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≪大会レポート≫

それはカンから始まった。

成績表を見てもらえばお分かりいただけるように、準決勝は両卓とも僅差の大接戦。
オーラスまでずっと目の離せない展開。
その中にゲストの歴代新人王がしっかり3名入っていたのはさすがであり、彼らが試合を引き締めたことはお察しのとおりである。

そんなピリピリした空気冷めやらぬまま、勝ち抜いた決勝戦メンバーは次の通り。(敬称略)

1位通過:礒野 康弘(+175.5)
  写真から伝わる爽やかさそのままのナイスガイといった印象であるが、ウエスタンカップでも決勝に残っており、
  競技麻雀への思い入れも深く、若くして落ち着いた空気さえ漂わせる。「ただしイケメンに限る」で残るほうの人。

2位通過:宮崎 信一(+170.2)
 第5期新人王。宮崎和樹との闘いを制した際には「ベガはベガでもホクトベガ!」と揶揄もしたものだが、
 その後雀竜位など大きなタイトルでも幾度となく決勝に残り、既に実績十分のベテランである。

3位通過:南 亮吉(+162.2)
 まだプロになって間もないが、今期もC3リーグを1位でスルスルと昇級しており、ワンデー大会での成績もよく、「気が付けば亮吉」。
 可南の同僚であり、研鑽の環境も良いということであろう。

その可南「うちのメンバーがお店での私の名札にう〇この落書きをするので困ってるんです」と言っていたので、
これは亮吉ではないのか?と問うたところ
亮「いえいえ違うんです。可南の名札には結構余白があったので、何か書かないとさみしいと思ったんです」
桐「違ってないじゃん。〇んこの絵を女の子の名札に書いたことは事実なのだな」
亮「いえいえ、いわば、親切心からなんです」
ドリフで喜ぶ小学生レベルなのか、天才の戯れなのか。何れにしろ侮れない奴である。

4位通過:柴田 秀昭(+141.1)
 競技麻雀への熱意一入。日本オープンやマスターズ、發王戦など、数々の大会で毎年のように本戦出場。
 即ち決勝経験も豊富で、残るべくして残ってらっしゃる威風堂々っぷりである。

スコアを見ていただければお気づきであろう。上から下まで34.4pしかない。
即ちトップをとったものが優勝、完全なる一戦勝負が開始された。

膠着した空気のままに流局し迎えた東2局1本場ドラ。親から南、宮崎、柴田、磯野の席順。
親の南に愚形ではあるが早いリーチが入った。カン待ち。
走らせたくないが、脱落したくもない。皆丁寧に安全牌を並べつつ、隙あらば交わそうという手組。
どんどん筒子が安くなる。全見え。2枚、3枚、南もをツモ切っている。
流局間際、南がをツモ切る。ここで宮崎が、本日一番の長考。

南家・宮崎
 ドラ
テンパイするにはここしかもうチャンスはない。待ちの可能性はかなり低い。
しかしドラである。「チー」、、、「ロン」。

東家・南
 ロン ドラ 裏ドラ
南が、ベテランからをもぎ取った。大きな12000。

続いての山場はすぐに訪れた。東2局2本場ドラ
北家・磯野7巡目、嬉しい方のカンを引き入れて先制リーチ。
北家・磯野
 ドラ
高め安めのない満貫からの万全の体制である。
捨て牌は、

これを受けた親の南。10巡目にテンパイするがこの形。
東家・南
 ツモ ドラ
あなたならどうしますか。14000点の浮き。を落として廻る方が多いのでは。
しかし南の決断は違った。切りリーチ。
磯野の河のピンズは序盤のそしてその後が通り、マンズは無さそう。即ち大本命もいいところである。
女流雀王最終日に選手達が見せた「ただ決意して飛ぶ行為(Copyright:武中進)」ともいえる腹を括った真っ向勝負。

しかし依然として礒野有利と思われた切り合い。即で磯野がつかんだのはまさかの
さすがの磯野も苦悶の表情を浮かべる。しかしそれすらカッコいい(但しイケメンに限る)。
ざっと、柴田と3万点、磯野・宮崎と4万点の差がついた格好だが、南は緩めなかった。
東家・南

この5巡目リーチを8巡目にでツモる。

手が付けられない状況ではあるが、他3人も当然諦めてはいない。親の時はしっかり連荘、子の時は高い手を作り南を狙い撃つ。
しかし宮崎のメンチンも、柴田のホンイツ・ドラも、南が放銃することはなかった。

5万点の差はあまり変わることなく南入。“親対南”の局消化の様相であるが、ここで柴田に大物手。
南3局 南家・柴田
 リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ
倍満で3万点差に詰め寄って親番を迎える。逆転が見えてきた。そして早速この手。

南4局 東家・柴田
 チー ポン ドラ
タンヤオ・ドラ3の親満テンパイ。トップ目を走る南はポンから交わしに行った。
西家・南
 ポン ドラ
ここへを持ってくる。暗カン。新ドラがとなり、柴田の迫力が増す。

16巡目、南がをさっとツモ切り。同巡、柴田がを持ってくる。
も南に危ないが、今が切られたことが影響したのか、打

南「ロン」
南がまたもをベテランからもぎ取り事実上最後のチャンスを消化、そのまま優勝となった。

アヤ牌などというオカルトを今更持ち出したくないが、南がカンの交わし手をテンパイしたときに、これで勝つのだろうな、と予感した。
結果としてではあるが、カンに始まり、終わった。

他3選手も見事であったが、ことごとくアガリ牌が南に味方した印象であった。
しかしこれは仕方ない。麻雀が抽選のゲームでもあるということ以上に、ドリフ小学生が大好きなをもぎ取るのは予定調和必定。
お手の物なのであるから。

大会レポートなのでこれ以上の下衆なメタファーは避けるが、南は今日も可南の名札に運をつけ、自らの不思議なカルマを積み上げているとのことである。無敵か。

(文責:桐山のりゆき)

 

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