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最終ポイント成績

順位
名前
TOTAL
1回戦
2回戦
3回戦
4回戦
5回戦
1
夏月 美勇
168.1
-32.6
15.2
67.5
54.9
63.1
2
めい
24.4
22.2
57.2
-45.4
-18.4
8.8
3
里見 寧々
23.7
77.0
-10.1
0.7
3.7
-47.6
4
楓愛
-216.2
-66.6
-62.3
-22.8
-40.2
-24.3

≪観戦記≫

●決勝観戦記

第8回女流スプリントの観戦記を担当します。原田 翔平です。
最後までお付き合いくださいませ。(以下敬称略)

まずこの女流スプリントのシステムを紹介します。
前期、後期と各2日間に分けて大会予選形式+プレーオフ1回戦で勝ち残りを2名ずつ決める。
そして決勝は残った4名で5回戦を行い、優勝を決めるタイトル戦。
過去の優勝者には、モンドでおなじみの大島麻美や、関東でも活躍中の水瀬姉妹などがいる。関西女流の登竜門的なタイトル戦でもある。


★1回戦
楓愛→里見→めい→夏月の並びでスタート。

東1局
ドラ
引きの三色や、引きの良形変化を見て冷静にダマテン。
すぐにを引いて「リーチ」
全員が緊張感のある中、先制したのは「ルーキー」めい。
すぐに4pをツモあがりし、裏ドラは8pで2000/4000の大きなアガリで開幕。

めいは17期後期入会の新人で後期予選を勝ち上がり、初の決勝。
公式戦の対局経験は1番少ないが、雀荘スタッフ経験等もあり「フレッシュでメリハリの効いた自分の麻雀」が打てるか。

東2局
次に魅せたのは11期前期入会で決勝進出の選手の中ではプロ歴が1番長く、女流スプリント決勝進出は4回目の里見寧々。普段は京都の雀荘「らいらい荘」に勤務する。
今回は前期予選を勝ち上がり、協会ルールの対局の経験値は1番豊富であろう。
過去3回の決勝では涙をのんでいるだけに今回の決勝でのインタビューでは、他の3人の配信対局等を観て研究してきたとのこと。1番この対局への想いが伝わったのは里見だった。

ドラ
親でこの手牌から567の三色と好形テンパイを狙い打とする渋い選択。
ここからうまくまとめ狙い通り好形先制テンパイとなる
ドラ
でリーチ!
数巡後にをツモアガリで1300オール!

東2局1本場でも無難に役牌を仕掛け、めいから1500は1800の出アガリ。

東2局2本場
まだまだ里見は止まらないのか?
先制でドラ雀頭のリャンメンリーチ!
そこからめいが仕掛けてうまくかわし里見の現物待ちとなったところをイーシャンテンの夏月から出アガリ。2000は2600。

東3局
めい、里見だけではない。麻雀は当然4人でするゲーム。
次なる攻撃は、夏月。
ドラ
ここからツモ→打でリーチ。

夏月は14期後期入会で、前期予選を勝ち上がり。普段は「麻雀ぼたん」の店長を務める。
女流スプリントは初決勝だが、夕刊フジ杯2018の団体戦では決勝進出し2位。最後まで優勝に手が届くところまで優勝チームを追い詰めた。麻雀勉強会等にも積極的に参加し、最近関西女流プロの中ではメキメキ力をつけてきた1人である。

夏月のリーチにぶつけたのは、親のめい。
ドラ
でリーチ。
間もなくしてめいがツモの4000オール。

東3局1本場
勢い付いた親のめいがドラ雀頭の先制のリャンメンリーチ。
ここにぶつけたのは、ここまで全く出番がなかった楓愛。

楓愛は、15期前期入会で後期予選を勝ち上がり今回が初決勝。
今回決勝で戦う夏月とは、同じチームを組み、夕刊フジ杯2018の団体戦で2位。今回は敵同士、お互いの麻雀はよく観てきただけにこの2人の戦いにも注目。
私個人的には、姫路にある雀荘「ビッグドラゴン」で一緒に働いていたことがあり(楓愛は今も勤務している。)、今回どれくらいの成長を見せてくれるか楽しみである。

対親で3枚残りだが打点充分でリーチ。
ドラ
だが流石にリャンメンの方が強いか。
楓愛がめいに7700は8000の放銃。

東3局2本場
この局は2人になかなか難しい牌姿が出現する。
親のめい
ドラ
ここからホンイツやドラ引きを狙う打7s。
次のツモが。これをツモ切り。
三暗刻や七対子、四暗刻まであるだけに他の選択肢もあったか。

南家の夏月
ドラ
からピンズの場況がやや高いこともあり打
789三色狙いの打やドラ切りがマジョリティか。

2人がそうこうしているうちに、この局アガったのは楓愛。
ドラ
苦しいドラ表示牌をツモアガリ。裏ドラを1枚乗せ2000/4000は2200/4200。

東4局
またしてもめいのリーチに、現物が1枚の楓愛のイーシャンテン押しが捕まり6400を献上。

一回戦の東場は、めいに見せ場の多い展開となった。
持ち点が、楓愛6100→里見21500→めい60500→夏月11900で南入。

南1局
夏月が
ドラ
から迷わずをツモ切り。
などとすれば引きの一盃口もあるが、-引きから筋引っ掛けリーチを打てるいい選択。

親の楓愛が先制のメンツ手ドラ単騎リーチを打つが、めいが良い配牌をなんとかまとめ
ドラ
のダマテンで楓愛から高めで打ち取る8000の出アガリ。これで苦しい展開の楓愛は箱下に。
-が楓愛のリーチの現物待ちでもなくそこまで場に放たれていなかったので、対親とはいえ点棒を持っていても素点を稼ぎにいくリーチの選択もあったか。

南2局
親の里見が5巡目に先制リーチ。
簡単にツモりあげ、裏ドラも乗る最高の4000オール。
ツモ ドラ 裏ドラ

正直、私は里見の麻雀のイメージは「無難な麻雀のイメージ」があったためこれをダマテンから、良形やシャンポン変化待ちにすると予想していたが、リーチに踏み込む決勝バランスをここで披露。
半荘終わりに本人に聞いたところ、決勝バランスは意識して打っていたとのこと。
普段と違う強気の選択も決勝戦の見どころかもしれない。

南2局1本場
三者がめいを追いかける展開の中、親の里見のリーチが成功。2600は2700オール。

南2局2本場
見せ場はまたしても里見。
ドラ
のツモり四暗刻にもなるイーシャンテンから渋々のテンパイとなるツモ。リーチに踏み切り、夏月から4800は5400を打ち取る。
これで夏月も箱下に。

南2局3本場
親の里見の勢いが止まらず3巡目にしてリーチ。
ドラ
これは1人テンパイで流局。

南2局4本場
先手をとったのは里見。
二度受けや巡目も含めて、中盤にをポンしてタンヤオの1500の仕掛け。
そこからめいがをアンカンし、リンシャンからを引き入れリーチ。
ドラ
新ドラは里見がポンしている
めいの宣言牌のを里見がポンしてテンパイ。
ポン ドラ
ここはぶつかり合い。
後に里見がをツモで4000は4400オール。
このアガリで里見がめいをまくる!!
里見64300 めい55400 夏月▲5600 楓愛▲14100

南2局5本場
里見がまだまだ止まらない。
ドラ
を一発ツモで4000は4500オール。
これが1回戦のトドメとなるか。

南2局6本場は、夏月がドラのをポンし
ポン ドラ
のテンパイ。
めいのかわし手-待ちとのめくりあいに勝ち、ツモ。2000/4000は2600/4600。

長い南2局が終わり、南3局へ
里見がドラのがアンコの配牌をもらうが、楓愛が丁寧にまとめ、
ドラ
でリーチ。を一発ツモし2000/4000。

夏月▲2300 楓愛▲13100 里見71100 めい44300
でオーラスを迎える。
かなり縦長な点棒状況のため親の夏月やマンツモ条件の残る楓愛以外は、着順アップというよりは素点を稼ぐ選択や、打点上昇が見込めないなら素点を削られてしまう事を嫌がり、この半荘を終わらせる選択に出ることが予想される。

先手は親の夏月で絶好のを引きいれリーチ。
ドラ
現物がない里見が手をかけたのが
2着目のめいにハネマンツモ条件ができるなど手痛い12000の放銃となってしまった。

オーラス1本場
親の夏月はここから
ドラ
まだまだ諦めないと、序盤にをスルー。
すぐにを引きいれリーチ。
でツモアガリ2000は2100オール。

オーラス2本場
里見がこの半荘を終わらせにタンヤオの仕掛け、それに合わせて親の夏月もタンヤオの仕掛けを入れる。
夏月のアンカン直後に楓愛がリーチ。着順ダウンの可能性が低い夏月のプッシュが掴り8000は8600のアガリで一回戦は
里見57000 めい42200 夏月7400 楓愛▲6600で終了。

高打点のアガリが多く、点差はかなり開いたが、全体的に丁寧でスキのない内容の良い麻雀が多く見られ、アガリが多くでる半荘になったように思える。
1回戦から2時間オーバーのゲームとなり、後の4回戦の集中力も勝敗を分ける要因となりそうだ。


★2回戦
夏月→楓愛→里見→めいの並びでスタート。

東1局
里見がタンヤオのみのダマテンを夏月から打ち取り1300。
2回戦は静かなスタート。

東2局
里見がめいから打ち取り1000点のアガリでかわす。

東3局も先手のかわし手を入れた夏月が里見から1000点のアガリ。

東4局
里見が序盤に
ドラ
からチャンタ狙いの意思を感じる打
夏月がをチーしてマンズの清一色仕掛け。
親のめいが
ドラ
のタンヤオ七対子テンパイ。
を引けば二盃口だが、共に場に多く切られ、待ちのソウズの場況はかなり良い。
強気にリーチの選択もある中、手堅くダマテン。間も無くしてツモの3200オール。

東4局1本場
この局は里見、楓愛のリャンメンリーチに親のめいが挟まれ、イーシャンテンをキープした打牌が捕まり里見に1300は1600の放銃。

東場が夏月22500 楓愛18800 里見 26700 めい32000で終了。
2回戦は1回戦と打って変わり、低打点の地味な展開が続き、南場へ。

南1局
先制テンパイを入れたのは、夏月。
をポンして
ポン ドラ
マンズの場況がかなり良い中、楓愛もタンヤオ七対子の同テンで追いつきダマテン。
ドラ
2人に追いついためいがリーチ。
これを楓愛から一発で打ち取り5200のアガリ。
ロン ドラ 裏ドラ

南2局
手が入ったのは、トップ目のめい。
絶好のを引き入れ
ドラ
のダマテン。これを厳しい展開に追い打ちをかけるように楓愛が掴んでしまう。
めいは8000のアガリ。

めい45200 里見26700 夏月22500 楓愛5600
で迎えた南3局。
里見、めいの親番が残っており2人の連続連対が見えてきた。
この局は先制リーチの里見、追いかけリーチの夏月、終盤うまくテンパイを入れためいの3人テンパイで流局。

南3局1本場
里見がまたもや先制。
ドラ
の確定三色の本手リーチ。
夏月が強気の
ドラ
の追っかけリーチ。
これは引き分けの2人テンパイ。
夏月は里見の手を開けられホッとしたか。

南3局2本場
親の里見が早々に仕掛けを入れ供託4本を取りにいく。
めいも仕掛けを入れるが、テンパイ打牌が里見に捕まる。めい→里見2900は3500。

南3局3本場
序盤に夏月がリーチ。
ドラ
他三者に受けられ、1人テンパイで流局。

めい41600 里見32300 夏月25000 楓愛100で迎えたオーラス4本場 供託1本 ドラ2p
夏月にダブルリーチチャンスの配牌が入る。
5200以上の出アガリかマンツモ以上を狙いたいので引きなどは最高だが、
ドラ
この手牌に第1ツモは
2巡目に引きテンパイを果たすが、裏ドラや一発に頼る条件になることと打点上昇する手代わりが多いためしっかりダマテン。
狙い通りを引きリーチ。
ドラ
間も無くしてをツモの2000/4000で夏月が2着浮上。トップはめい。
連続ラスになった楓愛が苦しい展開で消極的な選択が心配な半荘となった。


★3回戦
里見+66.9→めい+79.4→楓愛▲128.9→夏月▲17.4の並びで始まった。
里見、めいは折り返しとなる3回戦目でトップを取り抜け出したいところ。
楓愛は、苦しいポイント状況となっているので、優勝のためには3連勝を意識して戦わなければならない。

東1局
先制テンパイは、親の里見。
タンヤオでドラ単騎のダマテン。
夏月が追いつき
ドラ
でリーチ。
同巡に里見がを引き
ドラ
で中筋になっているドラのを勝負し追っかけてリーチ。
ドラの安全度と、めくりあいの強さを重視した3面張リーチか。
このリーチの決着は夏月がを一発ツモの2000/4000

東2局
里見が先制を打つも、親のめいがタンヤオ仕掛けで押し切り500オールのアガリ。

東2局1本場
里見のリャンメンリーチに楓愛が掴まり2600は2900の放銃。

東3局
ドラドラで役牌を仕掛けた里見、
純チャンドラ1でチー発進の楓愛、
その仕掛けを受けたが七対子でまとめた夏月が、2枚切れのかマンズの場況のいいの単騎選択。
を選択した夏月はこれをしっかりものにし楓愛から3200の出アガリ。

東4局 ドラ南
ピンズのホンイツに向かった親の夏月がメンゼンテンパイをダマテン。
ドラ
めいも三色に仕上げ
ドラ
のダマテン対決。
夏月がを引きツモリ三暗刻と字牌含みシャンポンになる打
めいがを掴んでしまい、夏月に12000の激痛の放銃。夏月がこの半荘トップならこの局がターニングポイントと言えるのではなかろうか。

トップに躍り出た夏月の連荘で
東4局1本場 ドラ
早々に出たドラを里見がポンしてバックの仕掛けを入れる。
親の夏月、アンカンを入れた楓愛も粘るが終盤はまだ見えていない役牌のを警戒して結果、里見の一人テンパイで流局。

里見244→めい125→楓愛154→夏月477で南入。
南1局2本場
トップ目からかわし手の仕掛けを入れる夏月にめいが追いつきリーチ。
一発ツモの1000/2000は1200/2200

南2局 ドラ
めいがイッツー確定の愚形2600テンパイをダマテン。自分の点棒状況的にリーチもあったか。
楓愛がしっかりまとめ-のリャンメンリーチ。
高めのツモで1000/2000

南3局
楓愛182→夏月455→里見212→めい151
トップが欲しい楓愛は、落とせない親番。
夏月はリードが十分あるので、できれば里見、めいを逆連対させることも考えたいところ。余裕があれば楓愛からの見逃しもあるか。
めいがマンズのホンイツの仕掛け。

夏月が
ドラ
と高めなら高打点のテンパイ。
が自分から4枚見える等、場況も最高。
これを楓愛からの見逃しも考慮しダマテン。
後にをツモり500/1000
この選択は難しかった。

オーラス
親番の夏月は、現在3着の楓愛を2着にする作戦をとりたいところにドラトイツのタンヤオに行けそうな配牌。
里見、めいは、これ以上の加点も許したくなく自身の連対も目指したい。
夏月が序盤にドラがアンコになり
ドラ
ポンから発進。
周りから見ると低打点の仕掛けをリャンメンから入れてくることが考えにくい状況なのでかなり警戒されそう。少し慌ててしまったか。
もポンできテンパイを入れるがあがれず手牌を伏せて全員ノーテンで流局。周りも流石に鉄壁の守りであった。


★4回戦
楓愛▲151.7→里見+67.6→夏月+50.1→めい+34.0でスタート
楓愛は後がなく2連勝したい。トップしかいらない極端な打牌をしてもいい状況だ。
残り三者は最終戦に向け、だれがリードを得るかが見どころ。

東1局
夏月がアグレッシブにマンズのホンイツの3副露。
めいも役牌を仕掛け1000点のテンパイと煮詰まっているところに里見が、
ドラ
は4枚切れとなっているが勝負手をリーチ。
トータルポイントプラスな3人のめくりあいの軍配はめいの400/700

東2局
マンズのホンイツに向かって仕掛けた里見が、二つ仕掛けた役牌チャンタのめいの仕掛けに2000点の放銃。

東3局
親の夏月がピンフドラ1の先制リーチ。
楓愛が分岐点の多い手牌をまとめ、めいも副露をいれタンヤオドラ1のテンパイを果たす。
当たり牌を掴んでしまうのはここまでも苦しい展開の楓愛。
めいに2000点の放銃。

東4局
先手はめいで間をチーしてバックの仕掛けを入れるも一旦の形テンのテンパイ。
チー ドラ
夏月もピンズのホンイツで仕掛け返しテンパイ。
ポン ドラ
ここに里見が腹をくくって、と押し切りリーチ。
ドラ
楓愛が里見の現物を追ってしまい夏月に5200の放銃。

楓愛171→里見216→夏月288→めい325
で南入。

南1局
ドラのが3人に1枚ずつ散らばり重い展開に。中盤にタンヤオの仕掛けを入れることもできたが、を切らず中盤重ねてテンパイを入れた夏月がめいから8000を討ち取る。
ドラ

南2局
親の里見が先制リーチを入れめいから出アガり2000点で連荘。

南2局1本場
連荘したい親の里見がかなり苦しい配牌だが、連荘のため中盤から形テンを目指し隙なく仕掛けを入れる。
夏月もタンヤオドラドラの仕掛けを入れるがそれに間に合った楓愛がリーチ。
ドラ
これをツモりあげ1300/2600
里見の親落ちは痛い。

南3局
夏月364→めい211→楓愛226→里見199
夏月からするとこのまま終わりたい最高の並び。
そうはさせまいと里見がダブリーチャンスの配牌をもらう。
序盤にリーチのみ愚形のテンパイを果たすがテンパイ外し。
フリテンだが、テンパイをし直しリーチ
ドラ
追いついためいがリーチをするが、このまま二人テンパイで流局。

1本場供託2本で迎えたオーラスは
めい216→楓愛211→里見204→夏月349
の点棒状況。
ハネマンツモトップを諦めた里見が役牌を仕掛けあっさりアガリ1000は1300で2着浮上。


★最終戦
めい+15.6→楓愛▲191.9→里見+71.3→夏月105.0
の並びでスタート。
里見、夏月はトップを取れば優勝。
夏月は、里見以外がトップなら素点次第では優勝もあり得る。
めいは自身がトップを取った上でも里見、夏月との着順や素点を調整する条件がある。

東1局
分岐点があったのはトータルトップの夏月。
ドラ
が場に一枚切れという状況から打を選択。
ツモでリーチし、めいの追っかけリーチが来るもをツモり選択正解。

東2局
チャンスはまたも夏月。七対子のダブリーチャンスから3巡目にテンパイ。
前局に満貫のリードがあるのでここは無難にダマテンを選択しめいから1600の出アガリ。

東3局
トップがほぼ必須のめいがドラアンコのリャンメンリーチ。
2巡目からイーシャンテンの里見がやっとのテンパイをいれるが宣言牌が捕まり8000の放銃。

東4局
夏月が純チャンドラ1のチーテンを入れすぐにツモり2000オールでリードを広げる。

東4局1本場
またもリードを広げるべく夏月が先制のリャンメンリーチを打つが、めいが夏月の現物待ちでダマテンにしていたところをツモアガリで2000/4000は2100/4100
ツモ ドラ

最終戦の南場は自分の親番が落ちてしまうと、優勝の条件を満たしていたり、条件を満たしやすくなるためのアガリにしか価値がなくなってしまうため親権維持はかなり大事になってくる。

南1局
親のめいが役牌アンコの手を仕掛け、無難に700オールで連荘。

南1局1本場
前局のアガリでめいが夏月と同点トップとなりこの並び。
めい358→楓愛182→里見102→夏月358

ここは役牌を仕掛けた夏月がめいの最後の親をかわし、里見から1000は1300。
このままの着順の並びだと、めいは自身がトップを取った上で2着になることが濃厚な夏月と、約5万点の差をつけないといけない。

南2局
ここまで出番がなかった里見が先制リーチ。
ドラ
一人テンパイで流局し他家と少し差を縮める。

南3局1本場
現在の点棒は
里見109→夏月361→めい348→楓愛172

トップが欲しい里見が最後の親番。
逆に言うと夏月はこの親番を落とすと次局は自身の親番なので伏せれば優勝。
この局がこの大会の事実上の最終局のようなもの。
里見はドラドラの手牌だったがノーテン流局がかなり罪深い局面なので早めに形テンを入れ望みを繋ぐ。

南3局2本場
夏月が早々に仕掛けを入れ、
ポン ドラ
のテンパイ。
落とせない親番の里見はメンツ手はリャンシャンテン、対子手はイーシャンテンの難しい両天秤の手牌から対子手に決める。
これが裏目に出てしまいテンパイを果たせず。
その隙に夏月がめいから、3900は4500のアガリ。

夏月431→めい288→楓愛157→里見124
この並びで迎えたオーラスの優勝条件が、めいが夏月から役満直撃、里見は夏月から役満の直撃か、役満ツモという厳しい条件だけが残るが何事もなく流局し決着。

優勝は夏月美勇!!
5回戦中3トップで危なげなく優勝。
彼女はこの決勝の間、半荘が終わる毎に良かったところや悪かったところのアドバイスを他人から聞いていて、細かいところに渡って見直していた。その貪欲な姿勢がもたらした優勝ではないかと感じるし、これからの成長もより期待される。
初タイトルおめでとう!ここから常勝への一歩を踏み出す。

                                                                             (文・原田 翔平)

 

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