平川が2000オールをアガり、トップの滝本との点差を僅かにする。
しかし最後は角谷がアガりそのままの着順で終了。
2回戦は平川が2回の8000点アガりでトップに立つ。
三村も満貫やテンパイ料などで平川に僅差に追いつく。
しかし南3局に平川の玄人技が光る単騎のツモアガりで勝負あり。
3回戦は滝本が8000点などでどんどん加点していく。
平川も失点を抑えしっかりと2位をキープする。
親番で連荘したい三村と角谷だが、滝本と平川にあっさり蹴られて勝負あり。
2卓からは滝本・平川がベスト8に進出となった。

3卓 宮田・後藤・Mika・浅田

1回戦は東1局に宮田の6000オール。
浅田も3000・6000で追いすがるが、南場で宮田が2000オールと浅田からの8000点で勝負あり。
オーラスは後藤が浅田を僅差で捲って2着となり終了。
2回戦も宮田が東場からトップを走る。
南場で浅田が1900点差まで追いあげるもそこまで。
宮田がまたしてもトップで終了した。
3回戦はほぼ通過の宮田の一枠を除いた、残り一枠をかけた戦いである。
東場で後藤が一歩リードする。
しかしポイント的に超自由人の宮田が2000・4000でトップに躍り出る。
どうしてもトップが必要な後藤がトップ宮田まで1000点差まで追いついたが、超自由人宮田がさらに満貫をアガり後藤の夢を打ち砕いた。
この結果、3卓からは宮田・浅田がベスト8へと駒を進めた。

4卓 吉田・比嘉・西村(昌)・一北

1回戦は西村と吉田のトップ争いに終始した。
東1局に西村が7700点。負けじと吉田が4000オールをあがる。
東4局に西村が捲り返すも、南場でどんどん加点して逆転した吉田がそのまま逃げ切った。
2回戦は比嘉がサンドバック状態。
トップ争いはほぼ3人に絞られた。
南3局に一北が2000・4000をアガりトップに立ち、オーラスも一北がきっちりアガりトップを守りきった。
3回戦は一北が加点して逃げるも、吉田と西村も点棒を増やしていく。
オーラスは親番の一北がノーテンで伏せれば吉田と2人での通過となる。
西村は一北との6300点差を捲れば通過。
西村はなんとか満貫テンパイを入れるも流局となった。
この結果、4卓からは一北・吉田の勝ちあがりとなった。

(文:堀 良三)

予選成績

 

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