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優勝 眞崎雪菜

約半年のリーグ戦を勝ち上がり、
前期女流雀王 崎見百合に挑戦した、眞崎・横山・鷹来の3名。全15回戦の決定戦が終了し、新女流雀王が誕生しまた。
第4期女流雀王は、眞崎雪菜。
2日目まで の大幅なマイナスからの大逆転で優勝を手にしました。

最終成績は以下の通り

順位
名前
1節
2節
3節
合計
1位 眞崎 雪菜
-181.3
-42.5
239.8
16
2位 崎見 百合
154.8
2.8
-150.2
7.4
3位 鷹来 奈央子
58.4
17.9
-81.8
-5.5
4位 横山 明香
-31.9
16.8
-7.8
-22.9

各節5回戦 計15回戦

 

 

第4期女流雀王決定戦今年最初の協会タイトル戦決勝である『第4期女流雀王決定戦』。
その初日が1月28日(土)に旗の台「オヤガー」で行われた。
女流雀王決定戦は、1日5半荘を3日間、計15半荘で争わる。

ちなみに、歴代女流雀王は・・・
初代:手塚紗菊
2期:奥村知美
3期:崎見百合

今期の決勝メンバーは・・・
崎見百合
横山明香
鷹来奈央子
眞崎雪菜

ディフェンディング制ながら、いまだに連覇のない女流雀王戦。
今年は、実績で他を上回る崎見が連覇に挑む。
相手筆頭は過去に日本オープンでの決勝進出経験もある横山。
2期連続の決定戦進出となる今回、今年こその気持ちは強い。
決勝初進出となる、眞崎と鷹来も女流本戦では強い麻雀を見せてきた。
初決勝に戸惑いさえしなければ侮れない。

1日目

1回戦
先手を取るためにどうしてもトップが欲しい
誰もがそう願うところ。
特に決勝初進出の鷹来・眞崎はその思いが強かったのでは。
しかし、実績で突き抜ける崎見がそんな想いを打ち砕く。
リーチに対しても怯まずに、力強くアガりきる。
浮き足立つ他者をよそ目に、ただ一人自分の麻雀を打った崎見。
まず一歩抜け出した。
結果、トップから崎見・鷹来・横山・眞崎

2回戦
この日は決勝初参戦の二人で明暗がはっきりと分かれた。
好調だったのは鷹来。
そんな鷹来が崎見とのマッチレースを制してここではトップ。
山場は南3局2本場。
先に動いたのは崎見。
ダブ南を仕掛けた後、ドラの間五筒をツモり絶好のテンパイ。

一萬二萬三萬二筒二筒四筒五筒六筒六索七索 ポン南南南  ドラ五筒

勝負ありかと思われたが、鷹来がしぶとく追いつき、そしてアガりきった。

六萬七萬八萬四索五索八索八索八索發發 ポン中中中 ロン三索ドラ五筒

点数は1000点と安いが価値のあるアガりとなった。
結果、トップから鷹来・崎見・眞崎・横山


3回戦
この日の鷹来が好調なのは見てる側にも十分伝わってきた。
3回戦も南2局を迎えてトップ目。
そんな情況で入った役なしドラなし両面テンパイ。
当然のように打たれるリーチ。
他者の手の進行は遅く、待ちは山に残っていた。
十中八九鷹来のアガりのはずだった・・・

7巡目 二萬三萬五萬六萬七萬八萬八萬一筒一筒一筒五索六索七索ドラ九索

しかし、ツモれどツモれどいない一萬四萬
唯一人前に出てきている崎見からもこぼれてはこない。
そうこうしているうちに、10巡が過ぎた。
静かに二索を河に置くと、ロンの声。

五萬五萬二索二索七索七索八索八索九索九索白白白 ロン二索ドラ九索

痛恨の親満放銃だ。
この両面リーチが悪いとは思わない。
しかし、今回に限ってっては最悪の結果となってしまった。
結果、トップから崎見・横山・鷹来・眞崎

4回戦
ここまでトップ・2着・トップで独走態勢を築いてきた崎見に待ったがかかる。
タイトル戦の決勝などではよく見られる包囲網にかかってしまったのだ。
簡単に包囲網といっても3人の気持ちが一つにならないと成功しない。
崎見にはアガらせない
そして、崎見をラスにするんだという気持ちが一つになった。
まさにタイトル戦の醍醐味。
結果、トップから横山・鷹来・眞崎・崎見

5回戦
まだトップに立つ崎見への包囲網は続く。
しかし、包囲網を破る強烈な一撃が炸裂した。
東4局親番での崎見のリーチ。
他者の崎見への放銃はありえない。
当たり牌を押さえて待ちを潰す。
流局かと思われたその瞬間、雷光が落ちた。

三萬四萬五萬七萬七萬五筒六筒七筒二索三索四索七索八索 ハイテイツモ六索ドラ五萬ウラドラ八索

あまりにも大きな6000オール。
3者の気持ちを折るのに十分なアガりであった。
結果、トップから崎見・鷹来・眞崎・横山


初日の結果は・・・
 崎見  154.8
 鷹来   58.4
 横山  △31.9
 眞崎 △181.3

崎見の安定感が光る。
横綱相撲で首位をがっちり確保。

2日目

6回戦
追う側と追われる側
タイトル戦においては断然追う側が有利である。
前半大量リードしたもの後半に厳しいマークに合い、タイトルを逃すなんてケースもよく見られる。
先手は取りたいが、マークはされたくない。
難しい問題だ。

今回、追われる側の立場に立ったのは崎見。
1日目の後半戦同様、この日もマークが厳しい。
ノーホーラーでのラスを引かされる。

この半荘トップは眞崎。
大物手は入らないものの、手数で圧倒し決定戦初トップ奪取に成功。
やっと本来の麻雀になってきた感じか。
トップからの並びは、眞崎・横山・鷹来・崎見
初日のトータル順位とまったく逆の結果。
一気にポイント差が詰まった。

7回戦
東4局、親番の鷹来に早い手が入った。
4巡で以下の形。

二萬三萬六萬七萬八萬八萬八萬五筒六筒七筒七筒五索八索九索ドラ六筒

ダイレクトの7引きを考えるとペンチャンは落としにくい。
タイトル戦の決勝ともなれば余計に悩むところか。
実戦では、鷹来は五索を切った。
しかし、先に引く四索六索
さらに切られる一萬四萬
追い討ちをかけるように打たれる崎見からのリーチ。
なんとか追いつくもののリーチ後に崎見への放銃となってしまう。
1巡早く崎見の河に捨てられた一萬が悲しく微笑んだ。
このリーチ合戦を制した崎見が僅差のトップを獲得。
トップから、崎見・横山・鷹来・眞崎

8回戦
下克上。
ついに1回戦から不動の首位を守ってきた崎見の牙城が崩れた。
珍しく大きな動きもないままに迎えたオーラス。
鷹来が怒涛の連続アガりを決めた。

一筒一筒一筒二筒三筒四筒五筒六筒四索四索東東東 一発ツモ四筒ドラ無し

三萬三萬四筒四筒五筒五筒八筒八筒七索七索八索發發 ツモ八索ドラ四筒

会心の親満2連発。
横山が地獄の白単騎を止める隠れたファインプレーもあったが、そんな事はまったく気にしない。
トップから、鷹来・眞崎・横山・崎見

9回戦
8回戦同様にオーラスの親のアガりで勝負が決まった。

二萬三萬五萬五萬五萬六萬七萬八萬七筒八筒九筒三索三索 一発ツモ四萬ドラ九筒ウラドラ一萬

イーシャンテンでの五残しが絶妙で、見事な親満ツモであった。
アガったのは横山、捲くられたのは崎見。
崎見にとって今日は苦しい展開が続く。
これで、横山がプラスゾーンへ。
トップから、横山・崎見・鷹来・眞崎


10回戦
オーラスまで淡々と進み、僅差ながら崎見がトップ目。
ラス目の横山が満貫ツモなら一気に捲くられ、一人ノーテンでもトップ陥落という情況。
結果は二人テンパイで終了し、崎見のトップ。
横山が一発orウラ条件のリーチを敢行していれば・・・
眞崎が頑張ってテンパイを維持していれば・・・
タラレバはいろいろあるが実際には厳しい選択ばかり。
今回は崎見に勝利の女神が微笑んだ。
結果、トップから崎見・鷹来・眞崎・横山

2日目を終えてのトータルポイント
崎見  157.6
鷹来   76.3
横山  △15.1
眞崎 △223.8

3日目

協会ルールでは1回のトップ・ラスで100Pくらいの差は簡単に入れ替わってしまう。
鷹来・横山にも戴冠のチャンスが十分ある点差だ。
ただ一人、眞崎だけはさすがに厳しい。
3つ巴の激しい攻防を予想していたのだが、予想外の展開を見せる。
なんと、最終戦を前にしてトータルポイントが、

崎見   50.4
鷹来   △9.8
横山   △3.9
眞崎  △41.7

となったのだ。
崎見と眞崎にあった380Pもの差が100P以下に縮まり、全員に戴冠のチャンスのある大混戦。
いったい、何が起こったのか・・・

11回戦
「オハラス」常習犯の横山がデカトップを奪取。
一人テンパイ→500・1000→3900と得点を重ねて、迎えた親番で、

一萬一萬七筒七筒八筒八筒二索二索五索五索六索六索中ドラ七萬

の七対子リーチ。
最後のツモ牌で力強くツモアガった。
ウラドラがFとなって6000オール。
決定戦ではここまで、ウラドラに裏切られ続けてきたがここでついに。
トップから、横山・眞崎・鷹来・崎見。

12回戦
眞崎のデキが良い。
本来の手数の多い麻雀が出来ているし、ここぞの選択を的確に判断できている。

三萬四萬四萬五萬五萬六萬四筒四筒五筒六筒六筒 カン裏八索八索裏ドラ南四索

先制リーチが入っている場面。
ピンズの情報はほとんどなくほぼ同条件。
眞崎が選択したのは打四筒
これが大正解で、
一発で三筒をツモ。
さらにウラウラで3000・6000のアガりとなった。
崎見も良く粘り2着を死守。
トップから、眞崎・崎見・横山・鷹来。

13回戦
オーラスを迎えて、トップ目の崎見。
初日・2日目まではすんなり終わっていたのだが・・・
イーシャンテンまでいったところで親の眞崎からリーチ宣言。
同巡に崎見にもテンパイが入る。
悩んだ結果、自分でトップを決めに行くリーチを決断。
しかし、宣言牌である二索で放銃となってしまう。

六萬七萬八萬四筒四筒三索四索四索五索六索發發發ドラ六萬ウラドラ四筒

ウラウラとなり親のハネ満。
痛恨の放銃となってしまった。
これで2着に転落。
さらに1本場、
ここまで要所で崎見を苦しめてきた鷹来がここでも一仕事。
親リーをかわして崎見をキッチリと捲くるアガりを決めたのだ。
これで崎見はまさかの3着で終了。
トップから、眞崎・鷹来・崎見・横山。

14回戦
東パツの親とのリーチ合戦を制した眞崎がその後も加点して衝き抜ける。
焦点が2着・3着争いになったところで、鷹来と横山のそれぞれの親番で早い手が入る。
鷹来:4巡目リーチの七対子ドラドラ
横山:ダブリー・ツモ・ドラ
ともに親満成就。
このあおりを受けた崎見が痛恨のラス。
トップから、眞崎・横山・鷹来・崎見。

そして迎えた最終戦。
横山:トップ条件。
鷹来:崎見が2着なら20200点差以上つけたトップ条件。
眞崎:崎見をラスにしてのトップなら無条件、崎見が3着なら32100点差以上つけなければならない。

もの凄い緊張感のなか始まった最終戦。
東場は静かに進行。
南1局の親番で眞崎が細かいながらもアガりを重ねてトップ目に。
崎見がラス目のため暫定的ではあるがトータルトップ目に躍り出た。
会場がどよめく。

南2局の崎見の親番。
安目ながらツモアガりが出る。

六萬六萬一筒二筒三筒一索二索三索四索五索七索八索九索 ツモ三索ドラ三萬ウラドラ二索

ウラが乗って2600オール。
2着以上なら連覇濃厚なこの局面では大きなアガりだ。
このまま点棒が減ることがなければ・・・

しかし南3局、崎見に試練が待っていた。
親の横山と鷹来の2軒リーチに対して完全な手詰まりとなる。
親だけには振れない情況で選択したのは五筒
親のピンズのバラ切りと鷹来の第1打八筒
最善の選択をしたかに見えたが、鷹来の手が開かれる。
一萬一萬三萬四萬五萬三筒四筒七筒八筒九筒三索四索五索ドラ七萬ウラドラ六萬

高目の放銃となり一気にラス目へ転落。

オーラス。
それぞれの条件は・・・
眞崎:崎見をラスのままのアガり
崎見:3000点差の3着目を捲くる
横山:眞崎からの満貫直撃か倍満ツモ
鷹来:ラス親なのでひたすらアガる

それぞれの想いが交差しながら取られた配牌。
麻雀の神様に一番愛されたのは眞崎。

一萬八萬三筒三筒七筒八筒三索七索八索九索白白ドラ一索

白さえ叩ければの配牌。
1巡目に出される白。
そして・・・
数巡後に手が倒された。

三筒三筒七筒八筒七索八索九索 チー九萬七萬八萬 ポン白白白 ロン六筒ドラ一索

第4期女流雀王誕生の瞬間だ。

第4期女流雀王は、
最終日だけで380P以上の差を一気に捲くった
眞崎雪菜      

文:渡辺順洋

眞崎 雪菜プロ第4期女流雀王に輝いた、眞崎プロのインタビュー!

第4期女流雀王、おめでとうございました!
今の気持ちを聞かせてください。

 ありがとうございます!
まだあまり実感がないです。でも、本当に嬉しいです!

1日目は大きなマイナスを作ってしまいましたね。
初決勝ということで緊張もあったのでしょうか。

 いえ、私、あんまり緊張しない方なんです。
ただ、手が追いつかない焦りから、我慢がきかなくなって、自分の麻雀が打てていなかったと思います。

 

麻雀史上稀に見る大逆転劇・大接戦でしたね。
3日目のスタート時点ではトップの崎見プロと400ポイント近く離れていたわけですが、
そのときはどのように打とうと考えていましたか?

 守っていたら勝てない。自分の最大の武器「爆発力」を信じて、
とにかく一つでも順位があがるように、トップめざして「押せ押せ」で打とうと決めていました

正直勝てると思ってました?

 全く思ってませんでした(笑)。でも、あきらめたくないという気持ちが強かったです。

最終半荘の南4局、出あがりに条件はありましたが、あがればトップという状況でした。
優勝を目の前にして、どのような気持ちで打っていましたか。

「この局をあがりきろう」と、それだけです。
でも、テンパイしたときはさすがに手が震えました。


何が勝因だったと思いますか?

 色々な人から、無理なポイントでも、最後まであきらめるなって言われてたんです。
それでがんばれた部分もあるので、まわりのみなさんの応援が一番の勝因だと思います。

今後、女流雀王としてどのような活動をしていきたいと思っていますか。

 これからが私の麻雀プロとしての始まりだと思っています。
麻雀店のゲストやMJ3で、たくさんの人と打ちたいです!

最後にファンの皆様に一言。

 これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします♪

ありがとうございました。今後の活躍を期待しています。

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