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【担当記者:武中進】

折り返しとなる8回戦が終わった時点でのスコアは以下の通りだった。

第19期女流雀王決定戦8回戦終了時スコア

これが10回戦終了時点のトータルポイントは以下の通り。

第19期女流雀王決定戦10回戦終了時スコア

これだから勝負は最後まで何があるかわからない。
佐月が9、10回戦と連ラスを引いた事で状況は激変、逢川はもちろん大島・澄川も現実的な目を十分に残している。
11回戦の座順は澄川-佐月-大島-逢川でスタート。

「現実的な目はある」とは言っても、澄川が崖っぷちにいるのは事実。
優勝には最低でも3トップ、なにより佐月より下の着順を取る事は即脱落になりかねない状況だ。
だがそんな彼女の思惑とは裏腹に、今日も試練は続く。
開局1300オールで上々のスタートだったが、続く1本場は大島の先制リーチに8000は8300を放銃。

第19期女流雀王決定戦3日目11回戦その1

この時、澄川の手牌は以下の形。

  ツモ

を1巡早く処理できていれば…と悔やまれるが、現在のポイント状況を考えると押すのは止むを得ないか。

一方この和了を決めた大島、東2局は逢川の2000/4000のアガリにより一旦トップを明け渡すが、東3局の親番ではピンフドラ2の3面張をツモり4000オール、再びトップ目に立つ。

第19期女流雀王決定戦3日目11回戦その2

東4局でもリーチのみの手が一発と裏ドラの力で2000/4000に。

第19期女流雀王決定戦3日目11回戦その3

迷いのない手牌とツモをきっちりと生かしての大量リード、しかも佐月とトップラスのおまけつきという文句のない並びである。

ラス目で迎えた南2局佐月の親番。「この親だけは絶対に流す」という澄川・大島の必死の仕掛けを受けるもそれを振り切っての1300オール和了、これで一旦ラス目を脱出となる。

第19期女流雀王決定戦3日目11回戦その4

冒頭で書いた通り、澄川はこの半荘で佐月の下の着順となる事だけは絶対に避けたい立場である。
苦しいながらも佐月をラスに押し込むことが出来ていた中、この和了でいよいよ崖っぷちとなった。
だがその次局、彼女に起死回生の一手が入る。

第19期女流雀王決定戦3日目11回戦その5

ちなみにこの時、澄川の下家に位置する佐月は2フーロして以下の手牌。

   

澄川のは河に放たれる寸前だった。
佐月が切っているのスジという点、澄川が十分な勝負手だという点を考えても本当に出る寸前だったと言えるだろう。
そうなれば佐月がそれをチー、この局はおそらく佐月の和了となっていた可能性が高い。
これが止まるのは、この巡目にラス牌のを重ねて聴牌となる以外なかったのではないだろうか。
たった1巡、1牌の運命のいたずらが澄川にこの和了をもたらした。

第19期女流雀王決定戦3日目11回戦その6

優勝への蜘蛛の糸をつなげる3000/6000は3100/6100。
佐月を再びラスに押し込めるどころか2着目の逢川ともほぼ並んだ澄川、オーラスも逢川のリーチにきっちり押し切って2着でフィニッシュ。
大島-澄川-逢川-佐月の並びで終了となった。

佐月は9、10、11回戦とまさかの3連続ラスで貯金をほぼ使い果たし、大島・逢川は次にトップを取ればトータルトップに躍り出るところまで来ている。
4位の澄川にも充分優勝の目が残っている状況であり、ますます混沌としてきた中で勝負はいよいよ終盤に差し掛かろうとしていた。

この11回戦終了時のスコアが示す通り、この第19期は女流雀王決定戦史上トップクラスの熱戦であり、そして史上最高のドラマが展開された期だったのではないか。個人的にはそう感じている。


第19期女流雀王決定戦11回戦終了時スコア

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