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【担当記者:坪川 義昭】

著者の働く麻雀店の扉を開く若者が一人。
まだハタチそこそこの風貌で、少し緊張しながら

「初めてなのですが、打てますか?」

もしかしたら麻雀店は初めてかも知れないなと思い、初心者の方でもわかり易いようにルール説明をしてみる。
ところが思いの外飲み込みが早い。

「別のお店で良く麻雀されてますか?」

すると驚くことに中学生の頃から麻雀店に通っていると言い出した。

…ちょっと待ってくれ。
麻雀店はそもそも18歳未満は入店できないはずだ。
ちょっと背伸びをしたところで中学生なんて見た目ですぐにわかるだろう。
どんな規制の緩いお店に通っていたのだろうか…

しかし話の続きを聞いてみると、どうやら麻雀教室に中学生の頃から通っていた模様。
所謂「健康麻雀」というやつだ。

気になり彼の打ち筋を後ろ見すると、これがなかなかの腕前。
何より一番驚いたのはマナーの良さである。
しっかりと同卓者に聞こえる発声、無駄のない所作、点棒の支払いの際はアガリ形をしっかりと確認し「はい!」と返事をし点棒の授受を行う。

きっと素晴らしい麻雀教室に通っていたのだろうなと感心し、自身も彼から見習うことがたくさんあるなと身の引き締まる思いであった。

彼とはそれから何度か店で顔を合わせるようになった。
会話は麻雀の話ばかりで、Mリーグの感想戦などもするようになった。

「プロの人と打ったりしたことはあるの?テレビで見たことある人いると思うけど、やっぱり一緒に打ってみたいでしょう?」

著者がプロ団体に所属してるとかそういう類の話ではなく、ここでの会話のプロとはMリーガーや放送対局に頻繁に出ているようなプロの話だ。

「まだやったことないですよー!でも僕の先生は麻雀プロなんです!先生がいつかMリーガーになってテレビ出てくれたら嬉しいなぁー!」


第18期雀竜位決定戦2日目 7回戦その1

10回戦終了時、トータル最下位はそこで敗退が決定する。
6回戦の結果を踏まえると候補は吉田と千貫のどちらかに絞られたといっても過言ではない。
ラス目で迎えたこの親番は絶対に落とせない。
千貫は同卓者にはっきりと聞こえる発声でをポン。
何もせず黙っていれば、自身の決定戦が終わりかねない。


第18期雀竜位決定戦2日目 7回戦その2

なんとか流局に持ち込むことに成功すると、ご褒美のような5巡目リーチ一発ツモの4000は4200オールのアガリ。
遥か彼方にいると思っていた吉田を追い越し一気にトップ目に立つ。


第18期雀竜位決定戦2日目 7回戦その3

しかしここで敗退したくないのは吉田も一緒なのだ。
必死の捲り返しを見せた吉田がトップ、千貫は悔しい二着となった。


第18期雀竜位決定戦2日目 7回戦その4

こんな悔しい結末でも、笑顔で「はい!」と返事をし点棒をし払う千貫の姿がそこにはあった。


千貫さん、あなたの生徒さんは雀荘デビューしましたよ。
あなたの教えのお陰で今も麻雀を愛してくれています。
心の底から楽しんでくれています。

『君の先生は今麻雀プロとしてとても大きな勝負をしているんだよ。
これで優勝したら、団体の看板を背負うことになるんだから。』

そう話して、彼にこの決定戦を見る方法を教えた。
きっと観ているはずです。ワクワクしながら、大好きな先生の麻雀を。
自慢の生徒 花山君に、最後まで格好良い姿を見せてあげてくださいね。

第18期雀竜位決定戦2日目 7回戦終了時スコア

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