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7回戦(座順:佐月-大島-澄川-逢川)
東1、2局は逢川と佐月の1000点仕掛けで素早く回り、迎えた東3局で大島が満貫をアガる。
ここから逢川の切ったをポンしなかったのが好判断。 を引き入れた後に澄川からが放たれ、これをポンしてカンのテンパイ。
ドラのが暗刻でテンパイしていた逢川を出し抜いて大島がをツモりあげた。
次局は大島が1000点のアガリ。連荘なしで南入。 南2局1本場、親の大島が逢川から2900は3200のアガリ。 ただ一人満貫をアガっている大島、2着目逢川から直撃のため打点以上に大きなアガリ。
2本場は佐月が満貫ツモ。
ツモ ドラ 裏ドラ
このアガリで佐月がトップの大島に肉薄。 南3局は佐月と逢川が火花を飛ばし合う。逢川が2巡目にをポン。
ドラ
そして切ったのはドラの、ホンイツを明確に宣言。 しかしこのを佐月がポン。 両者の序盤からの仕掛けにより、トップ目大島はもちろん親の澄川でさえ真っ直ぐに行けなくなる。 12巡目の逢川。
ツモ ドラ
跳満のテンパイに受ける切り。 しかし次巡裏目のツモ。ドラポンの佐月にもも打ち切れず切りでフリテンを選択。 このとき佐月はペンマチでテンパイ。
佐月がをツモ切る。 すると逢川、が通るならと澄川の切ったを鳴き返す形でポン。 逢川の柔軟な思考が垣間見える。 この局はどちらもアガれず2人テンパイで流局、オーラス1本場へ。
点棒状況は大島31700、佐月30100、逢川21700、澄川16500。 大島、佐月の差はわずか1600点。 逢川、澄川の2人は自身の着順アップを図りたいが、それが無理ならトータルポイントを考え佐月のトップは阻止したいところ。 10巡目、澄川がマチでリーチ。
佐月がそのリーチ宣言牌のをポン。
テンパイに取れるが役はない。トイトイへの手替わり待ちなので場に1枚切れの切りとする。 するとすぐにツモでトイトイテンパイ。 親の逢川はタンピン三色のイーシャンテン、大島は手にならず澄川のアガリを願う。
結果は……佐月が3者の心を砕くツモ! 三暗刻まで付き満貫、素点も稼ぐ形でのトップとなった。
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